「戦火のナージャ」感想
ニキータ・ミハルコフ監督の、約16年前の作品『太陽に灼かれて』の続編
00
16年前の映像が時々挿入されますが、抽象的なシーンがちょこっとなので、前作を見ていない人には、なおのこと良く解らない部分もある映画ではないでしょうか・・。

まずは、出演者が前作と同じなので、16年経っての外貌の変化をリアルに感じさせられます・・。
美少女だった監督の娘さんナージャは、普通の庶民的な感じの女性な姿へ・・・、あんまり変わってない監督(^^ゞと、ちょっと太ってしまったかなあ・・・と思われるオレグ・メンシコフさん・・・。

内容は、ロシア版より、30分ほどカットされているとのこと。どこをカットしたのか解りませんが、ナージャが、いつから看護に従事するようになったのか?など描かれていない様な・・・
時間系列が行ったり来たりして、解りにくいです・・。
映画の本筋は前作の続きではあるものの、色々なエピソードが盛り込まれていて、戦争というものを、ブラックな笑いを含めてシニカルに描いている・・という感じでした。
でも、いかんせん長い・・・。どのエピソードも丁寧に短い時間の中で上手くまとめられているのですが、そもそも「太陽に灼かれて」の続きを見たい!と思われて、この映画を見た方には、物足りないというか、脇エピソードが多すぎで、メインの見たい部分はあまり描かれてないぞ・・って思われそう・・。

印象に残ったところはというと、
★以下ネタバレ 白文字で書いています★
ドイツ兵に、もしやレイプされちゃうんじゃないか?と追いつめられ逃げるナージャ。窓を叩いても村人は、居留守を使い、誰も助けなかった。そんな時ある女性がナージャを助けるために、ドイツ兵2人を殺してしまったのだが、それがばれ、連帯責任として村人は無実なのに火炎噴射機で皆殺しに遭う・・・。
最後、若いロシア兵が、もう命わずか・・な瀕死の重傷を負っているとき、ナージャに一度も女性の胸を見た事が無い見せて欲しい、まだキスもしたことがない・・・と言い、ナージャが上半身裸になる・・・。こういうシーンは戦争映画で何度も見て来ているけど、本当に切ないです。それにしても、監督はすごいですねー。娘にヌードを・・って。トップは見せてなかったけど・・。
以上

戦火のナージャ (2010/露) Burnt by the Sun 2: Exodus
監督 ニキータ・ミハルコフ
出演 ニキータ・ミハルコフ / オレグ・メンシコフ / ナジェージダ・ミハルコワ / セルゲイ・マコベツキー / ドミトリー・ジュゼフ / アルトゥル・スモリャニノフ / アンドレイ・メルズリキン / マクシム・スハノフ

(内容・あらすじ)
KGB幹部ドミートリは、スターリンから、記録上は政治犯として処刑されているはずのコトフ大佐の再調査を命じられた。一方、コトフ大佐は過酷な強制労働所生活を脱出した後、一兵卒として戦場の最前線に加わっていた。最愛の妻と娘ナージャはすでに処刑されたと思い込み、絶望の日々を過ごすコトフ大佐。しかし、実際には妻子とも秘かにドミートリの保護下にいた。
父親が生きていることを知ったナージャは、従軍看護師となり激戦地で父親コトフを探し始める。ひと筋の希望だけを信じて……。

この後の続編も既に作られているそうなので、そちらも見たいです。
その完結編を見ると、全て納得がいくのかもしれませんね。
【2012/03/06 10:40】  コメント(2) | トラックバック(2) | ロシア映画
TOP ▲HOME
 
<<「クレアモントホテル」感想 | ホーム | 「未来を生きる君たちへ」感想>>
コメント

ご無沙汰です。すいません!!
なんだか懐かしい映画がいっぱい見えて、とっても嬉しいですわ!

うーん、これは「太陽に灼かれて」を見てという前提が必要だった作品でしたね。
私は、「太陽に灼かれて」見た時点で、完結していたので、若干無理矢理感も感じましたが、監督にとっては、始末をきちんとつけたかったのかも知れませんね。
私としては、オレグさまを堪能しましたんで、それでだけで十二分でした!
>戦争というものを、ブラックな笑いを含めてシニカルに描いている・・という感じでした。
ここはとっても感じましたね。
戦争のむなしさ、ばからしさ、なにも生み出さない、痛烈な批判になってました。
そこを描きたかったのかもですね。
全体的にいまいちの評判でしたが、完結編もぜひとも上映してくれるように願ってます。
sakurai  【 編集】  URL |   2012/03/07 08:19   |  TOP ▲ |


sakuraiさん、こんにちは!
もうそろそろ、そちらも春の兆しが見えて来たでしょうか・・・?
普通のタイヤで心おきなく走れる季節になると楽ですよね。

> 私は、「太陽に灼かれて」見た時点で、完結していたので、若干無理矢理感も感じましたが、監督にとっては、始末をきちんとつけたかったのかも知れませんね。

そうですよねー。
私も完結したとばっかり思っていたので、あれの後に続編を作るって???って、驚きましたよ。
絶対死んじゃってると思っていたので、まさか・・・生きてたのか?!って(^^ゞ
驚きました。

オレグさんは、出世して偉くなってましたねー。
1回見ただけでは、アホな私は???な処があって、また昨日見返しました。ようやく霧が晴れた気分です。
元彼女で、コトフ妻だったナージャ母のその後の心理とか・・全く描かれてなかったので、そのあたりとか見たかったなぁ・・・
latifa  【 編集】  URL |   2012/03/08 16:21   |  TOP ▲ |


コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://latifa.blog10.fc2.com/tb.php/1059-68045b20

戦火のナージャ
迷宮映画館 (2012/03/07 08:19)
ミハルコフ監督の決意のような、覚悟を感じた一本。


戦火のナージャ (試写会)
風に吹かれて (2012/03/09 17:15)
時代に翻弄される人々 公式サイト http://www.senka-nadja.com4月16日公開  上映時間2時間30分「太陽に灼かれて」(1994)の続編監督・共同脚本・製作:ニキータ・ミハルコ


| ホームTOP ▲ |