「永遠の0」感想
4年位前に、原作本を読んで、かなりガツンと来たのですが、映画はどうかな・・・?という興味がわいて見てみました。3つ★半
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評判が良かったり、観客動員数が凄い事で話題になっていましたよね。
映画を見て思ったのは、ゼロ戦とか戦闘機マニアの人、空中戦とか、そういうのが好きな人には、喜ばれるかもしれないなーという印象。小説よりも映画は、こういった部分に、かなり重きを置いていた気がしました。
そういう軍艦とか飛行機、飛行シーン等やら、エキストラもたくさん使っていたり、衣装や舞台作りもしっかりして、当時そのままをリアルに再現出来ているため、安っぽさが無いのが良かったです。ちゃんと作っている感が半端じゃなかったです。
ただ、内容となると、素晴らしいとまでは行かなかったかもしれないなあ・・・。

原作の細かいところは、もう忘れてしまっているのですが、なぜあそこまで生きて戻る事に固執していた男が、特攻隊に志願したのか?という部分が、小説ではハッキリわからなかったんですよね。
映画では、部下がどんどん特攻で散って行くのを見送るだけ・・・という状態にかなり病み気味で、そこにちょうど現れた、かつて身を挺して自分を助けてくれた部下が現れる。その部下が特攻で選ばれた時、彼の身代わりになると決意して、自分も同じ時に特攻に志願した、という風に私は思ったのだけれど(違うかもしれないです)
やっぱり、腑に落ちない・・・。

小説では、マスコミ・新聞が戦争に向かう様に煽った事や、本当の事を書かずにいたこととか、一部の官僚や特権階級の人についての事とかの部分に力を入れて書かれていたのですが、映画ではそういう部分があまりなくて、

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
なんとラストシーンは、今まさに特攻しようとしている岡田君のドアップで終わるという・・・
うーん・・・ なんというかね、この描き方は・・・どうなんでしょうか・・・。
特攻するシーンをラストに持って来るっていうのは、私は、なんだかなあ・・・と思いました。
あと、ヤクザの親分が、奥さんを助けるシーンは原作では、とてもドラマチックで印象に残るシーンだったのですが、映画では言葉でさらっと語られるだけだったのがちょっと残念だったかな・・・。
以上

永遠の0 (2013/日)
監督 山崎貴
原作 百田尚樹
音楽 佐藤直紀
出演 岡田准一 / 三浦春馬 / 井上真央 / 濱田岳 / 新井浩文 / 染谷将太 / 三浦貴大 / 上田竜也 / 吹石一恵 / 田中泯 / 山本学 / 風吹ジュン / 平幹二朗 / 橋爪功 / 夏八木勲

以前書いた小説の感想
こちら
【2014/08/23 14:02】  コメント(4) | トラックバック(6) | 日本映画
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コメント

latifaさん、こんにちは。

「永遠の0」、いつか読もうと思っていた
のに、原作者の百田さんが、意外にも
「超右寄り」の人だと云う事が判明して
すっかり読む気が失せました。

映画はどうか?と思いましたが、さらに
微妙な感じ。

最近、安倍ブレインの中で「徴兵制」
どころか「皆兵制」みたいなお話も
出たりして…
「誇り」とか云う言葉が美しく舞い始めると
やばい(本来の意味で)、と思う今日
この頃です。


寝湖世  【 編集】  URL |   2014/08/24 06:48   |  TOP ▲ |


寝湖世さん、こんにちは!

> のに、原作者の百田さんが、意外にも
> 「超右寄り」の人だと云う事が判明して
そうなんですか?!それは知らなかった・・・。

小説を読んだ限りは、そういうのは特に感じなかったけれど・・
私が鈍感なだけだったのかも・・・。
映画はね、うーん、、ちょっと微妙な処があるかも。

> 最近、安倍ブレインの中で「徴兵制」
> どころか「皆兵制」みたいなお話も
怖いですよね・・・。
第二次世界大戦の頃も、マスコミ新聞などは、世間をあおるような報道をしたらしいし、
二度と同じ過ちは繰り返して欲しくないわ。
latifa  【 編集】  URL |   2014/08/24 10:52   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんにちは!
原作との比較が興味深いです。
へ~、なぜ主人公が特攻隊に志願したのかを曖昧にしてるのね。
映画での解釈は私もlatifaさんと同じように思いました。

反戦を色濃くしてくれたほうが、私的には感動できたんだけど、
やっぱり原作からして特に「反戦」じゃないんだ・・・
マスコミや官僚などのあり方に対する批判に力を入れてたのね・・・
娘は映画館で観て泣けた~って言ってたけど、私は泣けなかったな~
YAN  【 編集】  URL |   2014/11/24 18:01   |  TOP ▲ |


YANさん、こんにちは!
うーん、原作では、私は反戦小説って印象は受けたのよ。
でも、それは人によって、受け止め方が違うみたいね・・・。

> マスコミや官僚などのあり方に対する批判に力を入れてたのね・・・
その部分は、とても読み応えがったし、「ちいさいお家」でも同様に書かれていたけど、マスコミに踊らされちゃいけないんだ、新聞記事をまるまま信じてはイカンのだ、って勉強になった部分でもあったわ。

> 娘は映画館で観て泣けた~って言ってたけど、私は泣けなかったな~
家も同じ^^
でも、いずれにせよ、若い人が、こうやって戦争映画を見て、昔の事を知る一つのきっかけになるわけで、こういう映画がヒットするっていうのは、悪い事じゃないって、私は思っています^^
latifa  【 編集】  URL |   2014/11/26 10:39   |  TOP ▲ |


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