全くドラマ版に及びませんでしたね・・・。
小説は、主役の2人の心理描写や会うシーンなどを排除し、彼らとかかわった回りの人たちを描くことで、2人の人柄やらを浮かび上がらせるという、他の小説では読んだことのない手法で、かつ内容も深く、重く、本当に素晴らしい作品でした。私が今まで読んで来た小説の中でも、ベスト5に入る、お気に入りの作品です。 それだけに、ドラマ版を見るのは幻滅しそうで不安でした。しかしながら、ドラマ版もまた素晴らしい作品だったんです。主役の山田君、綾瀬さん、そして何と言っても刑事役の武田鉄也が凄い! ドラマ版を光らせたのは、この怖いしつこい武田鉄也さんの存在があったからかもしれません。あと、八千草さん演じる育ての母の処なんかも泣けました。 そして、少女時代の雪穂を演じた、福田麻由子のハマり度も忘れることが出来ません! いえ、今回の映画版の少女役の女の子も良かったのですよ。それでもなお、福田さんのあの淋しげな目とか台詞をいまだに忘れられないんです。大人になってからを演じた綾瀬さんよりも、福田さんの印象が私の中では、上回っています。 さて映画版ですが、堀北真希ちゃんと高良健吾君は2人とも好きです! でも・・・なんだろうなぁ~ なにか・・こう・・・弱かったです。特に高良君演じる亮司は、演技以前に映画の中で脚本での役まわりなどが、人柄とか亮司の頭の良い処などが全く感じられず、単なるレイプ係って感じがして・・。 映画版は、刑事の船越さんが主役か準主役的な印象。しかも子供が重い病気で入院してる・・という設定。ラスト近くでの彼の台詞も・・??? 色々あれやこれや、物足りなかった処とか言えばきりがないので、逆に良かったと思ったところをあげてみようと思います。映像がぐっと色目を抑え、枯れた雰囲気が漂っていて、良かったです。あと舞台設定とか時代背景とかもリアルでした。その他・・う~~ん、あんまり見つからないな・・。薬剤師と亮司との交流などの部分は、ティッシュで・・の処だけ、本を読んでいない人にとっては解らないかもしれない点を除けば、まあまあ良かったかな・・・。 とにかく、この映画を見て白夜行という作品に興味を持った方には、是非是非小説や、ドラマを見てもらいたいです! 本当に小説もドラマも両方素晴らしいんです。そのとっかかりに、この映画がなってくれると良いな・・と思いました。 なんかすいません・・・映画のことさんざんこき下ろしてしまった気がします・・・。そもそも長い期間に渡る重厚な内容なので、2時間にまとめるのは非常に困難なんだろうなあ・・・と思います・・・。2つ☆ 白夜行 (2011/日) 監督 脚本 深川栄洋 原作 東野圭吾 出演 堀北真希 / 高良健吾 / 船越英一郎 / 姜暢雄 / 緑友利恵 / 今井悠貴 / 福本史織 / 長谷川愛 / 小池彩夢 / 栗田麗 / 中村久美 / 戸田恵子 / 田中哲司 「白夜行」小説・ドラマ比較と、「幻夜」感想 |
私は観終わってから小説読みました。ま、当然ながら深さが違いますよね。それは仕方ないとは思いますが、基本的に堀北さんがなぁ…。
この人一昔前の長澤まさみを観てるようです。何か自分に無理して無いかな。周りがこうあって欲しいという女優像に自分を当てはめてないかなって思ったりしました。 latifaさん、こんばんは~。コメント&TBありがとうございました!
>私が今まで読んで来た小説の中でも、ベスト5に入る、お気に入りの作品 わぁ~、そうなんだ。。でもこれは東野圭吾の最高傑作かもね。 私は初東野作品が『秘密』だったんだ。あれが一番好きかも。 思い入れがある作品だから、映画やドラマは観てないんだよ。 で、私も↑KLYさんと同意見だけど、堀北真希ちゃんが雪穂じゃなかったと思うんだよね。 彼女なりに頑張っていたとは思うのだが。。う~む あと、ドラマ版の武田鉄矢ってそんなによかったのね~。 いつか再放送しないかな、、チラ見でもしてみたいわ^^ KLYさん、こんにちは!
おおお~~小説読まれたんですね? でも内容を知ってから読むと、ハラハラドキドキ感が減っちゃうから、そんなに凄い感動とかされなかったんじゃないかなあ・・・。 > この人一昔前の長澤まさみを観てるようです。何か自分に無理して無いかな。周りがこうあって欲しいという女優像に自分を当てはめてないかなって思ったりしました。 あぁ~~~!なんか解ります! 吉永さゆりさん風かなあ・・・と私は思ってたりもするんですが・・・ でも、日本って、そういう女優さんが長年人気があったりしますよね? おひさしぶりです。私の方のブログは、お休み中です。
映画版は、原作の意向に忠実なのと、 切り絵が、カッコよかったので好きでした。 小説で読むと、雪穂は、大人の女性なんだけど、 この映画の内容は、少女のまま、時間が止まった人のような感じで、 堀北真希は、この映画に、合ってたと思います。 大人の男に憎しみを抱えているみたいなイメージとみました。 君の話しを聞かせてくれ!みたいな 最期の船越英一郎の叫びは、確かに、しょーもなかったです。 宮部みゆきの「火車」のパクリのような感じのセリフでしたね。 kinoさん、こんにちは!
お休み中なのに、遊びに来て下さってコメント残して頂き、ありがとうございます^0^ > 切り絵が、カッコよかったので好きでした。 これは私も、おお~!っと思いました。 > この映画の内容は、少女のまま、時間が止まった人のような感じで、 > 堀北真希は、この映画に、合ってたと思います。 確かに、時間が止まったままの様な女性って感じに堀北さん、ピッタリでしたね。 CMでは堀北さんの上半身もしかしたら見えるのか?と、わずかな期待をしたのですが、(いや、見せてくれるわけ絶対無いとは思ったんですけどねw) はらりと服をおろすシーンはラブシーンではなく、同居している義妹とのシーンだったんですね~。 > 君の話しを聞かせてくれ!みたいな > 最期の船越英一郎の叫びは、確かに、しょーもなかったです。 愕然としちゃいましたよ。さ~~っと冷めてしまいました。 |
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LOVE Cinemas 調布
(2011/08/12 19:35)
今までにテレビドラマや舞台になってきた東野圭吾の同名人気小説を映画化。ある事件の容疑者の娘と被害者の息子が辿る数奇な運命を、事件を担当した刑事の目線で追う。主演は『誰かが私にキスをした』の堀北真希。共演に『おにいちゃんのハナビ』の高良健吾、『ウルルの森...
真紅のthinkingdays
(2011/08/13 00:08)
昭和55年。廃墟となったビルで、男の死体が発見される。担当刑事の笹垣(船
越英一郎)は、被害者の息子・亮司と、加害者の娘・雪穂の幼い姿に、妙な胸騒
ぎを覚える。
大人気作家・東野圭吾の代表...
迷宮映画館
(2011/08/14 13:48)
わかっていてても見せた。やっぱ高良君でしょう!
KINO NO NOTE
(2011/08/20 00:32)
暗く、不気味。
物音を立てて観てはいけないような雰囲気で、成り行きを静かに見守るようでした。
“あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。
でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから...
Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>
(2011/08/30 05:33)
東野圭吾好きの友人から薦められてちょっとハマってしまい、小説、ドラマとチェックしてきた「白夜行」が映画になりました。
この「白夜行」、もともとがベストセラー小説ですし、ドラマ化もされていて、ストーリーをご存じの方も多いでしょう。
とはいえ、ネタばれはし...
京の昼寝~♪
(2011/09/09 12:25)
□作品オフィシャルサイト 「白夜行」□監督・脚本 深川栄洋 □原作 東野圭吾 □脚本 入江信吾、山本あかり□キャスト 堀北真希、高良健吾、船越英一郎、姜暢雄、緑友利恵、粟田麗、今井悠貴、福本史織、中村久美、田中哲司、戸田恵子■鑑賞日 1月29日(土)■劇...
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
(2012/02/07 21:37)
以前の記事でも書いた大晦日の携帯水没事故について追記。
(サブタイトルの携帯電話云々はこの話ではなくて、下のほうの映画鑑賞記録のほうね)
…直ぐに書こうかと思っていたのですが、すでに一月以上前の出来事です
昨年大晦日に携帯をトイレに落としてしまったのは以... |