「チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~」感想
雰囲気は、どことなくアメリっぽいのだけれど、内容は物哀しい・・・。4つ★
poulet_aux_prunes_ver3.jpg
前半は、バラバラの時代やら、色々な人のパーツが散らばっており、ミニチュアやアニメや雲や煙や黒天使など、ユーモアも交えて描かれています。
後半からは、主人公とイラーヌの恋物語が描かれます。ストーリー的には、こっからが真骨頂・・・。

テクニックミは最高だけど、何か足りない。その何かを、失恋によって身につけ、一流のバイオリニストになれた主人公。
ありますよね・・・こういうの。
アーティストって悲しい事や不満とか、ちょっと不幸な時の方が良いものを作り出せるって言いますもんね・・・。
でも、この主人公だと、もしもイレーヌと駆け落ちしていたとしても、いずれは関係が破綻していたと思う・・・。(多分、バイオリンでの稼ぎが無く、生活苦が故に・・・)

可哀想なのは奥さん。実は昔から彼のファンで、ずっと愛していたのね・・・・。
彼女のことを考えると、いたたまれないなあ・・・・。
この主人公、結構ひどいな・・・・。奥さんだけじゃなく、子供にもあんまり愛情なかったっぽいし・・・。

チキンとプラムのなんたら~っていうのは、特別なとっておきの料理ってことなんだと思います。
昔モロッコのお家に滞在していた時、チキンとプラムのクスクスだの、牛肉とプラムのタジンとかが食卓に出て来てました。日本では、あまり馴染みが無い料理ですが、結構美味しいです。

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
もう孫を連れて歩く様な年代になったイラーヌ。街角で偶然出会うも、全く知らないです・・・と通り過ぎる。しかしその後号泣している・・・というシーンは、私も涙が!!絶望し、バイオリンも妻に叩き壊され、死を決意した、というわけだったんですね。以上

それにしてもイラーヌ演じる ゴルシフテ・ファラハニさんが素晴らしく美しいっ!!!
登場シーンから釘付け。
こんな絶世の美女なら一目惚れしてしまうのも納得。
「彼女が消えた浜辺」にも出ているそうで、ますますそれを見るのが楽しみになりました。

チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~
監督 マルジャン・サトラピ / ヴァンサン・パロノー
原作 マルジャン・サトラピ
出演 マチュー・アマルリック / マリア・デ・メデイロス / ゴルシフテ・ファラハニ / エドゥアール・ベール / キアラ・マストロヤンニ / イザベラ・ロッセリーニ / エリック・カラヴァカ / ジャメル・ドゥブーズ

この監督さん、イラン出身の「ペルセポリス」を作った方なんですね。
本作も時々アニメのシーンがあって、切り絵風というか、黒と白のコントラストが印象的でした。
Poulet aux prunes 3
【2013/06/06 18:09】  コメント(13) | トラックバック(7) | フランス・ベルギー カナダ
TOP ▲HOME
 
<<「桃(タオ)さんのしあわせ」感想 | ホーム | 「秒速5センチメートル」感想>>
コメント

映画館で観賞して半年近く経っていますが、latifaさんの記事でありありと思い出しました。
イラーヌのナセル・アリへの思いは切なかったですね~。
どうしてナセル・アリはあんな女性と結婚したのかしら、と思いますが、それが人生ってものでしょうか。

>この主人公だと、もしもイレーヌと駆け落ちしていたとしても、いずれは関係が破綻していたと思う・・・
同感です!
こに  【 編集】  URL |   2013/06/06 19:17   |  TOP ▲ |


latifaさん、お久しぶりです。その後、一段落つきましたか?
鑑賞のご報告有難うございます~お先にこちらに・・。(^^ゞ
私も最初は、なんて我儘な旦那なの~キイーッ!とか思いましたが(笑)
奥さんに対してはそれほど同情はしなかったかも・・(鬼畜・・)
なんと言うか、好きな人と結婚出来たと言う幸せをゲットしておきながらあんな事を・・とか思うと。
でも、latifaさんと同じく、イラーヌが奥さんになったとしても、同じ様な運命が待ってたんじゃないかとも思います。
なんか人生って絶対そう言うのってあるじゃないですか~・・当たり前なのか理不尽なのか・・
これ、おとぎ話っぽい雰囲気がありながら、結構シビアな物語だと思いました。
・・「ペルセポリス」懐かしいですね!(^^
つるばら  【 編集】  URL |   2013/06/06 19:37   |  TOP ▲ |


結局、ナセル=アリみたいなタイプの人って結婚には向かないんですよね。
パートナーや家族がいれば当然自分だけの時間にはならないのに、そこを妥協できないならもう無理なんでしょう。
妻になる人も気の毒だし、妻にああいう風に扱われる本人も気の毒。
rose_chocolat  【 編集】  URL |   2013/06/08 07:34   |  TOP ▲ |


latifaさんお久し振りです。
コメありがとうでした☆

雰囲気ある作品でしたよねー
映像美しいし、コメディ風だし
やっぱりこれはマチューだから良かったんだと思ってマス♪
mig  【 編集】  URL |   2013/06/08 09:23   |  TOP ▲ |


お邪魔します~~
↑わ~~そうよね、latifaさんて
モロッコ滞在されていたのよね。
すごいよね・・・♪
そっか、料理も美味しいのね。
なかなかイメージ湧かないけど一度
食したいな。
私もこの映画のチキンとプラムの料理が
すっごく気になっていたの。
映画ではちょことしか関連シーン
なかったけど、印象深いよね。
そしてあのイラーヌさん。
納得の美しさだよね。
奥さんの方は目が大きくてちょっと
見つめられると怖い感じかも・・・笑
まあ・昔の恋、かなわなかった恋だから
永遠に美しいんだろうね・・・
みみこ  【 編集】  URL |   2013/06/09 22:10   |  TOP ▲ |


こにさん、こんにちは!
私は最近、半年とか経つと、結構な割合忘れてしまうという有様で、、、焦ってしまいます。
小説の方が、映画より、さらに忘却度が激しい・・・。

> どうしてナセル・アリはあんな女性と結婚したのかしら、と思いますが、それが人生ってものでしょうか。
う~ん、好きじゃない、って何度もお母さんに言ってましたけどね・・・
強い母からの圧力でしょうか(^^ゞ

イレーヌは違う人と結婚して幸せそうだったけれど、あのラストシーンの泣き崩れ様を見る限り、彼女もずっと彼の事を胸に秘めていたんでしょうね・・・
latifa  【 編集】  URL |   2013/06/11 18:43   |  TOP ▲ |


tsurubaraさん、こんにちは!
はい(^○^) やっと一段落、のんびり毎日過ごさせてもらっています!

> なんと言うか、好きな人と結婚出来たと言う幸せをゲットしておきながらあんな事を・・とか思うと。
確かに、そうだよね。
多分、彼は当時人気の芸術家さんで、モテただろうし・・・。
長年憧れていた、大好きな人と結婚出来たんだもんね。
とはいえ、結婚当初は、有り難いわ~って思いがあったんだろうけど、段々生活とかで、その気持ちが無くなって行っちゃったんだろうなぁ・・・。

> これ、おとぎ話っぽい雰囲気がありながら、結構シビアな物語だと思いました。
うん、うん。
アメリより、こちらの方が、内容は結構しょっぱいというか、苦いというか、人生のウンチク?が詰まっていましたよね。
latifa  【 編集】  URL |   2013/06/11 18:48   |  TOP ▲ |


こんばんは~。

不思議な雰囲気の映画でしたよね。
カッと見開いたマチューの目が印象的でした。

とっても好感度の低い主人公でしたが、ダメ男に甘い私は許せます~(笑)マチューだからなおさらです(笑)
奥さんも気の毒だったけれど、ヴァイオリンを壊しちゃあかんな。芸術家の命ですもん!

イラーヌ、綺麗でしたねぇ、輝いて見えましたよ。再会のシーンは切なかったよね(涙)
latifaさん、モロッコに行ってた時があるのね!すごいーー。

  【 編集】  URL |   2013/06/11 20:16   |  TOP ▲ |


roseさん、こんにちは!
台風の影響、今のところは少なくてほっとしています。
また電車のダイヤが乱れないと良いのだけれど・・・

> 結局、ナセル=アリみたいなタイプの人って結婚には向かないんですよね。
そうそう・・・。芸術家タイプの人(男性も女性も)には、結婚に向かない人、結構いる気がします・・・。
有る程度、相手にあわせなければ、長年やっていくことって難しいしね。
何でも許してくれる、異常に寛大なパートナーならまだしも。

それと、忘れられないかつての恋人が、いつまでも心の中心に居座っている人が、無理して別の人と一緒になると、結局、自分も回りも、みんな不幸になったりしますよね・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2013/06/12 14:16   |  TOP ▲ |


migさん、こんにちは!
ここで、migさんちのコメントへのレスへの、またレスを書かせて頂いちゃいます。

え~~~っ!!!マチューさんと?!
すご~~~い!!

そういえば、何年か前に、migさんちで、それを読んだ記憶があったような・・・。
潜水服~の映画が話題だった頃だったかしら。
いずれにしても、すごいわー!生マチューさんと遭遇で来たなんて。
migさんは、色々なスターと会えていて、羨ましいわ~~~(^○^)
latifa  【 編集】  URL |   2013/06/12 14:19   |  TOP ▲ |


みみこさん、こんにちは!
台風、意外と今のところは、被害とか交通ダイヤに影響が無くて、ほっとしています。

いやいや、お友達のお家に居候させてもらっただけなのよ。(居座っていただけとも言う・・・)
食べ物は、もう~とっても美味で、日本人の口に合うと思うよ!!
イランの料理は、未経験なんだけどね・・・。
イランといえば、サヘル・ローズさんっていう芸能人というか、なんというか・・・知っているかな?
滝川クリステルさんの物まね?みたいなのとか、前にしてたこともある、イランの綺麗で性格も良い感じの人。
そうそう、滝川さんと杏ちゃんと小沢さんと、なんか凄い事になってるね(いきなり、ワイドショーちっくな話題で、すまん)
こんな大物で綺麗な2人の女性と、色々あるなんて、小沢さんって、あんまり映画とか演じる方では、ぱっとしないと思ってたけど(失礼!)、実生活では凄いのね。

> まあ・昔の恋、かなわなかった恋だから永遠に美しいんだろうね・・・
そうだよね~。この前「秒速5センチメートル」っていうアニメ映画を見たばかりなんだけど、それも、男子が元彼女を長年引きずりまくる内容だった。
latifa  【 編集】  URL |   2013/06/12 14:34   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!

> カッと見開いたマチューの目が印象的でした。
確かに。彼って、潜水服~の時の印象が強いんだけど、普段から、ああいう目なんですね?
目っていうか、そういう目の表情をする人なのね。

> とっても好感度の低い主人公でしたが、ダメ男に甘い私は許せます~(笑)マチューだからなおさらです(笑)
おっ!!tsurubaraさんと同じねー^^

> 奥さんも気の毒だったけれど、ヴァイオリンを壊しちゃあかんな。芸術家の命ですもん!
そうだよね、あそこは変だわ。壊すわけないよね。

モロッコは昔、かなりハマってまして、3回も行っちゃった(^^ゞ
latifa  【 編集】  URL |   2013/06/12 14:40   |  TOP ▲ |


このコメントは管理人のみ閲覧できます
  【 編集】   |   2013/06/13 15:16   |  TOP ▲ |


コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://latifa.blog10.fc2.com/tb.php/1131-de71bd57

映画・チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜
読書と映画とガーデニング (2013/06/06 19:18)
2011年 フランス・ドイツ・ベルギー合作 原題 Poulet aux prunes 天才音楽家ナセル・アリは死ぬことにした 大切なバイオリンを壊されたから 最期の8日間で人生を振り返るナセル・


チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~
rambling rose (2013/06/06 19:39)
大切にしてきたバイオリンを妻に壊された天才音楽家のナセル・アリ。代わりも見つからず絶望した彼は死ぬことを決意する。


【TIFF_2011】『チキンとプラム』 (2011) / フランス
Nice One!! @goo (2013/06/08 07:32)
原題 : Chicken with Plums / Poulet aux prunes 監督 : マルジャン・サトラピ/ヴァンサン・パロノー 出演 : マチュー・アマルリック 、エドゥアール・ベール 、マリア・デ・メディロス 、ゴ


チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜 / Poulet aux prunes
我想一個人映画美的女人blog (2013/06/08 09:22)
ランキングクリックしてね &amp;larr;please click 天才バイオリニスト、ナセル・アリは死ぬことにした。 ベッドに横たわり、最期の8日間で人生を振り返る。 叶わなかった恋。それは...


チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~ 
ちょっとお話 (2013/06/09 22:12)
チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~   (2011  フランス・ドイツ・ベルギー) POULET AUX PRUNES CHICKEN WITH PLUMS 叶わなかった愛が、いちばん美しい。


チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~ (第25回東京国際映画祭プレイベント上映会にて)
風に吹かれて (2013/06/10 11:17)
忘れられない人がいる公式サイト http://chicken.gaga.ne.jp 11月10日公開原作: 鶏のプラム煮 (マルジャン・サトラビ著/小学館集英社プロダクション)監督: マルジャン・サト


「チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~」
Slow Dream (2013/06/11 20:17)
チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~ [DVD](2013/05/02)マチュー・アマルリック、マリア・デ・メディロス 他商品詳細を見る 天才音楽家ナセル・アリは死ぬことにした、大切な


| ホームTOP ▲ |