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「天才スピヴェット」感想
天才少年の孤独と冒険旅を、アメリ風に描いたら・・。3つ★半
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映像や、アメリカの風景など素敵でした。
内容は、うーん・・・。特に私の心に引っ掛かるところがあるわけでもなく、だからといって、つまらないとかでもなく。
ちょっとシニカルだったり、銃社会を批判するような処などもあって、能天気な映画ってわけではないんですよね。

内容は、アメリカの片田舎、一日に数回だけ、同じ時間に貨車が通る・・・。
実は天才なのだけれど、学校の先生も、彼のその才能に気がついてくれないし、天才にありがちだが、彼は孤独だ。
自宅の周りは何もない、父は、双子のもうひとりの兄弟を溺愛していたが、銃の暴発で幼くして死んでしまって傷心だし、母は昆虫博士?で、姉はここでの暮らしが不満で都会に憧れている。
ある時、彼の発明が化学賞を受賞したそうで、その授賞式の会場に一人で向かう冒険に出かけるのだった。

その旅の途中、色々な事が起きる。あんな貨物列車に乗り込んで遠い遠い場所に行くなんて素敵ですねー。
可笑しかったシーンは、キャンピングカーで、マネキンになりすまし、凄い笑顔を作るところとか。でも普通鍵かかってるよね。
あと、松の木だけが冬に葉を落とさない理由の言い伝えは印象に残りました。

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
一人で家出同然に飛び出してったスピヴェット君。自分は愛されてないと思い込んでいた彼だったが、パパもママも、家族みんな彼の事を心配していた。学術授賞式、その後のTV出演などが続き、ママが彼のもとに来てくれて、パパが彼を笑顔で快く迎え入れてくれた・・自分は愛されていたんだと気がつき安心する。という、ハッピーエンドでした。以上

天才スピヴェット (2013/仏)
L'extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet
監督 ジャン・ピエール・ジュネ
原作 ライフ・ラーセン
撮影 トマ・アルドメイエル
出演 カイル・キャトレット / ヘレナ・ボナム・カーター / ジュディ・デイヴィス / カラム・キース・レニー / ニーアム・ウィルソン / ジェイコブ・デイヴィーズ / ドミニク・ピノン

内容・あらすじ アメリカ・モンタナ州の田舎に、スピヴェット少年の一家は暮らしていた。
父親は開拓時代のカウボーイ風で、スピヴェットの弟レイトンを溺愛していたが・・・。
【2015/07/12 11:38】  コメント(10) | トラックバック(5) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

latifaさん、こんにちは~。コメント&TBありがとうございました。
お返事遅くなってごめんなさいね~。
私、この映画大好きだったわ~。一種のファンタジーだと思ったから、細かいことは気にしなかった。
スピヴェット少年がとにかくかわいかった!!
あんなかわいい子でも、劣等感持ってるんだな~、子どもって難しいな、と思ったわ。
でも自分も、子ども一人しかいないのにあんまりかわいがってやれなかったかも、と反省しています。
なかなか難しいよね、子育てって。
真紅  【 編集】  URL |   2015/07/15 13:20   |  TOP ▲ |


真紅さん、こんにちは!
台風接近中だけれど、大丈夫?
交通機関とか、色々影響が出てるんじゃないかな・・・
このまま、大きな被害とかなく、立ち去ってもらいたいねー。

で、この映画だけど、
スピヴェット少年、可愛かったね!
ちょっと気弱そうで、好きなタイプよ。
あんまり自信家なタイプより、こういう小さい子の方が好きだな。

> あんなかわいい子でも、劣等感持ってるんだな~、子どもって難しいな、と思ったわ。
ホントだよね。
誰も認めてあげないから、あんなに天才なのに、可哀想だったなあ。

> でも自分も、子ども一人しかいないのにあんまりかわいがってやれなかったかも、と反省しています。
そうなのかい? そんなことは無いでしょうー^^ ちゃんと伝わってると思うよ!!
latifa  【 編集】  URL |   2015/07/16 18:21   |  TOP ▲ |


暑くなって来ましたね~ぇ
これは劇場鑑賞しました!
子供の冒険ドラマ好きなんですよねo(^-^)o本当は「6歳のボクが、大人になるまで。」が見たかったんだけど近くで上映が無くて
絵本のような映画でしたが今ひとつ印象に残る作品ではなかったカナ(^。^;)
これも双子でしたね
死んだ双子が出て来たり昆虫博士のヘレナは変わり者の役が多いな~ぁ
カイル君は可愛くて来日してたね♪本人も数か国語が話せる天才みたい
森子  【 編集】  URL |   2015/07/21 16:15   |  TOP ▲ |


森子さん、こんにちは!
おおー、そうでしたか、これ劇場鑑賞だったんですね。
風景とか大きな画面で見たら、凄く良かったんじゃないでしょうか^^

私も子供の冒険ドラマ、大好きです。

>「6歳のボクが、大人になるまで。」が見たかったんだけど近くで上映が無くて
同じです。
私も見たかったのですが、近所でやってる劇場がありませんでした。
でも、もうすぐレンタル開始になるので見られるのが楽しみ!

> カイル君は可愛くて来日してたね♪本人も数か国語が話せる天才みたい
あ、そうなんですか!
数か国語が喋れるとな??うわー、すごいな!
latifa  【 編集】  URL |   2015/07/22 17:26   |  TOP ▲ |


latifaさん、こちらにも!
私・・・この子役の子、特に好みじゃなかった・・・(^^;
だからか、かわいい~と思う所もなく、
松の木とスズメの物語以外はあまり印象に残らなかったわ。
でも、子供ながらに孤独で傷付いた少年が
ハッピーエンドでまとまって、良かった~って思いました。

ところで、↑の森子さんは長くブロ友さんですが、
携帯で頑張って更新してる人なのよ!
だから、面倒なTBとかブログ内検索とかは
難しいようなんだけど、
よろしくお付き合いをお願いしますね☆
なんて、差し出がましくて、すいません。
YAN  【 編集】  URL |   2015/08/25 16:10   |  TOP ▲ |


YANさん、こちらにもありがとう!
そうっか、この少年、YANさんは、あんまりだったのね。
この前ね「6才のボクが・・」を見たんだけど、YANさんもそのうちご覧になられるような気がするけれど(^^ゞ
そっちの男の子は、YANさんも好きな予感がする。
私もそっちの男の子の方が好きだった。

この監督さん、アメリもそうだったんだけど、さっきお話した、ウェス・アンダーソン監督と同じに、POPな色合いとかセンスとかは凄く好きなんだけど、ストーリーとなると、微妙に何かが自分の好みとは若干ずれてる気がするの・・・。

ところで、森子さん!
うん、うん、YANさんちでお見かけしていたから、お友達なのね^^って想像していたのだけれど、なんと!携帯からやってるなんてビックリ。そりゃあ大変・・・。
いえいえ(*'▽')YANさんのお人柄をかいま見るような、微笑ましいコメントだなーって私はpcの前で、ニコニコしちゃいましたよ☆
latifa  【 編集】  URL |   2015/08/26 13:22   |  TOP ▲ |


こんにちは~

私も「この映画っ」って感じには
とくに心に響かなかったのだけれど
ほっこりはしました
松ノ木とすずめの話は、心に刻まれても、彼にはあのときには響かなかったんでしょうね
マイナスに考えてる時って、そうだよな~って納得でした
ラストのお父さんがかっこよかった~
maki  【 編集】  URL |   2015/08/30 10:42   |  TOP ▲ |


makiさん、こんにちは!
確かに、ほっこりする系の映画だったかも。
それにしても、アメリカの子供に銃を簡単に渡すという、ああいう体質は良くない!
この映画を見ても思ったし、そういうシーンが出て来る作品が、ここのところ偶然重なっていたのもあって・・・。
今更銃規制とは、難しいんだろうけれども・・・なんとかならないのかな。
命に係わる事なのにね。
あら、映画の感想とは違う話をしちゃったわ(^^ゞ

latifa  【 編集】  URL |   2015/08/30 14:30   |  TOP ▲ |


お久しぶりです、お元気ですか?
10月に入って、少し寒くなってきましたね。

キャンピングカーでマネキンのマネをするところ、私の家族も爆笑してました。すごく好きです。
あと、色使いとか。
子供らしくない彼が、お母さんにだっこされるところは、サルみたいなしがみつき方で可愛いと思いました。
牧場主  【 編集】  URL |   2015/10/01 08:49   |  TOP ▲ |


牧場主さん、こんにちは!
昨晩は、真夜中に台風みたいな暴風雨で、よく眠られませんでした。
牧場主さんの方は、どうだったかな・・・。

> キャンピングカーでマネキンのマネをするところ、私の家族も爆笑してました。
あ!あのシーン、可笑しかったですよね。
ご家族で、この映画を鑑賞されたのねー。

色使いとかPOPで私も好きです。
ブランコに乘っている少女とのシーンとか、一瞬でしたが、とても素敵だったなー。

数日前、宅配GEOからDVDが7枚届いて、消化中です♪
latifa  【 編集】  URL |   2015/10/02 10:25   |  TOP ▲ |


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