最近見た映画 2016年10月 洋画編
「キャロル」「裁かれるは善人のみ」「 リザとキツネと恋する死者たち」「ハッピーエンドの選び方 」「最愛の子」感想
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キャロル
映像や雰囲気がとても素敵です。50年代の車や建物やインテリア、ファッションを徹底的に追及しており、それを見るだけでも、かなり目に楽しい作品です。
ケイト・ブランシェットおねーさまが、色っぽくて、魅力的で、こりゃー魅了されちゃう人が男性女性問わず、一杯続出するのもうなずけるなあ・・・という感じ。
かたや、テレーズ役の女優ルーニー・マーラさんは、あのドラゴンタトゥーの女のハリウッド版を演じた女優さん(ソーシャルネットワークにも出てた)だっていうじゃないですか。うわー、この女優さんも、演技派だなあー。
2人の心の動きを、カメラがずっと丁寧に追っていく系の映画なので、とても私好みでした。沢山人が出て来て・・・って映画よりも、数人に絞って、じっくり見せてくれる方が、ぐっと入り込んで見れるので好きなんです。
車の窓ガラスを通した映像とか、目で語るーみたいな演技とか、結構良かったです。

★以下ネタバレ★

離婚でもめてる夫とその家族と、娘の親権を争っている渦中。同性愛者ってことで、有利に話を持って行こうとする相手側。2人が泊まったホテルの壁に細工して、2人の様子を録画することまでする。
そんなこんなで、テレーズとキャロルは、離れることに・・・。裁判で、親権は諦めるも、面会は許可して欲しいと、本音をぶつけるキャロル。その後、キャロルは一人で、あらたな仕事、人生を歩もうとする。そして、テレーズにまた会えないか?と連絡をしてくる。
新聞社でキャリアウーマンとして、一回り大人になったテレーズ。色々悩むも、結局キャロルの前にまた現れ、これから2人はよりを戻していくだろうなーという処で終わりでした。
以上

キャロル (2015/英米)
監督 トッド・ヘインズ
原作 パトリシア・ハイスミス
出演 ケイト・ブランシェット / ルーニー・マーラ / カイル・チャンドラー / ジェイク・レイシー / サラ・ポールソン / ジョン・マガロ / コーリー・マイケル・スミス


裁かれるは善人のみ

「父帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督の作品。
その後、「エレナの惑い」「ヴェラの祈り」も見たけれども、それほどピンと来る映画ではなく、本作は評判も高かったので期待してみたものの・・・。うーん、、どうもあまり楽しめない映画でした。救いが無くて、途中何度か眠ってしまいつつ(^^ゞやっとこさっとこ、2時間半見たあげく、これじゃあ・・・。
でも、これって第67回カンヌ国際映画祭脚本賞、第72回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞も受賞しているんですね・・・。

★以下ネタバレ★
市長や権力と戦う一般人という映画なのかな?と思いきや、途中から奥さんが弁護士さんと不倫して・・・と、え??な展開に。なんか、がっかり・・・。
そして、なんと自殺しちゃうというありさま・・・。その後、でっちあげな罪状でお父さんは刑務所に入れられてしまって、あのお家はブルドーザーで壊され・・・。 はぁーー。
以上

裁かれるは善人のみ (2014/ロシア)
監督アンドレイ・ズビャギンツェフ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リザとキツネと恋する死者たち
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ハンガリー映画って、珍しいのと、日本好きな女性が主人公と書かれていたので、ちょっと見てみようと思った映画。
うーーん、ポップで、ちょっとシュールな所もあって、アメリっぽい感じも少々ある映画なのですが、なんだろうなー、それほどノレなかったです。私も知らないような、昔のレトロな歌謡曲とか、マニアックな日本趣味なんですよね・・・。
でも、これは好みが分かれる映画な気がします。見た時の私の精神状態も、あんまりよくなかったせいもあるかも。

リザとキツネと恋する死者たち (2014/ハンガリー)
監督ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ


ハッピーエンドの選び方
これは公開当時、映画館に見に行きたかったのに行けなくて、レンタルを待っていた映画です。
なので、相当期待して見たのですが、、、うーん、、ちょっと期待したほどではなかったかもしれません。
特に目新しいストーリーでもなく、またコメディ部分が冴えてるわけでもなく・・・見た後味もあまり宜しくなく・・・。

安楽死がテーマな映画なのですが、ユーモアある部分もあるにはありますが、殆どが憂鬱な部分です。
イスラエルも、もう死を目前にし、痛いだけの辛い最後の状態を、楽にさせてあげるとか、そういう処置は、なかなか、なされないようですね・・・。安楽死を認める国も少しあるとはいえ、まだまだ、そういう国はほんのわずか。
常々、こういった安楽死問題を真剣に見聞きしているのですが、日本も早くそういうのを認めてくれるようになって頂きたいものです!それでも終末期の緩和ケアとか、昔よりはだいぶ良くなって来てはいるようですが・・。

予告編で見た時は、安楽死装置を求めて沢山の人が押し寄せ、なんて処があったと記憶していますが、そういう感じではなかったですよね。
装置を作ったおじさんの奥さんが、お年なのですが、とても綺麗です。段々認知症が進んで行ってしまいます。

★以下ネタバレ★
おじさんは、奥さんがまだ自分の意識がしっかりしている内に安楽死したい、という願いをガンとして聞き入れず、周りの友達にも怒鳴ったりする始末・・・。遂に多量の薬を飲んで自殺未遂。やっとおじさんは、妻の願いを聞き入れ、装置を彼女にかける決意をするのでした・・・。以上

ハッピーエンドの選び方 (2014/イスラエル)
監督シャロン・マイモンタル・グラニット


最愛の子
これは大穴。まったく期待していなかったけれど、最後までどうなるのかハラハラしながら一気見させられました。
しかも実話っていうんだから、びっくりです。4つ★半
でも、最後の最後のアレは、たぶん映画だけの創作ですよね・・?

前半は、子供を誘拐された、今は離婚してしまった夫婦の話。それぞれの苦悩とともに、同じ様な行方不明の子供を探している親の集まりのメンバーなどが描かれます。そうか・・・一人っ子政策があるから、次の子供を作りつつも上の子を探すというのができないのね・・・。だから、次の子供を作らず、探しつづけよう!って言ってるのね・・・。

そして途中から、子供が見つかってからの話が、またまたすごい・・・。
少年を誘拐してきた夫は数年前にガンで死んでしまい、今は一人で2人の子育てをしているホンチン(美女オーラを消して、田舎のおばちゃんに徹しているビッキーチャオさんがすごい)。彼女は自分が不妊症だから、夫が深圳で別の女と作った子供だというのを信じていて、誘拐して連れてきた子供だとは思っていなかった。また娘は赤ちゃんの時に、やっぱり捨てられていたのを夫が拾って来たというのを信じて今まで生きてきたようだ。
娘だけでも引き取りたいと、弁護士さんにかけあって、必死になるホンチン。想像していなかった展開だ・・・。
また、この弁護士さんも認知の母と2人暮らしで、なかなかに大変だ・・・。

脇役のエピソードですが、行方不明の子供を持つ親の会のメンバーの男性が、5,6年の活動の末、妻が妊娠して、子供を産もうとする(役所に届けるのには、上の子が死んだことを認めなくてはならない)。彼の涙のシーンは、ぐっと胸が詰まりました・・・。

★以下ネタバレ★
ラストは、まさかのホンチンの妊娠告知。一回だけ、夫の同僚に、娘が捨て子だったことを証言してもらうために、体を張った時に出来ちゃったらしい・・・。夫は自分が不妊症なのを隠して、ホンチンが不妊症だと嘘を言っていたのね・・・。
最後に、実際の面々が映し出されます・・・・。うーん、子供とか堂々と顔出ししてるし・・・大丈夫なんだろうか・・・ドキュメンタリー番組みたいのを撮影された事があったのだろうか・・・。


最愛の子 (2014/中国)
監督ピーター・チャン
【2016/10/13 12:55】  コメント(4) | トラックバック(1) | 国籍微妙・他国
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コメント

こんにちは!

キャロルもごらんになったのね~
わたしはDVDを買って再見してみたんだけど
これってシンプルなストーリーなのに
何度観ても深みがあって飽きない作品でした。
俳優さんも音楽も雰囲気も極上だからかしら?
永久保存版の映画のひとつです。

それと!「最愛の子」,わたしも観ました!
そして同じく大穴!って思ったわ~^^
中国の厳しい世相もよく出ている作品ですよね。
実話の重みもありました。
ヴィッキー・チャオさんの熱演に圧倒されました。
なんで彼女があんなに美人オーラを消したのかしらと思ってたら
実際のモデルになった女性が美人さんとはかけ離れていたからですね・・・・(失礼)
そーね,映画のラストはやはりそこだけフィクションでしょうね。

こってりしたご馳走をがっつりいただいたような後味が残る作品でした。
なな  【 編集】  URL |   2016/10/15 16:37   |  TOP ▲ |


ななさん、こんにちは!
DVD買っちゃったのね。
確かに手元において、何度も見返すと良い映画かも。
前気がつかなかった処に、新たな発見がありそうだし、映像もとても素敵だよね。

ところで、なんですと?「最愛の子」ご覧になっていたんですか?
さっそく、ななさんちで検索してみたのだけれど、見つからなかった・・・。
感想まだ書かれていないのか、それともだいぶ前に鑑賞されたけれど、書きそびれてしまったのね。残念。
周りで見ている人が皆無だから、ななさんの感想も読みたいなあー

> 実際のモデルになった女性が
最後にちょこっと写ったよね。
彼女はいいとして、リアル息子さんも写っていたから、ちょっと心配になっちゃった。
これからの人生で、こんな風に公になっちゃって大丈夫なのかな・・?って。
latifa  【 編集】  URL |   2016/10/16 14:05   |  TOP ▲ |


お邪魔します~~

私も大穴だと思いました。
最初からハラハラ。
いろんな立場の人に共感
もちながらの鑑賞だったわ。
加害者の奥さんも夫にいろいろ騙されていて
不憫っていえば不憫よね。
弁護士さんのところも
家庭事情が複雑で、大変なのに協力してくれたのでちょっとホッとしちゃった。
実話っていうだけで見入ってしまうことあって
いろいろ考えさせられる映画だったな。
あ・・カルテット引き続き
みていますか。会話が面白くて好きなんだけど視聴率残念だわ
みみこ  【 編集】  URL |   2017/02/16 13:23   |  TOP ▲ |


みみこさーん、こんにちは。
そうだったね、金城クンのウィンターソングだっけ?あれも同監督なんだね。
金城君、最近見かけないの、私も気になっていました。彼、全然老けないよね。
香港や中国の男優さんって、年取らないなあーー。

この前、アメリカで同じ様な事件があったらしいね・・・
赤ちゃんのころ、誘拐されて、誘拐犯の女が、凄く良いお母さんとして子供を育てていて、
娘が10代のころ、犯人だって解って・・・。ちょっと「八日目の蝉」を連想したわ・・

カルテット、視聴率低いの?
そうっかあ・・・。
先週のは、すずめちゃんが今まで録画していた音声が・・・って処で、ぐあぁーーん!ってなっちゃった。
あの、なんだっけ・・・?可愛い顔してしたたかで怖い女子、あの子、憎たらしいわあー(それだけ演技が上手って事なのよね)
latifa  【 編集】  URL |   2017/02/17 10:26   |  TOP ▲ |


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