かつてのデンマーク王国でのお話。デンマークの人なら誰でも知っている歴史らしいのですが、私は全く知らなかったです。
こんな風に、映像化されても大丈夫な事にも少々驚き^^ 日本の皇室だったら、絶対無理だろうな・・・。 「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」の脚本家、ニコライ・アーセルが監督を務めたそうですが、脚本も、映像や風景なども、シッカリしていました。タイトルから想像させられる昼ドラマ風の安易なラブロマンスではなく、不倫要素もありつつも、この時代の啓蒙思想を軸にした政治・王室のスケールの大きいドラマに仕上がっていて、予想以上に良くできた作品でした。 それでもやっぱり、ストールエンは、医者なのに、無計画過ぎ。 王妃との関係は1、2回じゃなくて、しょっちゅうだったし・・・妊娠させてしまうだなんて・・・。 でも、フランス革命が起きる前に、こんな、民衆の立場に立った法律を作っていたなんて(すぐにダメになるけど) 王様も、ストールエンの事が大好きだったのにね・・。市民のために色々良い法を作ったりした反面、あまりに早急に独断で動き過ぎてしまった感も・・・。あれは大勢の貴族議員たちに反感かうよなあ・・・と心配していたら・・・。 ★以下ネタバレ 白文字で書いています★ なんか、いやーな予感がしていたのだけれど、やっぱり処刑か・・・。まあ、それもしょうがないかな・・・。 私の最も怖れるギロチンシーンがっ!!その瞬間の視覚的にズバリな処は無かったけど、相当に恐ろしい描写が・・・。 最初、処刑当日に恩赦が・・って話だったのだけれど、馬車で向かう途中、神父さんの様子で、恩赦は無く処刑されるんだ・・・と気がつく・・・というシーンが胸が痛い・・・。 王妃は殺されないで済んでドイツの小さな村に飛ばされて、ほっとしました。でも、その後わずか4年ほど、23才の時に病気で亡くなっていたとは・・・。 ラストは、彼女の息子が17歳の若さで、元の貴族政治に戻ってしまった国を、クーデターでひっくり返したことが字幕で出て、嬉しくなりました。以上 ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 (2012/デンマーク) EN KONGELIG AFFAERE/A ROYAL AFFAIR 監督 ニコライ・アーセル 原作 ボーディル・スティンセン・レト 音楽 ガブリエル・ヤレド / シリル・オフォール 出演 マッツ・ミケルセン / アリシア・ヴィキャンデル / ミケル・ボー・フォルスゴー / トリーネ・ディアホルム / ダヴィッド・デンシク / トーマス・W・ガブリエルソン / サイロン・メルヴィル / ベント・マイディング / ハリエット・ウォルター / ローラ・ブロ マッツさんは相変わらずの安定した演技だし、知らない俳優さんの王様役の人も、綺麗な王妃役の人も、役者さんもみなさん上手だったし、タイトルと違って、全体的に品が良いのよね^^ 意地悪そうな、王の継母役を演じたのは、「未来を生きる君たちへ」「愛さえあれば」のトリーヌ・ディルホムさん。あんまり綺麗じゃないのに(すいません)、ヒロイン役が多いのよね・・・。 王妃 キャロライン・マティルダについてのwiki 1766年15歳で結婚 1770年1月にはすでに2人の関係は公然の秘密となり、また王太子フレデリクに天然痘の種痘を施したことでその信頼は絶大なものとなった。 1772年1月16日、仮面舞踏会の後、先王フレデリク5世の妃だった王太后ユリアーネ・マリーと神学者グルベア(w:Ove Høegh-Guldberg)を中心としたクーデターが起こり、ストルーエンセは逮捕される。摂政には王太后の子(=クリスチャン7世の異母弟)フレゼリク王子が就任した。カロリーネ・マティルデもクロンボー城に囚人として監禁された。王妃はストルーエンセをかばったが、同年4月28日ストルーエンセは処刑された。 1775年に猩紅熱により、23歳で病死 国王クリスチャン7世のwiki (内容・あらすじ) 18世紀後半のデンマーク。ドイツ人医師のストルーエンセ(マッツ・ミケルセン)は、国王クリスチャン7世(ミケル・ボー・フォルスガール)の侍医となる。国王の絶対的な信頼を得たストルーエンセは、事実上の摂政として政治を行なう様になる。一方で王妃カロリーネ(アリシア・ヴィキャンデル)と不倫の仲に・・。そんなワンマンな政治を行ない、貴族たちをないがしろにする彼を、保守派貴族たちは快く思わず…… |
こんにちはー
みどころは、マッツ本人よりも ストルーエンセと国王のプラトニックラブだよねーこれ。 ラストの、また会えるのを心待ちにしている王がなんとも切ない… 議員らの強硬決定だったんでしょうね 彼、やってる事は素晴らしいんだけど、どうみても国王を操ってるようにしかみえなかったから…。 ラスとでわかる、クーデターが若干17歳の青年の指揮で成功しただなんて驚きでした。カリスマ性のある人だったのかなあ… makiさん、こんにちは!
ストルーエンセと国王、とても良い感じだったから、あんなラストになってしまうのは悲しかったなあ > ラストの、また会えるのを心待ちにしている王がなんとも切ない… 事実を知らされて、ショックだったでしょうね・・・ あの後、王様は抜け殻になってしまっていただろうなあ・・。 > 彼、やってる事は素晴らしいんだけど、どうみても国王を操ってるようにしかみえなかったから…。 この映画では、もしかしたら実際より、良い人格に描かれていたのかもね・・・。 もっと野心とか、したたかさのある奴だったのかもしれない。 > クーデターが若干17歳の青年の指揮で成功しただなんて驚きでした。カリスマ性のある人だったのかなあ… そのあたりも、興味しんしんですよね。 続編、作るわけないけど、もしあったら見てみたいなー。 おお,これ好きです
マッツの出演作は欠かさず観てるので・・・・ で,実話ということでわたくしもウィキでいろいろ調べましたよん。 ストルーエンセってハンサムなんで,マッツのイメージじゃないんですけどね。 でも確かに安定した彼の演技さすがでした。 そして私も悲劇の王様のキャラクターがマッツ以上に心に残ったかな。 マッツ演じたストルーエンセは,いいやつなんだかずるいんだかようわからんかったし・・・・ ま,どっちの面もあるんでしょうけどね。 こういう王宮の悲劇のスキャンダルものって好きだなぁ・・・・ 王妃様もきれいで満足でした。 ななさん、こんにちは!
お返事遅れてしまって、ごめんなさい。 マッツ作品、ななさんもチェックされていたのねー(^^) 結構マッツさんって人気有るのね〜むふふ。 やっぱり、こういう映画を見ると、実在する人の事だから、見た後に調べたくなっちゃいますよね。 |
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いやいやえん
(2015/10/06 10:10)
【概略】
英国王太子の娘・カロリーネはデンマーク王の下に嫁いだ。だが無礼な振る舞いを繰り返す夫に失望し、彼女は愛情どころか憎しみを抱くようになっていく。
ドラマ
マッツ・ミケルセンがみたくて借りました。
時は18世紀。英国王の妹カロリーネは、15歳でデンマーク王クリスチャン7世と政略結婚をするが、夫は偏屈なうえ女癖が悪く、すぐに夫婦生活は悪化する。また、英国で自由な思想に...
rambling rose
(2015/10/07 12:37)
18世紀後半のデンマーク。希望を持って15歳で英国王室からクリスチャン7世の元へ嫁いだカロリーネ。しかし言動のおかしい王に絶望し孤立してしまう。そんな中、王はドイツ人医師ストルーエンセを気に入り、侍医として王室に招き入れる。 |