「ル・アーヴルの靴みがき」感想
見ながら、少し前のフランス映画 「君を想って海をゆく」を思い出していました。
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フランスの北部、カレーが舞台で、不法入国した人をかくまったりすると罪に問われるなど、厳しい現実が描かれていたので、本作「ル・アーブル」は、こんな優しい人ばかりで、上手く行き過ぎかなあ・・・と少々思ったものの、でもカリウスマキの世界はいつもどおり健在で、楽しく見せて頂きました。4つ★

フランスでもフィンランドでも、彼が撮ると、ちょっと寂れたさみしげな街や風景に。こういう雰囲気は大好きです。今回はちょっとくすんだ水色というか青の色づかいがとても印象的で素敵でした。
あと、すすけた赤い壁のパン屋さんと優しいマダム、賢くて可愛い犬とか、微笑ましいパーツが幾つもありました。

なじみのある役者さんが色々出演されていて、中でも妻を演じたカティ・オウティネン、やっぱり年取りましたねー。でもあまり変わってないといえば変わってない^^ 黄色いドレスと黄色いお花が可憐(^^ゞでした。
ジャンピエールレオが、ちょい役で出演。こんなお年になっていたか・・・。
警視モネ役には、ジャン・ピエール・ダルッサン。「サン・ジャックへの道」「画家と庭師とカンパーニュ」で、いい感じのおじさまだなぁ~と好感持っていた男優さん。↓
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★以下ネタバレ 城文字で書いています★
フランス映画で、よく無償の人助け、っていう題材がありますよね。自腹で危険をかえりみず誰かを助ける、逃がしてやるって事、フランス人は結構やるのだろうか。みんながみんなじゃないだろうけど、こう映画によく登場すると、情に厚い国民性なんだろうな~と思ったりする。ラストは不治の病だった妻が、最後奇跡的に治って無事退院。以上

あと、映画を見ていて、いつもいいなぁ・・と思うのは、クローゼットを開けると、最小限のお気に入りの服が少ししか、かかってないんですよね。(とはいえ、実際こうだと服が少なすぎて困ると思うけども)それを大事に着てるって感じがいいなぁ~と。

ル・アーヴルの靴みがき (2011/フィンランド・仏) Le Havre
製作 監督 アキ・カウリスマキ
出演 アンドレ・ウィルムス / カティ・オウティネン / ジャン・ピエール・ダルッサン / ブロンダン・ミゲル / エリナ・サロ / イブリヌ・ディディ / ゴック・ユン・グエン / フランソワ・モニエ / ロベルト・ピアッツァ / ピエール・エテックス / ジャン・ピエール・レオー

内容・あらすじ
マルセル(アンドレ・ウィルムス)は、ヴェトナム移民のチャング(ゴック・ユン・グエン)とともに靴磨きの仕事を続けていた。僅かな稼ぎしかなかったが、妻アルレッティ(カティ・オウティネン)と幸せに暮らしていてた。
ある日、密航者の船が港に辿りつき、少年イドリッサ(ブロンダン・ミゲル)がマルセルの家に転がり込み・・・

君を想って海をゆく感想
【2013/05/01 10:57】  コメント(6) | トラックバック(4) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

latifaさん、こんばんは~。コメント&TBありがとうございました。
クローゼットはいつもパンパンの私です^^;
この映画、昨年のベストに挙げられてる方が何人かいらっしゃったわ。。
私はベストには入らなかったけど、すごく好きな世界ではありました。
なんか、カウリスマキのおかげで(?)、フィンランドの人ってみーんなあんな風に無口で無表情なんじゃないか、って思ってしまってるわ。
(この映画はフランスが舞台だけど)
逆に、海外の(映画好きの)人は、日本人ってみんな小津映画の登場人物みたいに思っているのかもね。ハハハ。
真紅  【 編集】  URL |   2013/05/01 23:26   |  TOP ▲ |


おはようございます。
昨日旅行から帰って来ました〜。latifaさんはどんなお休みをお過ごしですか?

そうそう、『君を想って海をゆく』を私も思い出しながら見ました。
カティ・オウティネンの姿を見ていると、何とも言えない顔力がありますよね。
ジャン・ピエール・レオには全然気づきませんでした^^;

サイドバーで知ったのですが、『舟を編む』読まれたのですね。私も記事UPしたら読みにきます。
とらねこ  【 編集】  URL |   2013/05/03 06:12   |  TOP ▲ |


真紅さん、こんにちは!
えっ、そうなの~村上さんの作品に、カリウスマキが出て来るんだ?楽しみー。
彼の音楽の好み(ジャズ系とか好む洋楽)とか、スガシカオさんとか、あんまり私とかぶらないんだよね・・・。
でも、鉄オタ君が主人公と聞いていて、凄くソソられてますー。早く読みたいなー。

私もクローゼットは、ぎゅうぎゅうだよ。いらん服とか捨てられないものが入ってるだけで、衣装持ちってわけじゃないんだよなぁ。どっか出かけるって事になったら、何着ていこうか?!良い服ないぞ、ってバタバタ焦る(^o^)

>フィンランドの人ってみーんなあんな風に無口で無表情なんじゃないか、って
うん、うん。あるある!!
映画で、その国の人の印象が・・ってあるよねー。
でも、フィンランドも日本も、世界的な尺度でみたら、シャイで無口な人の割合が高いかもね。
latifa  【 編集】  URL |   2013/05/04 12:53   |  TOP ▲ |


とらねこさん、こんにちは!
おかえりなさいまし~~^^
お天気とかどうだったでしょうか。
うどんとか、色々美味しいもの堪能されたかしら。

やっぱり、とらねこさんも『君を想って海をゆく』を思い出しながら見られましたねー。
こんなご時世なので、こういった温かい、救いのある寓話として、あのラスト、あの展開というのも解ります^^
どうも、私ってば、ひねくれていて困ります~(^^ゞ

PS とらねこさんちにトラバも送ってみてるのですが、反映出来ない事があるみたいで、残念!
latifa  【 編集】  URL |   2013/05/04 13:14   |  TOP ▲ |


こんにちは~。

>クローゼットを開けると、最小限のお気に入りの服が少ししか、かかってないんですよね

わ~、latifaさんもチェックされてたのね~♪
ほんと、カウリスマキ監督の映画に出てくる人たちって、ワードローブ少ないですよね。
実は昔持ってた収納の本に、フィンランドのお宅に滞在していた方が、あちらの人ってすごく限られた数の洋服しか置いてないんだ・・って話が載ってて。必要以上のものを買わない精神を見習いたいって書いてあったのを思い出しました。

でもマルセルもカレーにお出かけするときは、一張羅?を着込んでましたし、奥さんの黄色いワンピースもとっても印象的でしたね。


『君を想って海をゆく』は未見なので、ぜひこちらも観てみたいです。
  【 編集】  URL |   2013/06/25 18:21   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!

同じ所に注目していたなんて、嬉しいわ~~!
ワードローブ少ないのに、色々工夫してお洒落に着こなしてるっていうのが、素敵よねー!!
でっかいウォークインクローゼットに、びっしりブランドもののバックや靴や服がずら~り並んでいて・・・っていうのより、上記の方が、何故か惹かれるのよー

>フィンランドのお宅に滞在していた方が、あちらの人ってすごく限られた数の洋服しか置いてないんだ・・って話が載ってて。必要以上のものを買わない精神を見習いたいって書いてあったのを思い出しました。

私もそういう、物を最大限少なく身軽に・・・って風に生きたい!!
でも、実際は、ふらっと寄った店で、セールになってる服を、つい買ってしまう~。買ったものの、着てない服が何枚か・・・な状態で、イカンわー

> 『君を想って海をゆく』
う~ん、、、私的には、お薦め!な映画じゃないんだけど、瞳さんの感想お聞きしたいわー
latifa  【 編集】  URL |   2013/06/26 15:39   |  TOP ▲ |


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12-40.ル・アーブルの靴みがき■原題:Le Harvre■製作年・国:2011年、フィンランド・フランス・ドイツ■上映時間:93分■字幕:寺尾次郎■観賞日:5月19日、新宿武蔵野館(新宿) □監督・脚本・製作:アナ・カウリスマキ◆アンドレ・ウィルム(マルセル・マルクス)...


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