latafaさん、こんにちは
この映画は当時映画館で観ました。 ルビーモレノのキュートな魅力がモチベーションでしたが、映画を見て岸谷五郎さんの圧倒的な存在感と完全な関西弁(後で東京生まれ育ちと聞いて仰天したほど)で、この人はいい役者になるんだろうなと思ってました。 でも最近の活躍があまり表に出てこないのを不思議に思いますね。 演出や制作側に回ってるのかしらん。 歌もやるしお笑いの資質もあるという多才さと器用さが災いしていなければいいんですがね。 この映画はそういう不純な動機で観たんですが、後年パッチギなどで描かれる在日の感性を政治的思想的な面を排除して、等身大の生きざまを描いている点で良かったト思います。もう20年近くも経つのでストーリーは 殆ど思い出せませんが。 関西と関東では在日の問題は昆的から違うと存じます。(私も双方20年以上住んでいる) 非常に複雑で難しい問題なんで、軽はずみに云えない部分もありますが、現実を直視して日本人の村社会的排他性は意識して排除する必要がありますし、最近は徐々にそうなってますが、在日の方もその民族性を誇りに思い堂々と本姓を名乗られる潔さが好きです。 この映画では、フィリピン人のルビーモレノを配することで、今(これから)2国間の問題ではなく、双方とも世界で生きていくしかない国々ですので、いがみあっている場合ではありませんよというテーマなんですかね。 この映画は原作監督とも韓国人によるものですが、在日で差別されてるという悲壮感や恨み節は感じられません。が、何だか諦観している風にも受け取れます。 真吉さん、こんにちは!
おお~、真吉さんは公開当時に映画館でご覧になられていたとのこと。羨ましいなぁ・・・。 岸谷五郎さんって、良い人や熱い男の役をする人という印象が何故か強かったので、この映画を今更見て、ちゃらんぽらんな男を演じているのに少々驚きました。 >完全な関西弁(後で東京生まれ育ち そうなんですか、東京育ちなのに関西弁をマスター?されていたのですね。 関西弁は地元の人が聞いて違和感を感じると全てがダメになってしまうって程、重要なポイントの気がします。 > 演出や制作側に回ってるのかしらん。 この前、感想は書かなかったのですが、キラーバージンロード?とかいう日本映画を2年ほど前に、上野樹里ちゃん主演で作ったりしているようですよ。監督業もやってる様です。 > 後年パッチギなどで描かれる在日の感性を政治的思想的な面を排除して、等身大の生きざまを描いている点で良かったト思います。 > この映画では、フィリピン人のルビーモレノを配することで、今(これから)2国間の問題ではなく、双方とも世界で生きていくしかない国々ですので、いがみあっている場合ではありませんよというテーマなんですかね。 私も同じ風に思いました。 そういう点が、この映画のとても良い処だと思いました。 私は日本における在日の人・・・という事は、恥ずかしながら窪塚洋介が主演した「GO」で初めて知った次第です。私は北海道に育ったので、在日さんはあまり回りにいなかったのと、韓国・朝鮮の人はいましたが、知る限り差別とかの風潮はあまり無かったんですよ・・・(いえ、これは私から見た感じであって、当のご本人達は違ったかと思いますが・・) まさに、これです↓ > 関西と関東では在日の問題は昆的から違うと存じます。(私も双方20年以上住んでいる) 私も大人になって関東に住み、回りに関西出身の人が多い環境にいた事があるのですが、関西の方達とでは随分色々と違う価値観というか・・・があるな・・・と感じました。 まあ、北海道なんて、ごく一部の昔から住むアイヌの人たち以外は、殆ど本州からの流れ者?から出来てる土地なので、差別とかおきにくい土壌ということもあるのでしょう。 > この映画は原作監督とも韓国人によるものですが、在日で差別されてるという悲壮感や恨み節は感じられません。が、何だか諦観している風にも受け取れます。 そうですね。 在日の人たちは、産まれながらに反骨精神をバネにして、チャンジャー精神とパワーのある人が結構いらして、その根性というか何というか、草食系化しているとされる多くの若い日本人に真似が出来ない、凄い処だと思います。 |
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