「桃(タオ)さんのしあわせ」感想
なんか、すごく良かったです・・・。久しぶりの5つ★
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それほど期待していなかったのだけれど、予想以上にツボに来る映画でした。
私自身がタオさんという人に好感を持ったからこそ、かもしれません。

タオさんは、キチンとしていて、家事仕事のプロ、料理や野菜を選ぶ審美眼はちょっと厳しい。
慎ましく控えめで、他人に寛容で、感情をあまり外に表さずにじっと耐える所も有り。
あっ・・・今ちょっと浮かんだのだけれど「日の名残り」の執事さんと、どこか少し通じる所があるかも。

で、かたやロジャー!!良い人だわ・・・。こんな孝行人(息子)、滅多におらんですよ?!
タオさんは、こんな風に優しくしてもらえて幸せものだ~!!
人生の最後数年を、こんな風に過ごせられて!!

でも、ちょっと思うんですが、、ロジャーは一人者だったから・・・っていうのも、あったかもな・・・。
回りを見渡してみて、親孝行な人の中に、独身の人が、わりと多い気がするんですよ。結婚していたり、子供がいると、普段の生活の中で、どうしても優先順位がそちらにになってしまい、親への配慮とかってのが後回しになってしまいがちな気が・・・。

タオさんは、ロジャーにとってはお母さんみたいな存在。でも、お互いに親子ほどは近しく無いため、程良い距離感があって。
その距離感が良いんですよ。お互い節度あるというか。

全体的にこの映画、あざとさとか、泣かせようとか、盛り上げようとか、そういうのが一切無いのが凄く好きでした。
そして、綺麗なところだけでまとめず、タオさんが最後の方、車椅子にベルトで固定しなくてはならない程になってしまい・・・。面倒をみていたロジャーが、タオさんのよだれをふいてあげたティッシュをゴミ箱に捨てに行くシーンで、はぁ~という溜息をつくシーン等も入れていたのが凄く良かったです。人間を看取るということの、最後の方の苦い部分も入れていたことが。

色々印象に残るシーンがあったけれど、やっぱり映画の試写のシーンに行くシーンが大好きです!!
精一杯着飾って、誇らしく嬉しそうなタオさん。ロジャーがエスコートしてくれて、お手伝いさん冥利?に尽きる一夜でしたね。

この映画と、「クレアモントホテル」と、少しだけ似た処があるのですが、クレアモントより断然私はこちら!!
クレアモントは主役の女優さんのルックスが、どうも好みじゃなかった・・・というのもありますが・・・。

桃さんのしあわせ (2011/中国) 桃姐 A Simple Life
監督 アン・ホイ
原作 ロジャー・リー
出演 アンディ・ラウ / デニー・イップ / チン・ハイルー / チョン・プイ / サモ・ハン / アンソニー・ウォン / ツイ・ハーク

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普段のタオさんは、こんなに美しい!
【2013/06/12 15:56】  コメント(10) | トラックバック(5) | 中国・台湾映画
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コメント

こんにちは♪

泣かせようというあざとさがなかったのは、やはりあの絶妙な節度ある距離感のおかげかもですね
私も、試写のシーンで少し誇らしげな、でもとまどいのある桃さんが、「義理の母です」といわれ、手をつなぐシーンが一番好きでした

でも、確かにlatifaさんの記事にあるとおり、独身だからってのはあるかもしれませんね。
独り身だからこそ自由がきくし、優先順位も自分で決められる。これで奥さんや子供がいたら、桃さんの面倒を見ることはなかなか出来なかったでしょうね。

晩年?が少々早回しだったのは残念ですが、映画の尺を考えるとしょうがないのかな。
完全にオバちゃんだった桃さんは、こんな美しいオバ様だったのですね~!(笑)
maki  【 編集】  URL |   2013/06/12 16:54   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんにちは! TBありがとうございました。
この映画、よかったでしょ~? 気に入ってくれてうれしいわ♪
私はこれ、昨年のベスト作の1本でした。
やさしい気持ちになれる映画だよね~、もう、泣けて仕方なかった。。
私が観た日は、新聞に映画評が出た直後だったからか、立ち見も出ていたんだよ。
こういう映画にたくさん人が入るって、ホント人間の善性を信じたくなるよね(今朝のニュースで、性善説を裏付ける実験の話、あったけど^^)。
ロジャーもタオさんも独り身、っていうのは私も思ったな。。
でも、ロジャーみたいな人だったら私が結婚したいよ(爆)。
『クレアモントホテル』は未見なんだ、、観た~い。
真紅  【 編集】  URL |   2013/06/13 12:54   |  TOP ▲ |


makiさん、こんにちは!
ロジャーが、2回ほど、お手伝いさんとは言わずに、義理の母です、ってさっと答えたシーンがありましたが、悩む間もなく、さっと言ったところとか、いいなぁ~やるぅ~!って思いました。

試写のシーンは、家を出る前に、おめかししていたので、もしや、誰かとデート??と思いきや、試写会にお呼ばれだったのねーって、後から解って、ロジャーがこれ以上のおもてなしは無いってくらい、タオさんをエスコートしていましたね。見ているこちらも笑顔になりました。
latifa  【 編集】  URL |   2013/06/15 14:33   |  TOP ▲ |


真紅さん、多忙な中、コメントありがとう~!
そうっか、仕事、残業とかもあるんだね・・・。大変だぁ~!!
でも、パスドラとかツイッターとかも楽しんでいるんだね。色々やっていて、すごいわー。
ツイッターを始めちゃうと、ブログが負担に思う人も多いみたいよね。
ツイッターは短文で、ちょこちょこと気軽にすぐアップ出来るけど、ブログは一つアップするのって、結構時間かかったりして、気楽な作業じゃなかったりするから・・・。
私はツイッターはやっていないんだけど、みんな段々ツイッターの方に移行している感がある・・・。

そうっか、この映画、立ち見も出てたんだね?
こういう映画に沢山の人が見に来ているっていうのは、なんだか嬉しい現象だなー
たとえ、新聞に記事が載った影響だとしても。

> でも、ロジャーみたいな人だったら私が結婚したいよ(爆)。
私もだよ!
あんな優しくて良い人、そうそういないよー。

> 『クレアモントホテル』は未見なんだ、、観た~い。
これねえ・・・・。世間での評判は凄く良かったんだけど・・・
私、結構辛口な感想書いちゃったんだよね・・・。
いつか見る事があったら、真紅さんの感想楽しみにしてまーす。
latifa  【 編集】  URL |   2013/06/15 14:39   |  TOP ▲ |


独身だからというのはあるでしょうね。
でもそれがこの映画のいいところでもあると思うのです。
独身だから親のような存在である桃さんにも親孝行できる。
それがいいんでしょうね。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2013/06/15 16:55   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!
この映画の場合、ロジャーの実の親が、アメリカに行っていて、香港に不在という設定でしたしね。
でも、ロジャー母とタオさんの関係、2人のやり取りを見ていると、使用人とご主人様というよりは、もっと近しい関係に感じました。
でもタオさんは、あくまでも、低姿勢だし、ロジャー母も偉そうでもなく、また変にへつらってもおらす、良い感じでしたよね。
latifa  【 編集】  URL |   2013/06/17 15:05   |  TOP ▲ |


本当に良い映画でしたね。
タオさんの生き方、見習いたいものです。
こに  【 編集】  URL |   2013/06/27 14:45   |  TOP ▲ |


こにさん、こんにちは!
タオさんおよび香港での老後の施設とかの様子、興味深かったですね。
明日は我が身・・・・。
日本も香港も、もうちょっと安心して老後を過ごせる国になってもらいたいです・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2013/06/28 13:30   |  TOP ▲ |


おはようございます~。

うんうん、あざとさとかね、無かったですよね。
肉親とはまた違った距離感っていうのかな、それがとても暖かくて良かったですよね。
辛いシーンも描いてありましたよね。そうそう、ティッシュのシーン。

独身!
なるほど~~、それはあるかも!鋭い!
やっぱり奥さんとか子どもとかいたら・・違ってきますもん。

わぉ!そしてタオさんの女優さん、こんなに綺麗な方なのね、すご~い。
  【 編集】  URL |   2014/01/14 09:59   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!
2年ぶりにWOWWOWですか。
私も、久しくケーブルTV系と契約解除しちゃったままだなあ・・・。
WOWWOWは、最近やったばかりの映画をどんどん放映してくれて、いつも羨ましく思っています。

アンディ・ラウって、オオカミみたいなお顔立ちのせいか、ちょっと怖いって印象があったのだけれど、この映画では、とっても優しい人だし、表情だし、で彼を見る目がちょっと変わりました。
latifa  【 編集】  URL |   2014/01/14 17:52   |  TOP ▲ |


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