「偽りなき者」感想
無実の罪で、ひどい目に遭う・・・映画。5つ★
37fd7739 (1)
でも、こちらは身の潔白を明らかにするために頑張るという内容ではないんですよね。
だいたい「俺はやってないよ?!あの子が嘘を言ったんだ!」と強く主張もしない。
まあ、幼い子供とはいえ、そっけなくされた相手に、拗ねてちょっとした意地悪を・・・というのが、予想外にとんでもない事になってしまい・・・。というのは解るんだけど、あの少女の表情とか上手すぎるせいか、私は大人気なく、このクソガキがー!とイライラさせられてしまいました。
でも、その気持ちを代弁してくれるかのように、息子がつばを吐いて怒りまくってくれましたが・・・。

それにしても、長い事仲良くしてきた友人たちのほとんどが、彼の身の潔白を信じずに、手のひらを返したような態度になるのは、悲しかったなあ・・・。そんな時でも、彼の事を心配してくれて味方になってくれる友達もいて、救われました・・・。
スーパーのシーンは辛かった・・・。
教会に堂々と行く彼、立派でした。

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
その後、どうやら1年後になって、すっかり何もなかったかのように、元通り仲良く和気藹々と息子が銃を持てるようになったお祝い会の様子・・・。
それにしても、ルーカスは寛容でできた人間ですよ・・・。あんなひどい目に遭ったのにもかかわらず、クララに優しく接して、抱っこして・・・。ルーカスの事件後から今に至るまでの、ここから出て行かずに、ずっとここで暮らし続ける覚悟というか、気持ちが揺るがないのが凄いです・・・。

めでたしめでたし・・と、思いきや、ラストシーンは、狩りに出た先で、ルーカスめがけて銃が放たれます・・・。私は狙われたものの、よけられた・・・と思ったのですが、そうじゃなくて、そもそも殺す気はなくて、ギリギリのところを外して撃った?のかな・・・。いずれにせよ、根深い感情は消えてないという証拠・・・。
以上

この監督さんの映画では、以前「光のほうへ (2010)」を見たことがありますが、この後もまたどんな映画を作るのか、楽しみです。

偽りなき者 (2012/デンマーク) Jagten
監督 トマス・ヴィンターベア
出演 マッツ・ミケルセン / トマス・ボー・ラーセン / アニカ・ヴィタコプ / ラセ・フォーゲルストラム / スーセ・ウォルド / ラース・ランゼ / アンヌ・ルイズ・ハッシング / アレクサンドラ・ラパポルト
【2013/10/09 12:36】  コメント(10) | トラックバック(4) | ドイツ・デンマーク
TOP ▲HOME
 
<<「みなさん、さようなら」「ポテチ」感想 | ホーム | 「愛、アムール」感想>>
コメント

お邪魔します~~
無実の罪で犯罪者に・・・って現実にもありゆるから、人ごとには思えないよね。
しかしあの子供の態度、腹立たしいよね。
子供ゆえの嫉妬か・・と思ってはみても
同情は出来ないよね。それにあの子の
顔、ふてぶてしいというか、とても
可愛い~~って感じの子じゃないから余計
いらっと、くるのよね。
マッツのような人格者にはとてもなれないわそれにしてもラストはゾックっとするよね。
何でもないふりして、心の中で
色々思っている人がいるってことだし。
周囲の大人も怖いってことよね・・・
みみこ  【 編集】  URL |   2013/10/10 22:20   |  TOP ▲ |


これは見応えのあるスゴイ映画だった!
見ているほうは真実が分かっているだけに、もう回りにイライラさせられっぱなしでしたよね。
変態行為を決め付けただけでなく、あんなにもされなきゃいけないんだろうか。
これまで付き合ってきた信頼関係とか、あまりにもあっけなくて。
安心させないラストにもビックリ!
北欧の映画は質が高いわ。
オリーブリー  【 編集】  URL |   2013/10/12 13:54   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんにちは!
話題作が続きますね~これも考えさせられる物語だったよね。
もし相手が幼女じゃなくて大人の女性だったらまだ周囲でもルーカスの味方(?)は多かったかもしれないよね。
ルーカスだってもっと自己主張出来ただろうし。
子供ってやっかいやわ~。。。
ちびジュディ・デンチちゃん(笑)かなりlatifaさんをイライラさせたみたいで・・うまかったよね。
それにしても、最後にあの様な仕打ちをする人って・・いったい何がそこまでさせるのか、とも思うわ。
(幼女の身内以外だとしたら、似たような被害にあった人の身内とかかしら??)
でも、いくら疑いをずっと持ってるにしても、危害を加える様な事するって(それが威嚇でも)信じられないわ・・。
石を投げたりするのもそうだったけど・・。
つるばら  【 編集】  URL |   2013/10/14 17:26   |  TOP ▲ |


みみこさん、こんにちは!
台風行ったものの、交通機関の乱れとかでアタフタ中だよ。
子供さんたちは学校はお休みかな?
家の子供の学校は午後から通常どおりって発表なって、もう大変、あわただしく出かけて行ったよ。
まさかあるとは・・・。遠距離通学だとキツイよー

あの子、みみこさんちで、つるばらさんと、ジュディ・デンチ似ってお話されているのを読んで、爆笑していたわ。確かに似てるー。

無実の罪といえば、それでも僕はやってないを思い出すけど、昨日周防監督の「終の信託」を見たばっかりなの。なんか周防監督の映画で、あんまり・・って事が今までなかったんだけど、これは合わなかったみたい・・・みみこさん見てるかなー。後で探しに行くね
latifa  【 編集】  URL |   2013/10/16 13:44   |  TOP ▲ |


オリーブリーさん、こちらにもありがとう^^
うん、うん。見応えありましたねー。
だいたい学生時代から、ずっと仲が良い親友だったら、○癖とかだって、ばれるだろうし。
ロ○コンじゃないって解ってるはずなのにな。
スーパーでの対応とかも見ていて酷すぎて腹が立ってしょうがなかったわ。
でも、マッツさん、ぐっと我慢して、偉かった・・・。

> 安心させないラストにもビックリ!
そうなのよね。
ピリッと、最後のアレが効いていて、☆がまた一つアップしちゃいました。
latifa  【 編集】  URL |   2013/10/16 13:57   |  TOP ▲ |


つるばらさん、こんにちは!
子供が嘘を言うわけないって、みんな信じているんだもんね・・・。
映画見た後、ちょっと調べたら、デンマークのお国柄、子供は純粋って思ってるところがあるらしく・・・。
私ね、自分の子が赤ちゃんの頃から、お友達とか外で遊ばせていた時に、うわーこんなに小さいのに意地悪だー!、すんごいしたたかな嘘つくガキがおるんか!?って、思った事、いっぱいあったんだよ。
まあ、家の子が、おとなしい性分だったから、やられがちだったのもあるんだろうけど。
だから、子供の言う事は本当だとか思ってないんだよね、結構疑ってかかる方なんだー。

> ちびジュディ・デンチ
これ、笑ったよー! ほんと似てるー。

石投げとか最後の弾丸とか、ほんとに当たって死んじゃったりしたら、どうするつもりなのさね、死んでもいい・・いや、殺そうと思ってやってるのかな?
恐ろしい・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2013/10/16 14:18   |  TOP ▲ |


『それでもボクはやってない』よりもこの映画が恐ろしいのは、昨日まで仲の良かった人間が一つの嘘が原因でエセ正義の下、暴力をふるってくるということ。
それが一生つきまわってくるということ。

こういう映画を見るたびに思いますよ。
いつから男として生きることが辛い世の中になったのかと。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2013/10/20 14:08   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!
> 『それでもボクはやってない』よりもこの映画が恐ろしいのは、昨日まで仲の良かった人間が一つの嘘が原因でエセ正義の下、暴力をふるってくるということ。

そうですよね。ひどい暴力のふるわれ方でした・・・。
石とか銃とか、命に危険が及んでましたもんね・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2013/10/21 14:45   |  TOP ▲ |


こんばんは

あの狙撃者ですが、私はクララの兄だったと思っています
折りしも息子と同じ年頃、狩りの許可も下りる頃です
何でそう思ったのかというと、クララをみつめる彼の表情(深い絶望を感じ取れた)と、年齢から。あのくらいの年齢って大人は解決したことでも、子供にはわからなくて深く根をもっているってこと、あると思うから。
それに、1年後のときに息子とは手を握ってたけど、ルーカスとは目を合わせませんでしたね
逆行から見える小さな肩から勝手にそう思ったのだけれど、なんにせよ、誰だったにせよ、そこに深く潜む悪意がまだ終わってない事を知るラストは絶望的でしたね
maki  【 編集】  URL |   2015/09/21 22:29   |  TOP ▲ |


makiさん、鋭い!!
以下の処を読んで、鳥肌でした!
> あの狙撃者ですが、私はクララの兄だったと思っています
> 折りしも息子と同じ年頃、狩りの許可も下りる頃です
> 何でそう思ったのかというと、クララをみつめる彼の表情(深い絶望を感じ取れた)と、年齢から。あのくらいの年齢って大人は解決したことでも、子供にはわからなくて深く根をもっているってこと、あると思うから。
> それに、1年後のときに息子とは手を握ってたけど、ルーカスとは目を合わせませんでしたね

すごいーー!!
この映画、お気に入りだったんだけれど、このような推察をされている感想って、今まで読んだ事がなくて、まさに目からウロコ状態。
確かに、あり得る、そうかもしれない!
latifa  【 編集】  URL |   2015/09/22 11:17   |  TOP ▲ |


コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://latifa.blog10.fc2.com/tb.php/1157-e944d1d1

偽りなき者
ちょっとお話 (2013/10/10 22:22)
偽りなき者   (2012  デンマーク ) JAGTEN THE HUNT (原題:JAGTEN)(英題:The Hunt) 監督  トマス・ヴィンターベア 製作  シセ・グラム・ヨルゲンセン     モーテン・カウフマン 脚本  トマス・ヴィンターベア     トビアス・リンホルム 撮影  シャルロッテ・ブルース・クリステンセン 編集  ヤヌス・ビレスコフ=...


偽りなき者
心のままに映画の風景 (2013/10/12 13:48)
デンマークの小さな町。 親友の娘クララ(アニカ・ヴィタコプ)の作り話が原因で、変質者のレッテルを貼られてしまったルーカス(マッツ・ミケルセン)は、潔白を訴えるが耳を貸すものは誰もいなく、仕事も信用も失うことになる。 周囲から向けられる憎悪と敵意が日ごとに増していく中、静かに耐え忍ぶルーカスだったが…。 世間から迫害される無実の人間の尊厳と誇りを懸けた闘いを描いた人間ドラマ...


映画・偽りなき者
読書と映画とガーデニング (2013/10/12 14:51)
2012年 デンマーク 原題 JAGTEN 英題 THE HUNT 森と湖が美しい村 幼稚園で働くルーカス(マッツ・ミケルセン) 温和な性格で園児たちと元気よく遊び、休日には幼馴染の友人たちと猟に出かけたり湖で遊んだり酒を飲んだり 平穏に暮らしていた彼は、親友テオ...


偽りなき者
rambling rose (2013/10/14 17:15)
デンマークの小さな町の幼稚園で働くルーカス。面倒見の良い彼は友人の子供クララの事も可愛がり、彼女もそんなルーカスが大好きだった。が・・


| ホームTOP ▲ |