「ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男」感想
ジェームス・ブラウンの生い立ちやプライベートについては、よく知らなかったので、興味深く面白く見せてもらいました。
何といっても、かかる音楽がカッコよくて良かったです。4つ★~4つ★半
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貧しかった幼い時代の映像が、時々フラッシュバックのように流れるのですが、売れっ子になって行く様子と、その過去の部分とのバランスが良くて、中だるみせずに見れたし、何よりも私は刑務所時代に知り合った友達バードとの部分がぐっと来ました。
wikiなどで調べてみたものの、その辺りは書かれていなかったので、この映画のストーリーがどのくらい事実に忠実なのか、少しはフィクションになっている処もあるのか・・・解らないんですよね・。

そもそも刑務所で、身元引受人やらがいなくて、このままじゃ後10年は刑務所暮らししなくてはならなかったジェームスを、歌の才能を見出して一緒にバンドをやりたかったがゆえに、バードが自分の家族に頼み、そのお陰で、ジェームスは出所できた。
その後一緒に仕事をして行き、段々売れて行き、キングレコードからお声がかかるのだけれど、レコード会社のお偉いさん達から、元々のグループ名から、「ジェームスブラウンと、その仲間たち」みたいな風に変更すると言われる。こういうの、ありがちですよね・・・。初期のメンバーが、憤慨し、全員辞めて行く中、バードだけが残って、脇役な立場を受け入れ、ジェームスとやって行く。

彼の「自分はフロントに立つ人間ではなくて、ジェームスはフロントに立つ人間。天才だ。」と言う。
そして、そのフロントの立場に立ち続けることのの大変さについても描かれていました。
あの有名な「セックスマシーン」の中で、ジェームス・ブラウンの歌と掛け合い?になっている声の持ち主が、まさにそのバードさんだとは・・・(映画を見終わった後、YOU-TUBEで見ました)

そのバードが、後にソロでやってみようと思うと言い出した事で、ジェームスと衝突。結局バードは彼の元を去って行くのだった。

それから何年が経ったのだろう・・・薬物で発砲事件を起こし、刑務所に3年入れられたり、色々あった後、久しぶりにバードの元にジェームスがやって来る。(バードは割とリッチそうで、妻とも幸せに暮らしている様子。)
自分のライブチケットを渡し、そのライブで、長い事確執があった友へのメッセージとも受け取れるような歌を、歌うのだった。

映画を見終わって解った事なのですが、そもそもこの映画の本題は「Get on up」
これは、セックスマシーンの「ゲロッパ!」の後に、バードが「ゲロンナ」とかぶせてる、あのフレーズなんですよね!
この映画は、単にJBの成功物語だけではなくて、タイトルからもうかがえるように、バードにもスポットライトを当てて描いた作品なのが良いです。

その他、印象に残ったシーンは
人気歌手になって、キング牧師が暗殺された直後、危険だからコンサートは中止にしろと言われるも、なんとか開催する。しかし興奮した観客が舞台に上がって来たり、混乱する中、ジェームスが観客に言い聞かせるセリフとか態度は立派だった。

自分を捨てて出て行った母親が、成功してアポロシアターに立てるまでになった息子に会いに来る。しかしジェームスは、あくまで冷静、お金を握らせて、母を帰らせる。

また、女好きな様子も品よく描かれていて(実際は4回も結婚したらしい)、バードの妹とすぐいたしちゃったり、あっという間に最初の結婚、子供ができた様子や、妻に暴力を振るうこともあった様子なども、さらっとではあるけれども触れられていました。

この映画を見ながら、昔見た「Ray」を少し回想しました。
主演の男優さんが、そっくりに演じられている処とか、同じ黒人の著名なアーティストさんで、波乱万丈な人生だった処とか。

この監督テイト・テイラーは、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(2011)を作られた人なんですね。黒人差別等を描きつつも、白人全部拒否!ではなく、白人の中にも良い人はいる、って事をふまえている気がします。

ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男 (2014/米)
Get On Up
製作 ブライアン・グレイザー / エリカ・ハギンズ / ミック・ジャガー
監督 テイト・テイラー
出演 チャドウィック・ボーズマン / ネルサン・エリス / ダン・エイクロイド / ヴィオラ・デイヴィス / レニー・ジェイムス / クレイグ・ロビンソン / フレッド・メラメッド / オクタヴィア・スペンサー / ジョシュ・ホプキンス
【2016/01/05 16:59】  コメント(0) | トラックバック(2) | アメリカ映画
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京の昼寝〜♪ (2016/01/16 20:36)
□作品オフィシャルサイト 「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」 □監督 テイト・テイラー□脚本 ジェズ・バターワース、ジョン=ヘンリー・バターワース□キャスト チャドウィック・ボーズマン、ネルサン・エリス、ダン・エイクロイド、ヴィオラ・デイビス、...


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