台湾映画「共犯」感想
089ac18828b4431e.jpg
普通に面白かったです。 3つ★半
台湾の高校も、日本も、あんまり変わらないのかなあ・・・と少々感じました。

ある少女が自殺した。その死体発見現場に偶然居合わせた3人の男子。
ヤンキーっぽい子、いじめられっ子、瑛太に似た優等生。
普段なら一緒につるまないであろう、たぶん別々のグループにいるであろう3人だが、この事件がきっかけで、3人で一緒に過ごす様になる。
3人とも、みんななんだか楽しそう。
それを一番嬉しく思い、この関係、時間を失いたくなかったのが、いじめられっ子の少年だった。

★以下ネタバレ★
なんと、自殺した少女に意地悪をしていたらしいクラスメート、彼の作り話だったんです。このまま、3人で一緒にいたいがために、何か事件性を作り、それに向かって3人で計画を練り、行動する、それを途絶えさせないためだったのです。
クラスメートの女の子は、いいとばっちりですよ・・・。
で、沼で3人ではしゃいでいたら、優等生君が溺れかけます。それを助けようとする2人。バタバタもがいた優等生君の腕が、偶然当たりが悪くてイジメられっ子君にあたり、なんと彼が死んでしまいます。
怖くなって、その場から逃げ出した優等生君。
ヤンキー君は逃げも隠れもしないで堂々としていたのですが、元来の素行が悪かったせいか、犯人扱いされてしまいます。
嘘もみんなが信じれば本当になる、との言葉通りに。
このヤンキー君、結構義理堅いやつで、根は男気溢れる立派なヤツなんですよ。本当は優等生君も一緒にいたのに、それを誰にも言わない。後から落とし穴に落とされた女子が、見ていた事が発覚しますが、言うな!と口止めする。

かたや優等生君は、死んだいじめられっ子の妹(とてもカワイイ)と数回会っているうちに、好意を持たれてしまいます。
彼女の信頼や愛情が、彼を苦しめて、隠していることに耐えられなくなっていきます。

3人の少年それぞれのキャラが立っていたし、台湾の学校の様子などもかいま見れて、面白かったのですが、自殺した美少女の、死んだ理由が、どうもピンと来なくて・・・。母親が多忙で、愛情に飢えていた様子ですが、まあ、そんな事では死なないでしょうし。
以上

私も、記憶の中の、忘れていたずっと奥に、確か私もこれと似たような気持ちになったことを数十年ぶりに思い出しました。
学園祭だったでしょうか、何かの行事だったかもしれない。
普段いつもつるんでいるグループの仲間じゃない、全く交流の無い人達と、にわか、その行事の間だけ集まってワイワイやったんです。凄く楽しかったのに、その行事が終わってしまうと、この良い関係が終わってしまう、というのが、とても残念で。この行事が終わっても、交流を途絶えさせたくないのに、でもその時限定の友達として、終わってしまうことは、解っているんですよ。
うーん、でも今だったら、SNSとかで、かろうじて繋がり続けることが出来たりするんだろうか?
だから、いじめられっ子君の気持ちは、よーく解りました。
でも、誰かを悪物にしたてあげるのは、イカンです!!

共犯 (2014/台湾)
Partners in Crime
監督 チャン・ロンジー
脚本 原作 シア・ペア / ウーヌーヌー
出演 ウー・チエンホー / チェン・カイユアン / トン・ユィカイ / ヤオ・アイニン / ウェン・チェンリン / サニー・ホン

チャン・ロンジー監督の「光にふれる」も、まあまあ面白かった映画でした。
【2016/06/25 19:31】  コメント(4) | トラックバック(1) | 中国・台湾映画
TOP ▲HOME
 
<< 「鍵」 (1959) 市川崑 感想 | ホーム | 「台北の朝、僕は恋をする」ネタバレあらすじ・感想>>
コメント

お邪魔します
自分の学生時代も思い出したのね
確かに似たようなことあったな・・って
あるよね。学生時代ってもういろいろ複雑な
人間模様だったし、私も(笑)
この映画途中で一人いなくなるでしょ。
ビックリしたよ。まさかの展開で。
女の子の動機ね。
ちょっと理解できなかったよね
いくら家庭で問題抱えていたとしても飛び降りる
レベルではない内容にみえたけど。さみしいからって・・
まあ、思春期はわからないことたくさんっていうことで。

谷崎の作品の感想もみたよ。
古い映画だね。鍵は知っているけど
うん…怪しい内容だよね・・笑
みみこ  【 編集】  URL |   2016/06/29 16:09   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんにちは(^O^)
自分は謎解きメインの物語かと思ってたのでそこはちょっと物足りなかったけど、青春モノとしては結構楽しめました。
あのヤンキー君は一番お気に入りで・・と言うか、みんないい子達に見えたんだけどね。
保健室だっけ?の先生が最悪だったよね?
親はそばにいないし、そばにいる大人は解ってくれない・・って感じ?
latifaさんの行事だけの友達のお話、すごく共感!
あるよね、そう言うの。
普通のクラス替えでも感じた事あるわ~懐かしい・・(トオイメ)
つるばら  【 編集】  URL |   2016/07/01 13:02   |  TOP ▲ |


みみこさん、こんにちは!
台湾映画は、なんか日本の「告白」「ソロモン」っぽい雰囲気の映画でも、なんでだか、みずみずしさがあるよね。なんだろね?
「鍵」もご存じだったのねー。
私はお初に見たので、面白かったー。小説も読んでみたいんだけど、谷崎さんの小説って家の図書館に置かれてないんだよね。


気持ちに余裕のないときに来てくれて、ありがとう。
今は大変な渦中な感じなのかな・・・早く落ち着いて、ゆっくりできる様になることを祈っているよ。
何も解らないので、とんちんかんなこと言ってるかもしれないけれど、みみこさんのこと、応援しているよ!
latifa  【 編集】  URL |   2016/07/01 13:42   |  TOP ▲ |


つるばらさん、こんにちは!
> 自分は謎解きメインの物語かと思ってたのでそこはちょっと物足りなかったけど、青春モノとしては結構楽しめました。
そうそう。おなじー。日本の宣伝文句とかDVDのタイトルの作りとかから、謎解き系か?サスペンスか?って思うよね。
でも、青春ものとしては好感持てた!

> 保健室だっけ?の先生が最悪だったよね?
そうだったー。あいつ、ひどいね。
そういえば、日本の保健室の先生で、酷いヤツって設定って、みたこと無い様な気がする。

不良君は、立派な良いヤツだったよね。彼に幸あれ!

うわんー(^^ゞ 私の体験、共感してもらえて、嬉しいぞー!!
latifa  【 編集】  URL |   2016/07/01 13:45   |  TOP ▲ |


コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://latifa.blog10.fc2.com/tb.php/1333-b65202c5

共犯
rambling rose (2016/07/01 13:04)
孤独な男子高校生ホアンは、ある朝、路地裏で女子高生の死体を発見。偶然通りかかった同じ高校の男子生徒リン、イエと共に事件の真相を突き止めようとする。


| ホームTOP ▲ |