「イースト/ウエスト 遥かなる祖国」感想
すごい実話です・・・。4つ★半~5つ★
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すごく良かったです。後味が深い映画ですね~。最後まで見終わってから、アレクセイ(オレグ・メンシコフ)の心中を思うと、切ないです・・。彼は苦悩するインテリを演じさせると天下一品ですね。あと、サンドリーヌ・ボネールとカトリーヌ・ドヌーヴは、ピッタリ!なキャスティング。

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
最後の最後、夫は妻と息子を脱出させる。ブルガリア訪問もこの機会の為だった。息子と父は何度も話し合いを持っていた。ただ一人妻だけは、まるで知らなかったのですが、どうして夫は黙り通して何も言ってくれなかったんでしょうか・・・。
そして、10年間この機会を・・・と言っていましたが、最初の方では、フランスの女優から奥さんあてに手紙が来た時は、旦那が奥さんにその手紙を見せずに、勝手に「もう手紙を妻に送らないで欲しい」と返事を書いているシーンがありましたよね・・・。その後旦那が心変わりして、密かにフランス女優と妻を脱出させる方向で長年やり取りをし続けた・・という事になると思うんですが、その旦那の心境の変化は、どこにあったんだろう・・?
あのスパイ的な女といい仲になったのも、妻への監視をそらせる為もあったわけだけど・・ でも同じ屋根の下で、愛人の部屋に入り浸りっきりって旦那を、奥さんは絶対許せないと思うし・・。とはいえ、旦那も心が広いですよね、妻が若い水泳選手にぞっこんになっていても、若い男を国外脱出させる為に動いたために6年も牢屋に入る事になっても、それでも彼女を国外脱出させるために、危険をかえりみずに密かに長年影で動いていたんだから・・。
というか、息子が不憫ですよ。父は愛人の部屋に、母は若い男と出来てる・・。母は若い男と一緒に自分を置いてロシアを逃げ出してしまうんじゃないか?って思ってる処もありました・・。
あの後、カナダに行った水泳青年と妻は会えたんだろうか・・・。夫は35年経ってゴルバチョフ時代、ようやくフランスに行けた・・と最後に出ていましたが、果たして夫婦は会えたんでしょうか・・・。とっても気になります。検索しまくったのですが、解りませんでした(T_T)
 以上

青年になった息子を演じた俳優さんが、とても美しかったです。
ところで、見終わった後知ったのですが、水泳選手のサーシャを演じた若い俳優さんは、脚本のセルゲイ・ボドロフの息子さん(セルゲイ・ボドロフjr.)だったんですね。
父セルゲイ・ボドロフ監督作の「コーカサスの虜」でオレグ・メンシコフと共演・映画デビューしていたそうなんですが、彼って数年前に天地災害に巻き込まれて、若くしてお亡くなりになられていたとは・・・。

セルゲイ・ボドロフ監督といえば、浅野君が主演した「モンゴル」 (2007)ですが、その後「ヤクザガール」(2010)って映画を作ってるんですね、是非見てみたいな。

イースト/ウエスト 遙かなる祖国 (1999/仏・露) Est-Ouest
East-West
監督 レジス・バルニエ
脚本 ルスタム・イブラギムベコフ / セルゲイ・ボドロフ / ルイ・ガルデル / レジス・バルニエ
出演 サンドリーヌ・ボネール / オレグ・メンシコフ / カトリーヌ・ドヌーヴ / セルゲイ・ボドロフJr. / ルーベン・タピエロ

ロシアの俳優、オレグ・メンシコフとセルゲイ・ボドロフJr.は、フランス語を話せません。セリフを覚えて喋ったそうです。すごい~~!フランス語が話せるのか?と錯覚しました・・・。
【2011/09/03 13:38】  コメント(8) | トラックバック(1) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

こんばんは!

大好きな作品の記事,嬉しいです~
私はこの作品の記事は書いてないのだけど
観た直後に友人に勧めまくって
友人も感動していた記憶があります。
夫婦愛って深淵だなぁ・・・・って
ラストシーンでは思いました。
オレグの演じた旦那さんは妻に多大な犠牲を強いた故に
妻の不倫も裏切りも許し
わが身を犠牲にしても妻を亡命させたのかなぁ・・・

心境の変化はあまり語られてはいませんが
当時のソビエトの国策の酷さや
「鉄のカーテン」時代の苦労というか・・・
その中で翻弄されつつも
結局はあの夫婦の絆は苦難を超えて保たれたんだろうな・・と
感慨深かったですね。
愛情なんか跡形もなく消えてしまいそうな
そんな苛酷な状況の連続ですもんね・・・
重厚な作品でした。
苦悩するインテリのオレグ,素敵でした。
なな  【 編集】  URL |   2011/09/04 00:09   |  TOP ▲ |


ななさん、こんにちは!
良い映画を見るきっかけをくれて、ありがとうー!
> 夫婦愛って深淵だなぁ・・・・って
これに尽きますよね~~。
深い!わ~。 
浅い映画と違って、見終わった後にも色々考えちゃった・・。

それにしても、当時のソビエトは、すごかったんだね・・・。
今も暗殺とか色々あって怖いけど、昔はもっと酷い事が多かったんだろうな。

あのオレグと一時愛人関係になった中年の女性は、あの後どうなったんだろうね?
あとカナダに渡った青年のその後は?
あの夫婦はその後どうなったんだろう・・・?息子は?
などなど、色々気になりまくり・・・。
フランス語のウィキペディアまで行ったけど、どこにもその後の彼らが書かれてなくて・・・
すごい気になっちゃってるー!!
latifa  【 編集】  URL |   2011/09/04 11:13   |  TOP ▲ |


再びこんばんは!

>あとカナダに渡った青年のその後は?
いや~~,私実を言うと
オレグが好きなんですがこの作品で一番気になったのが
海を渡って亡命をしたあの青年と
サンドリーヌ・ボネールとの恋なんですよね。
不倫だからもちろんいけないことだけど,
あの事情ならゆるされるんじゃないかと。
それに年下クンって・・・憧れるし(おいおい)
恋人のために命を賭けて海を渡るってのも
ロマンチックだしね・・・
あの二人の恋の行方というか
あの青年(サーシャだっけ?)のその後も気になっちゃいました。
サーシャの恋心の方が
ボネールのそれより強かったような気もしてね。

私もこの作品の記事を書きたくなってきました。
書いたら,またTBさせてね。


なな  【 編集】  URL |   2011/09/05 23:43   |  TOP ▲ |


ななさん、お返事遅れてしまってごめんなさい!
> いや~~,私実を言うと
> オレグが好きなんですがこの作品で一番気になったのが
> 海を渡って亡命をしたあの青年と
> サンドリーヌ・ボネールとの恋なんですよね。
ですよねーーーーーー!!
私もそこが気になって、気になって・・・。
でも、、、なんとなく年下君はカナダで新たな恋を見つけ・・って気がするな・・・。

> サーシャの恋心の方が
> ボネールのそれより強かったような気もしてね。
うん、うん。少なくとも映画で描かれている中では、そうだったよね。

> 私もこの作品の記事を書きたくなってきました。
> 書いたら,またTBさせてね。
是非書いてください。待ってまーす!!

PS アナとオットー、見たんですよ!すっごく良かった(^○^)
また近々お邪魔しますね♪
latifa  【 編集】  URL |   2011/09/09 10:53   |  TOP ▲ |


こんばんは!

お約束通りやっと感想を書きました~
そのためにもう一度見直したのだけど
やっぱりいいですね~
ストーリーもセリフもよーーく知ってるのに
毎回同じ場面で同じように
手に汗握ったり,うるうるしたり・・・
サンドリーヌは綺麗だし
オレグも若い…やっぱりこの作品の彼が好き。
悩むインテリに弱いのです。
なな  【 編集】  URL |   2011/09/13 21:44   |  TOP ▲ |


ななさん、こんにちは!
わーーーーい(^○^)
再度見直し&感想アップ、ありがとうございます!嬉しいな~~~☆

もう一度見直した時に、やっぱりいいな!って思える映画って、自分に合う映画というか、永遠に好き確定な映画ですよね~。
サンドリーヌは、不倫ものに合う女優さんですよね(^^ゞ
幸せな家庭の主婦っていうよりは、ちょっとドロドロしてる方が映える。。

> オレグも若い…やっぱりこの作品の彼が好き。
> 悩むインテリに弱いのです。
うふふ☆ この手のタイプに弱い日本女子って、結構多い気がするわ~
latifa  【 編集】  URL |   2011/09/16 08:49   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんばんはw
寒くなりましたね・・。

この映画、大河ドラマという感じですね。
私も大好きな作品です。
もう観てから、随分と年月が経つので、latifaさんの感想を読ませてもらって、いろいろと思い出しました。
そうしたら、もう一回観たくなったから、次回レンタルしようと思います。
細かい部分は忘れちゃったけど、全ては、そして行き着くところは、マリーを亡命させるための、アレクセイの地道な忍耐と努力? それには言葉に言い尽くせない苦悩と痛みがあったけれど・・。

で、監督の息子だったセルゲイ・ボドロフJrの訃報をニュースで知った時は、気が遠くなりそうでしたよ~涙
確か撮影中に氷河にのみ込まれたのだったかな? 残念ですよね、もったいないです。
彼の「ベアーズ・キス」ご覧になっていますか?
これも寓話的なお話だけど、凄く印象的な作品ですね。

さ、早速レンタルして再見しますね(^^)/
みぬぅ  【 編集】  URL |   2011/10/01 23:27   |  TOP ▲ |


みぬぅさん、こんにちは!
急に涼しくなって、でも、ちょっとほっとしています。
暑いのは、もうそろそろ限界だったので。

> で、監督の息子だったセルゲイ・ボドロフJrの訃報をニュースで知った時は、気が遠くなりそうでしたよ~涙
> 確か撮影中に氷河にのみ込まれたのだったかな? 残念ですよね、もったいないです。
そうそう!
さっすが、みぬぅさん。やっぱりご存知だったんですね・・・
私は全然知らずに見て、のんきにこの俳優さん、その後どんな映画に出てるのかなぁ?
なんて検索して、もうご存命でないことを知った・・という流れでね・・・

> 彼の「ベアーズ・キス」ご覧になっていますか?
> これも寓話的なお話だけど、凄く印象的な作品ですね。
興味が沸いて、みぬぅさんちに記事無いかなぁ~って、
思わず検索しちゃいました。
旧ブログの方にありましたね(^○^)
あまり内容を一杯知らない方が楽しめるかな?と、
さら~~っとだけ読ませてもらいましたよ。
レンタルで探してみます!
latifa  【 編集】  URL |   2011/10/02 09:14   |  TOP ▲ |


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