「お嬢さん」「私の少女」感想
韓国で、レズビアン内容の作品を作るのは、かなりハードルが高いらしいのですが・・。
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「お嬢さん」
パク・チャヌクのファンです。
本作も、内容さておき、ロケ地、お屋敷、インテリア、色使いなどが素晴らしくて、それだけでもかなり満足。
パク・チャヌク作品は、いつもそういう処が凄く素敵なんですよねー。
洋館と和風ミックスした面白い邸宅の外観、お庭、お屋敷の中の図書室とか、お部屋とか、もう・・・素晴らしすぎて・・・。
横溝正史や、鈴木清順、江戸川乱歩的な、明治とか大正のお屋敷ロマン?をビシバシ感じさせられました。

見終わった後に調べたら、ロケ地は、名古屋近郊にある「六華苑」(旧諸戸清六邸)で行ったとのこと。
でも、写真を見たら、かなりCGで手を加えたようで・・・
映画の中のお屋敷が素晴らしかったので、実際の建物を見たら、あれ・・なんか・・違う・・・

で、内容ですが・・・
なんか、、ヘンテコな日本語、そして、日本人なら笑っちゃうような、卑猥言葉を連発するシーンなど、大真面目に演技している役者さんには申し訳ないのだけれど、なんか可笑しかった。
高貴さと下品さがごっちゃになっている映画で、面白かったですよ。

エロシーンが話題を先行しちゃってるみたいでしたが、確かにフランス映画の「アデル、ブルーは熱い色」」よりも、同性からみシーンは、凄かった気がします。

残念だったのは、ヒロインの秀子お嬢様が、キム・ミニが演じてるんですが、この人があんまり好きじゃなくて・・(すいません!好みのお顔じゃないのです) お手伝いさんのスッキ(キム・テリ)は、可愛くて好きだったのだけれど・・・。もしも秀子お嬢様を、日本人の女優さんが演じていたらなあ・・・と、それが残念です。まあ、この役を引き受ける勇気のある人は、あんまりいないかもしれないけれど・・・。

他の役者さんはというと、ハ・ジョンウ、ムン・ソリなど、好きな人が出演してるのは嬉しかったし、久しぶりに キム・ヘスクさんも拝見できましたし、楽しかったです。

お話は3部に分かれていて、えっつ?!という、どんでん返しがあって、ストーリー展開に意外性がありました。

★以下ネタバレ★
1部の最後で、精神病院にお手伝いさんのスッキが入れられてしまいます。ハ・ジョンウとお嬢様が組んでいたんですね。
と、思いきや、スッキとお嬢様が組んでいたとは!! 2人は無事にロシアに脱出成功できます。船室の中で、無事2人は愛し合って・・・めでたし、めでたし。
以上

お嬢さん (2016/韓国)
The Handmaiden
監督 脚本 パク・チャヌク
原作 サラ・ウォーターズ
撮影 チョン・ジョンフン
美術 リュ・ソンヒ
出演 キム・ミニ / ハ・ジョンウ / キム・テリ / チョ・ジヌン / キム・ヘスク / ムン・ソリ

内容・あらすじ 日本統治時代の韓国。孤児でスラム育ちのスッキ(キム・テリ)は、令嬢・秀子(キム・ミニ)の侍女になった。
主の上月(チョ・ジヌン)は朝鮮人でありながら日本の富豪の娘と結婚し、大邸宅で日本人としてふるまいながら奇妙な暮らしをしていた。秀子は自殺した上月の妻の姪で、秘密クラブを主宰する春本の収集家の上月から、お客の前で朗読とか・・色々な事ををさせられ、屋敷に幽閉されていた。
そんな上月家の資産を狙って、詐欺師(ハ・ジョンウ)がスッキと共に秀子に近づくのだったが・・。
原作はイギリスの官能ミステリー「荊の城」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「私の少女」
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イ・チャンドンがプロデュースする作品で、ペ・ドゥナと、「アジョシ」「冬の小鳥」のキム・セロンが出演している映画、ということで、予備知識なく鑑賞。

ソウルから田舎に飛ばされて来たドゥナ。どうやらソウルでは、同性愛の事がらみで、こっちに飛ばされてしまった様子。
(元彼女が途中でやってくるのだけれど、とてもきれいな人だった。)

さて、この村では、人手不足を解消するため、不法労働者を安い賃金で働かせていて、それを村人は、見て見ぬふりをしているという状態だった。また、虐待されている少女も、見て見ぬふり・・だった。
見るに見かねて、ドゥナは、彼女を家に入れて、一時一緒に暮らすようになるのだが・・・

これはね、元同僚からも、1年間は大人しくしてろよ、って念を押されていたし、疑いをもたれるような行動は、慎むべきだったんじゃないのかなあー。もともと同性愛がらみで、飛ばされたのに、また少女を家に・・・って、それはマズイでしょう?

解らないのは、ドフィーが何故嘘を言ったのか?ってこと。
どんな事されたの?って言われて、されてもいないエロいことを人形で示したのは、何故なんだろう?
そこらへん解る方いたら、教えてください!

★以下ネタバレ★
ドフィーは、おばあさんも殺していたし、父に性的虐待の罪をかぶせた。まあ、あれだけ虐待されていたら、そう行動してしまったのも、、解らないわけではないけれど。一度は彼女のもとを去ったドゥナだったけれど、また戻って、一緒に行く?と誘って、車に乗っている。これからソウルで共に暮らしていくんだろうな・・・って処で終わる。 うーむ。ちょっとあの子と一緒に暮らしていくのは怖いよね・・・。勇気があるなあ・・・
韓国映画って子供だからって容赦ないのよね。本作も悪い事してたのは少女だったってオチだったし。そういった容赦ないストーリーを作れるのが韓国映画の良さの一つだと思います。
以上。

ペ・ドゥナ、すっごくスタイルが良い!警官の服が似合っていて、足が長いからパンツスタイルがスバラシイ。
キム・セロンは、これからどんな女優になっていくのか、怖くも楽しみです。ひょろっと細長く成長したのね。
韓国の女優さんって、ミスコリア系とか美人な人が多いのだけれど、みんな似てるんですよね・・・
そんな中、個性的なルックスの人は映画界でこれからも世界的にも活躍して行きそうですね。

私の少女 (2014/韓国)
도희야 ドフイよ
製作 イ・チャンドン
監督 脚本 チョン・ジュリ
撮影 キム・ヒョンソク
美術 ユン・サンユン
音楽 チャン・ヨンギュ
出演 ペ・ドゥナ / キム・セロン / ソン・セビョク / キム・ジング / ソン・ジョンハク / キム・ジョング
【2017/07/10 17:06】  コメント(8) | トラックバック(1) | 韓国映画
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コメント

「お嬢さん」は「荊の城」原作でしたかー
これ、私映像化されてるのみていて記事にも「荊の城」(上)(下)として、あるの。感想を見る限り、お嬢さんと荊の城あはちょっと違うようだけど。
21日レンタルでしたね、楽しみです

で「私の少女」
>疑いをもたれるような行動は、慎むべき
これねえ。ほんとですよね、私も思った。いくら正義感からとはいえ、それならそういう役所に届けて「申し訳ないが、すぐ行けないので、数日保護してください」ということならわかるけどそういう描写もなかったし。
しかもお風呂も一緒に入ってたし^;
レズビアンだからそういうの平気とか、画的にきれいだとしても、やっぱりおかしいし。
少女の嘘は嫉妬からだと思います。
maki  【 編集】  URL |   2017/07/11 08:55   |  TOP ▲ |


こんにちはー

さすがパクチャヌク、期待を裏切らない面白さでした。直接的なエロはないのにすごくエロティックな感じでしたよね。
あはは、秀子お嬢様確かにもっと綺麗だったらなーって私思いました。

「アデル、ブルーは熱い色」の方は見てないんですよね、、、なぜか
ああいう感じのは見る気がせず、、、

本作はすごく良かったからベスト10入りもあるかも?
mig  【 編集】  URL |   2017/07/11 09:39   |  TOP ▲ |


makiさん、こんにちは!
荊の城、本家本元版の映像作品があったとは!!
それを前にご覧になられていたとは、makiさん、すごーい!
韓国版、鑑賞後の感想も楽しみにしていますね(^^)/

「私の少女」
> 少女の嘘は嫉妬からだと思います。
あ、そうなのかー!ありがとう!教えてもらえて、すっきりしました^^
あの元彼女が来てから、やきもち焼いて、ちょっと荒れたりしていたもんね。
それの流れかあ・・・。
これから先、一緒に暮らしていく間、大丈夫なのかな・・・少々心配・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2017/07/11 16:39   |  TOP ▲ |


migさん、こんにちは!
面白い映画だったけど、これはTVでは放映出来ない作品よね、深夜枠も無理よね・・・。
migさんもパクチャヌクのファンだものね。
秀子役の人、知らなかったけど、海外の映画祭で女優賞も取ってるのね?
昔、韓国ものが好きだったころ、何かのドラマに出ていて、その時にも美人キャラを演じていて、違和感があったのよね・・・。

> 「アデル、ブルーは熱い色」の方は見てないんですよね、、、なぜか
そうなのかー。
映画賞を撮るような、凄い作品ではない気もするけど、ボーイッシュなレア・セドゥが素敵だったよー。
latifa  【 編集】  URL |   2017/07/11 16:57   |  TOP ▲ |


『お嬢さん』はよくもまぁこんな映画を撮ったものだと半分呆れちゃう反面、それはそれで楽しめる映画でした。
でもこんな映画に対する免疫のない方には、どんな感想になっちゃうんでしょうね?
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2017/07/12 00:39   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!
梅雨なのに毎日暑いです。
そちらは酷暑、豪雨など大丈夫でしょうか・・・

> 『お嬢さん』はよくもまぁこんな映画を撮ったものだと半分呆れちゃう反面、それはそれで楽しめる映画でした。
> でもこんな映画に対する免疫のない方には、どんな感想になっちゃうんでしょうね?
そうですね^-^
それにしても、かなり破天荒というか、はちゃめちゃなセリフとか、ありましたよね。
今後もパク・チャヌク作品に期待しています。
latifa  【 編集】  URL |   2017/07/14 13:38   |  TOP ▲ |


こんにちは。
→「お嬢さん」
上品な雰囲気のなかで下品が行われているというのは、横溝正史とか江戸川乱歩とか、確かにその辺の雰囲気に近いですよね
でも、この作品ではえろワードをそのままいってしまってるのでちょっと違うかな
全体的に笑わせようとしているわけではないんでしょうが、結果的に笑ってしまう内容になっているのは、わざとなんでしょうね。
韓国の人はどうなのかはわかりませんが、日本人にとってはギャグにしか思えない言動だったりとか、多かったですね
「荊の城」は英国BBC制作なだけあってしっかりと原作雰囲気に近い映像化作品だったので、本作は原案だけ(視点がかわるとまったく異なる事実がわかるってところ)いただいた作品のようですね
maki  【 編集】  URL |   2017/07/27 12:05   |  TOP ▲ |


makiさん、こんにちは!

ご覧になられたんですねー!
これ、見るときに、子供とか誰かいない時を見て見ないとアカン映画ですよね(^◇^)
エロワード満載で、変態的なシーンも多いのに、全体的な高級感?から、中和されて、下品になってない不思議な作品でした。

> 全体的に笑わせようとしているわけではないんでしょうが、結果的に笑ってしまう内容になっているのは、わざとなんでしょうね。

うん、うん。狙ってますよね、監督。
この辺は、日本語が話せるブレーンと相談の上、セリフとか決めたのかなー?

> 「荊の城」は英国BBC制作なだけあってしっかりと原作雰囲気に近い映像化作品だったので、本作は原案だけ(視点がかわるとまったく異なる事実がわかるってところ)いただいた作品のようですね

やっぱりかなり違いがあるみたいですね・・・。
BBCのちゃんとした作品とは、まったく別物で、両方は違った作品だと思ってみた方が、両方楽しめそうですね。
latifa  【 編集】  URL |   2017/07/28 14:15   |  TOP ▲ |


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『お嬢さん』
こねたみっくす (2017/07/12 00:37)
これは異様か、それとも異常か。いやこれもまた愛か。 さすがパク・チャヌク監督だ。アジアでは韓国でしか、しかもパク・チャヌク作品でしか撮れない美しさに加え、今回はそこに大胆なエロティズム、もといヘンタイ文化まで過激に投入しているとあっては、もはやこれは日...


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