最近見た映画 2016年9月
また、数本をまとめての感想です・・・

リリーのすべて、パディントン、リップヴァンウィンクルの花嫁 遥かな町へ 八月の鯨  恋人たち

リリーのすべて 4つ★半から5つ★
凄く面白かった。実話だけど、見終わった後調べてみたら、ちょっと違っているのね・・。
主演の2人、レッドメイン君は相変わらずの名演でした。
でもね、こりゃー性転換した夫よりも、なんといってもこの妻!! もう最後の方は妻というよりは、全てを受け入れる母みたいな感じになっていましたよね。いやあー なかなか出来ることじゃあないですよ。でも可哀想に思えることもあったなあ・・・。

内容はもちろん、このころのヨーロッパの風景や衣装やインテリアやらが非常に素敵に撮影されていて、雰囲気たっぷり。
彼らの住むアパートのアーチ型の入り口から外を写す時のショットとか、パリの街も、絵になる構図が一杯。

以下ネタバレ
実際は、5回も手術をしており、かつ、リリーが亡くなった時はすでに彼らは離婚しており、リリーはパリの画商と恋に堕ち、彼女はイタリア人の男性と再婚しモロッコに住んでいたそうです。
そして、若くして亡くなったのではなく50代過ぎてだったかな・・・。結構事実と映画と違っていて、ずっと連れ添ったような風な内容に変えられていたのね・・・という、若干のがっかり感のために(離婚し、それぞれ別の人と・・っていう事にがっかりしたのではなく、それはそれで良いと思うのですが、事実を変えたストーリーにしちゃったって事に対して)

5つ★ではなく、4つ★半に。

パディントン 4つ★以上
大穴作品。映像、内容、どれも良くて、子供から大人まで安心して楽しめる良作。
1時間半と短い中、ハラハラドキドキなジェットコースター的楽しさと、あったかい気持ちになるような家族のお話と、凄くバランスが良い。 ロンドンを知っている方なら、より一層楽しめる土地的魅力も満載でした。
「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン的なセンス、お家をミニチュア見たいに見せる手法とか、衣装やらインテリアやらが、カラフルで色彩豊かなのもとても魅力的でした。

リップヴァンウィンクルの花嫁 3つ★半
岩井俊二監督 黒木華、綾野剛 主演映画
3時間くらいと長い映画ですが、飽きずに見ました。
途中登場するCOCCO、元宇多田ヒカルの旦那さんで映画監督の紀里谷和明(重婚してるらしい結婚式の夫役)、野田洋次郎(「トイレのピエタ」で主演していたRADWIMPSのボーカルの人 「君の名は」の曲やら現在一杯ヒット中ですね)等も出演していました。
綾野剛の役どころが彼にぴったりの不思議な何でも屋、黒木さんはかつての蒼井優を思わせる処があったかな。

遥かな町へ 4つ★ 
無名のイタリア映画。 原作は日本の谷口ジローさんの漫画らしい。
現在は2人の娘がいる中年の漫画家の男が、突然14才にタイムスリップしてしまう。
その年は、ちょうど自分の父が蒸発して以後二度と戻って来なかった時期だった。
全く期待せずに見たけれど、意外と面白かった。
14才の少年トマを演じるのは、レオ・ルグランという綺麗な俳優さん。
14才だけど、中身だけは中年男なので、随分落ち着いているんです。
かつて遠くから見るだけして憧れていた女性とも、上手く行っちゃったり、周りからも変わった、大人びたと言われる。
そして、このころの母は美しかった(スタイル抜群!)この女優さんアレクサンドラ・マリア・ララは、色々な映画にちょこちょこ出演している人。「RUSH」でラウダの妻を演じていたっけ。

以下ネタバレ 
トマは父を監視し、どうして蒸発するのか探り、なんとか引き留めようとする(パンを買ってあったのは笑った)
でも、結局父は、誕生パーティーの途中でパリ行きの電車に乗って出て行く。 今行かなければ・・・・という父の言葉を聞いて、それ以上引き留めることが出来なかったトマだった。 その後、あの母は体調を崩し早くして亡くなってしまう・・・というのも運命だったのか変わらなかった模様(戻った時に墓石の没年が変ってなかった)
中年のトマは自宅に戻る途中、窓から娘たちの楽しそうな姿が見え、微笑むのだった。

なんというか、日本っぽい、淋しげで、どこか達観したような風合いの映画で、好ましかったです。

八月の鯨  3つ★
とても評判の良い名作なのですが、若い頃に見て、あんまり楽しめなかった映画。
今なら見た感想が変っているかも・・・と思い、再トライ。
うーーん、若い頃よりは、若干面白く見れたけど、でもやっぱり、あまり楽しめなかったなあ・・・
あの姉(ベティ・デイビス)の意地悪い発言の数々や態度が、私の許容範囲を超えているというか・・・

恋人たち 3つ★半
3つのお話が、からんでいます。
中年の主婦、3年前に妻を通り魔殺人で失った男、ゲイの弁護士さん。
それぞれ、どれも興味深く見ましたが、やっぱり3年前に妻を失った男性のパートが一番印象的だったかな・・・。

以下ネタバレ
同じ会社の片腕が無い男性がね、とってもいいんですよ・・・。彼のお家に弁当持って訪ねて来てくれて、復讐殺人について話す彼に、「やっちゃ、だめだよ。 もう話せなくなっちゃうじゃないか、もっと俺は君と喋りたいよ」って言うんですね。涙。
その後、しばらくして、彼はちょっと上向きになってきたのか、その腕どうしたんですか・・?って聞けるまでになるんですね。
人間美味しい物一杯食べて笑っていたら、なんとかやっていけるんじゃないか、みたいなことを言うんです。そこも良かったな。

あと中年の主婦については、最後、旦那が避妊しなくてもいいんじゃないか、子供作っても・・・って言うんですが、これはね、なんか違うと思ってしまいました。もうちょっと若い夫婦なら納得いったんですが、この2人は結構なお年で、これから子供を作ろうと思う年代ではないと思ったんです。既に子供は成人してる位なんじゃない?って思って見ていたんです。だから、違和感が・・・
以上
【2016/09/15 10:25】  コメント(10) | トラックバック(2) | お知らせ、その他
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コメント

こっちも記事更新されたんですね、すごい嬉しいです。
まだ見てないのがほとんどだから、参考にさせていただきます!

私は「君の名は。」を最近見ましたよ~。
RADWIMPSを知ったとき、私の好きなバンプと声が似てる気がして、あんまりだったけど、映画でいいと思って、「トイレのピエタ」も見ました。

来週はとうとう「怒り」を見ます。
悶えずに見る自信がなくて、「悶絶上映」とかあれば、すきなだけ地団駄踏んじゃう・・・

牧場主  【 編集】  URL |   2016/09/16 15:01   |  TOP ▲ |


牧場主さん、こんにちは!
ありがとうございます。
まだまだ、気力体力とも湧いてこないんですが、ぼちぼち元に戻していかねば、と思って。

> 私は「君の名は。」
凄い評判良いですよね。私はレンタルかなあ・・・。
でも大画面で、あの映像美を味わうべきかも。

> RADWIMPSを知ったとき、私の好きなバンプと声が似てる気がして、あんまりだったけど、映画でいいと思って、「トイレのピエタ」も見ました。

そうそう、バンプとなんだろう、ちょっと似た印象ありますよね。
トイレのピエタを見た時は、この人のこと殆ど良く知らなかったのに(私がです)、ここ数か月で、なんかグングン勢いが凄いわ・・と感じています。

>「怒り」
私も凄く見たいです!でも今は無理かなあ・・・。期待が大きい分、がっかりしそうで怖い・・。
宮崎あおいちゃんが、あんなに英語が堪能だとは驚きました。
latifa  【 編集】  URL |   2016/09/17 08:43   |  TOP ▲ |


気になる作品は「リリーのすべて」
オスカー受賞作品は見るようにしてます!
アリシアの演技が素晴らしいのですね
来月公開の「ジェイソン・ボーン」にも出るようなので楽しみですo(^-^)o
エディーの「博士と彼女のセオリー」も純愛と思いきや離婚してたんでガッカリ~でした
映画でも離婚まで映像化されてたけどリリーはフィクションになっちゃってるんですねf^_^;
森子  【 編集】  URL |   2016/09/18 14:13   |  TOP ▲ |


Latifa さーんチャオ
ご無沙汰してますー

リリーのすべて観たのねー
私、この映画好きだったのー
観ながらこれ、latifaさん好きそうと思ったの。エディ君上手よね
でも映画と事実は違ってたのね

あとパディントン!私この映画大好き!
うんうんまたロンドン行きたくなったよ
この映画、カワイイし笑えるしグランドブダペストホテルとかアメリ好きな人は楽しめますよねー
リリーの全てが好きならキャロルも良かったですよー
レナ  【 編集】  URL |   2016/09/21 22:34   |  TOP ▲ |


森子さん、こんにちは!
> 気になる作品は「リリーのすべて」
オススメです!
公開当時、行きたかったのに見に行けなくて、レンタルになるのを待ち構えていました。
期待通りでした。
全体に漂う雰囲気とかが、センスが良くて上質な感じでした。

> オスカー受賞作品は見るようにしてます!
私も出来たら全部見たいなーって思っています。

> エディーの「博士と彼女のセオリー」も純愛と思いきや離婚してたんでガッカリ~でした
そう言われてみてば、双方の映画とも、事実とは違うストーリーに変えちゃってる・・・っていうのが難かもしれないな。
博士と・・の方は、見る前にそれを知って見たから、見終わった後にガッカリ・・はなかったんだけど、リリーの方は全く知らずに見たので、ちょっとね。。
別に離婚していても、良いんだけど、一途路線に変えちゃうってのがなあ・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2016/09/22 07:25   |  TOP ▲ |


レナさん、こんにちは!
今年は北海道は台風やら大雨の影響で大変だったね・・・。

レナさんも、リリーのすべて、好きだったのねー。
内容も、エディ君の演技も、風景やら雰囲気も、凄く良かったわー。
エディ君って、高飛車な処がなくて、親しみやすい感じのに、実はスーパーセレブだったと知って、ちょっとびっくりというか、なんだかちょっぴりがっかりというか(上手く表現できない)でも最近の俳優さんの中では、かなりお気に入りの俳優さんなんだー。

パディントンは、前にレナさんがおすすめしてくれたので見たのよ。
ほんと、大穴。こんなに出来の良い作品だなんて!
確かにロンドンに行ってみたくなる映画だったよね。いいなぁーレナさんは行った事あってー。

キャロル!
もっちろーん^^ これも絶対見たいと思って、待ち構えていた(レンタル化を)映画なんだー。
近々見てみるね♪
latifa  【 編集】  URL |   2016/09/22 07:54   |  TOP ▲ |


こんにちは~、
毎日お天気が不安定ですね、コインランドリーが売り上げUPですって。

「遥かな町へ」
これ、良かったですよねーー。
若返ったトマがもう!美少年で!
思わず身を乗り出したわ(笑)
やけに(中身大人なので)たばこを吸うシーンが決まってたり、それなのに(子どもに帰って)トーストにいろんなジャムを付けたり、そういう細かいところも楽しかったわ。

中身大人の彼が父親を駅で引き留めるシーン、切なかったーー。
あんなに素敵な奥さんと可愛い子供たちがいるのになぜーー!!と思ってしまうけど。

大人に戻ったトマの日常に(それまでのお話が)暖かくつながっていく、そういう感じも良かったですね。
  【 編集】  URL |   2016/09/29 14:16   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!
うわわわわ・・・・またやってしまった・・・。
コメントしたつもりが、してないーーーーーーーー!!
すいません、、、

> 「遥かな町へ」
これ、瞳さんも随分前にご覧になられていたのにはビックリ。さすがです!

> 若返ったトマがもう!美少年で!
> 思わず身を乗り出したわ(笑)
そーなのよ。見る意欲が一気に・・・。

> トーストにいろんなジャムを付けたり
そうでしたねー。大人になってからも(現在も)出来るだろうけれど、子供の頃の食卓にあったジャムを色々味わいたかったのかもしれませんね。ママの手作りのもあったりして。

> あんなに素敵な奥さんと可愛い子供たちがいるのになぜーー!!と思ってしまうけど。
そうよね・・・。でも、お父さんは、なんだかいつも、どこか遠くを見ているような雰囲気ありましたよね。
余韻のある、良い映画でした。
latifa  【 編集】  URL |   2016/10/08 21:55   |  TOP ▲ |


こんばんは!

「リリーのすべて」実はリリースと同時に観ていたけど感想は今頃になってしまいました。
latifaさんとほぼ同じ感想だわ~~

そうそう,実話といってもかなり変えてるところがありますよね。
そこはちょっと興ざめ・・・かな?
妻のゲルダ役は「ロイヤル・アフェア」でマッツ・ミケルセン演じる宮廷医師と恋仲になる王妃カロリーネを演じた女優さんですね。
彼女,美しいだけでなく演技派でもありますね。
いつまでも夫を見捨てず寄り添った姿は「同士」とか「親友」とか「ソウルメイト」とかも浮かびましたが
やはりあれは「母」ですよね~~でないとできないわあんな愛し方。
底なしの包容力ですよね・・・・・そこは感動しました。
エディ・レッドメイン君も大好きな俳優さんです。繊細でノーブルですよね。息子に欲しいわ~~
なな  【 編集】  URL |   2016/10/22 22:10   |  TOP ▲ |


ななさん、こんにちは!

>実話といってもかなり変えてるところがありますよね。
そこはちょっと興ざめ・・・かな?

そうなのよね・・。知らないで見たから、映画自体はとっても楽しめたんだけれども。
割と最近、そういう「実話」って触れ込みで見た後、かなり違うんじゃ?って作品が多い気がする・・。

>妻のゲルダ役は「ロイヤル・アフェア」でマッツ・ミケルセン演じる宮廷医師と恋仲になる王妃カロリーネを演じた女優さん

おおー!そうだったのね。
このところ、ぐいぐい勢いが凄い女優さんみたいね。

>エディ・レッドメイン君も大好きな俳優さんです。

私も^^最近の俳優さんの中では特にお気に入りの一人です。
ななさんとは、好みがちょっとかぶることが多い気がする♪
latifa  【 編集】  URL |   2016/10/23 13:04   |  TOP ▲ |


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