「アナとオットー」感想 
内容(偶然、輪廻・・)、見せ方、カメラワークなど、どれも好み!最初から最後まで、引きこまれて一気見。
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お友達から、かれこれ7年ほど前に紹介されたものの、見るすべが無かった処、最近DVD化され、やっと見ることが出来たという、特に思い入れのある作品。実際見たら、予想していた以上に好みの映画でした。5つ☆

上から読んでも下から読んでも山本山(古い!)のように、アナとオットーもローマ字で、そうなんですね。そういった細かなネタもツボだったし、色々な偶然が・・・。まさに運命!って感じなんですよね~。
このストーリーをベタな演出で撮影してしまったら、白けてしまったかもしれないけれど、センスあるショットや手ぶれ感のあるカメラなどや、アナとオットーの心理を交互に見せる手法などで、安っぽくならずに仕上がっています。

アナが最初にオットーに出会った時、父が亡くなったのと重なっていたこともあり、父が連れて来てくれた人と思いこむ、去って行くオットーに心の中で「振り返って手を振る・・」と念じたら?まさにオットーがそういう行動をするってシーンなんかも大好き。オットーの側は、もしあの時友達の蹴ったボールが・・・だったら、もしあの時僕がボールを受け取れていたら・・・という、そういうセリフ回しもツボなんですよ・・。

少し成長し、同居するようになった思春期。
アナが「夜、忍び込んで来て、勇敢に!」という手紙の文面が!(^▽^)ワオ!ずーっと数年後、またアナがオットーあてに手紙を送る、その中にも、同じ様な文章を折り込んでいましたね^^手紙通りに夜這いしてきたオットーだけど、アナは寝たふりをします。オットーが諦めて一度部屋の窓から出て行くのですが、またもう一回戻って来て・・という展開は、まだ少女なのにアナったら凄すぎるw

2人の関係がこれ以上無いって位、盛り上がってた時、オットーの母が亡くなります・・。あの頃、オットーは、母の家に全然行ってなかったんでしょうね・・・。母には自分だけが生き甲斐だって解ってはいたんだけど、彼女とその家族との暮らしが楽しかったから、すっかり母を放置しちゃってて、、、それで母があんな風に死んで随分経つまで気がついてあげられなかったことで、ショックを凄く受けるのは解る。
解るけど、自殺未遂(ソリ)、家を出て行方不明になったまんまにならなくても・・・。それに父のお金を根こそぎ持ってっちゃうってのも、どうよ?って思いました・・・。

その後、アナとオットーがすぐ側に座ってるのにすれ違いで会えなかったシーンは、多分マドリッドのマヨール広場だと思う^^ あの後、アナは先生と4年同棲するに至り、オットーも長続きしない女性関係を重ねる。それでもやっぱりそれぞれが運命の人は忘れられず、最後は再会出来るか?!とハラハラ気をもむ。。。

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
なんと、オットーという名付けるに至ったドイツ人兵士さんが、アナ母の再婚相手の親だったとは・・・。しかも、本元ドイツ人オットーさんは、スペイン人の女性を追いかけ・・・転んだ彼女と恋仲になり結婚するに至った過去があったなんて。パイロットになったオットーが、飛行機の燃料切れ?で飛行機墜落し、パラシュートで脱出・・ってのは、オイオイ・・と少々ツッコミたくなりますが・・。とにかく、やっと2人が再会出来る!と思ったそのとき、残念ながらアナは車に轢かれて死んでしまいます。最初のシーンで、アナの瞳がアップになりますが、それがここのシーンだったんですね・・・(T_T) とはいえ、2人がお部屋の中でやっと会えた!というシーンが(実際にはこうならなかったけれど)あるので、後味的には最悪の気分にならなかったです。以上

何度か成長過程で違う役者さんにバトンタッチするのだけれど、小さい頃の2人を演じた子供達が、すっごく可愛いので、大人になったオットーには、え~・・・って最初少しガッカリ(^^ゞ 見慣れて行くと大丈夫になったけど。大人になったオットーを演じたのは、「バッド・エデュケーション」で妖しい魅力を放っていたフェレ・マルティネスさん。ちょっと、おでこが広すぎるかな?(^^ゞヘルメットかぶってるとハンサムなんだけどね~。この頃より、ちょっと年取ってからの方が渋さも色っぽさも増して魅力が増した気がします。

あの紙飛行機に書かれていた文字は何て書いてあったんだろう?
空から見下ろしたラップランドの風景が、以前フィンランドに行った時、帰りの飛行機で上空から見たのと同じだったので、妙に感動。

何度も繰り返して見たくなる、そんな映画でした。

アナとオットー (1998/スペイン) Los Amantes Del Circulo Polar
監督 脚本 フリオ・メデム
撮影 ゴンサロ・F・ベリディ
音楽 アルベルト・イグレシアス
出演 ナイワ・ニムリ / フェレ・マルティネス / サラ・バリエンテ / ペルー・メデム / クリステル・ディアス
【2011/09/18 13:35】  コメント(11) | トラックバック(5) | スペイン映画
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コメント

こんばんは~♪

うわーー、嬉しい。latifaさんもご覧になったのね。
わたしもみみこさんちで知って少し前に見たんだけど、レンタルで借りたものを4度も見返しちゃった作品は、これだけでしたよ~。
それくらいはまってしまいました。
繰り返し見ても、いろんな言葉や場面に飽きることがないんですよね。

うんうん、「振り返って」っていうあのシーンもとっても好き。
紙飛行機の言葉も最後まで明かされないところがまたニクイですよね。

>ヘルメットかぶってるとハンサムなんだけどね~
あはは~(笑)latifaさん可笑しい。

感想読んでたら、私もまたまた見返したくなりました。
ホント、あと引く作品ですよね。
  【 編集】  URL |   2011/09/20 19:30   |  TOP ▲ |


こんばんは~ 訪問遅くなりました~

そうよね~このストーリー
ベタに工夫もなく流されたらちょっとクサい話よね。
でも青を基調にしたちょっと神秘的な映像と
おっしゃる通り,交互に二人の回想が語られるので
とても新鮮に感じました。

大人のオットーの外見は
私もちょっとイマイチ・・・アナは美しいんだけど。
私は思春期のオットーを演じた俳優さんが
個人的には一番好きかな。
アナの部屋に忍び込むシーンも
大好きですね。
なな  【 編集】  URL |   2011/09/20 21:52   |  TOP ▲ |


お邪魔します。
山本山・・・・ハハハ~~~
うけちゃうところが同年代ね☆
私こういう、運命論や偶然的な恋愛ものにものに弱くてね。まさにツボでした。もしあのとき・・・もしあのときって自分でも考るときあるのよね。
うまく映像に表現されていて引き込まれちゃたよね。
思春期のアナ凄かったね★
私もやるな~~~って思ったよ。
さすがlatifaさん、フィンランドに行ったことがあるのね。いいな~~
知っている場所があると
映画の内容以上に感動もするよね。
繰り返し観たいと思う映画って
意外と少ないものね。その中に
含まれていてうれしいわ

みみこ  【 編集】  URL |   2011/09/20 22:12   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!
瞳さんも、この映画をみみこさん経由で知られて、少し前に見られたのね?
お仲間~~(^○^)
しかしながら、4回も見たのね^^
でも、その気持ちが解るわぁ~~。
1回通して全部見て、2回目は、しっかり内容を知った上でもう一度落ち着いて見て、
3回目、4回目と、見る度に、気がつかなかった処や、新たな発見があったり、
何度も見ても、ここは痺れるシーンだわ~って処は楽しんで・・と。
latifa  【 編集】  URL |   2011/09/22 19:43   |  TOP ▲ |


ななさん、こんにちは!
そうなのよね、結構昼ドラとかに、ありそうな内容とも言えるかな・・・。でも、面白いわ~~。
私は好き!

> でも青を基調にしたちょっと神秘的な映像と
> おっしゃる通り,交互に二人の回想が語られるので
> とても新鮮に感じました。
同じストーリーでも、撮る監督さんや、カメラマンさんで、全然映画って違って来ますよね。
この監督さんは、センスが良いんだろうな~。

> 大人のオットーの外見は
> 私もちょっとイマイチ・・・アナは美しいんだけど。
わっ^^ 同じだわ~。 アナは美しかったですね。

思春期のオットーが、アナの部屋に忍び込むシーンは、後世に残りそうなほど、凄いシーンでした^^
latifa  【 編集】  URL |   2011/09/22 19:55   |  TOP ▲ |


みみこさん、こちらにもありがとう!
みみこさんが、この映画を紹介してくれたから、出会う事が出来たんだよ~♪
瞳さんとか、他の方々も、みみこさん経由で、出会えたんだね☆

> 私こういう、運命論や偶然的な恋愛ものにものに弱くてね。まさにツボでした。もしあのとき・・・もしあのときって自分でも考るときあるのよね。

私もなの!!!!!
運命とか、偶然とか、めっちゃ弱いんだ~~。
私も自分でも考える方だよ^^
みみこさんと旦那様とか、元彼の出会いとかは、運命的だったりしたのかなぁ~
latifa  【 編集】  URL |   2011/09/22 19:57   |  TOP ▲ |


出遅れちゃったσ(^_^;)アセアセ...
なんとも言えない作法がおしゃれですよね。
珍しく私はどんなに良くても1回しか
みないけど、この映画2回みてしまいました。
最後アナの瞳にうつるオットーで終わってしまった所はせつなかったですが、
でももしも・・・あと数分早ければ・・・
このあと二人はどうなちゃうんだろ・・ってかオットーが・・・
一つのお話に二通りの描き方を見れて
本当に面白くセンスの良い映画でしたね~! 
この映画見たときは絶対latifaさん好みの映画だ!
って思いましたが、その前にも大分前からlatifaさんに勧めてた方がいらっしゃったのね!

【みえない雲】も是非機会があったら見てください。
最後の最後、本当のラストは清清しく終わっていきますが、
その中でlatifaさんは何を思いながらラストのシーンを見るのか
是非感想を聞きたいのです~!
めぐ  【 編集】  URL |   2011/09/25 03:14   |  TOP ▲ |


再び(笑)
バッド・エデュケーションに出てたって
latifaさんに聞いて、再度見てみました(笑)
なんか私達が見る順番が逆になったからでしょうか、
全然雰囲気違って、再度見ても同一人物だって
先に言われないと気づかないかも(笑)
バッド・エデュケーションの方が、
なんかイイ男に見えたのですが・・・
オットー役から5年(?)経つと
結構イイ男になってますね!
と、くだらないけど伝えたくなって
又きちゃった(笑)
めぐ  【 編集】  URL |   2011/09/25 23:06   |  TOP ▲ |


めぐさん、こんにちは!
私もなのー。
普段1回しか見ない性分なんだけど、この映画は続けて2回見ちゃった。
最後まで観たら、また最初から見直したくなる映画よね。

> この映画見たときは絶対latifaさん好みの映画だ!
> って思いましたが、その前にも大分前からlatifaさんに勧めてた方がいらっしゃったのね!
ありがとうーーーーー!
めぐさんからも紹介して頂いたんだよね。ちゃんと覚えているよ!
そうなの。ブログ始めた頃にも紹介してくださっていた方がいたんだ~

> 【みえない雲】も是非機会があったら見てください。
了解!!
見てみるね!
なかなかレンタルショップに行かないし、お届けDVDは新作落ちしないと借りれないし、近くのレンタルショップには、ミニシアター系の良い作品が並ばないし、辛いわ~。
気長に待っててねー。
latifa  【 編集】  URL |   2011/09/27 11:05   |  TOP ▲ |


確かにこれは何度でも見たくなる映画でしたね。
切ないのに何度でも見たくなる。こんな不思議な感覚がする映画には滅多に出逢えないですよ。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2012/07/19 21:58   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こちらにもありがとうございます(^○^)
私もこれ、にゃむばななさんちで、つい最近感想がアップされていて、おお~~!っと反応してました!
記事とか探すのにお手数かけて下さって、すいません。嬉しかったです☆T

この映画、とても気に入ったので、確か去年だかのベスト10に入れたくらいです。
latifa  【 編集】  URL |   2012/07/20 16:59   |  TOP ▲ |


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