「64前編、後編」感想
NHKのドラマ版、原作小説を読んだ後しばらくして、この映画版をレンタルにて鑑賞しました。3つ★半
64-movie_thumb.jpg
まずは、凄い豪華な出演者の面々に驚きます。
そして、やっぱり佐藤浩市さんは、すごいなあー、彼が出てるだけで、一流の映画に格上げされる感じ・・・。
特に威圧感のある役柄ではないのだけれど、迫力があるというか、画が引き締まるんですよね・・・。
ドラマ版でのピエール瀧さんも良かったんですけれどもね。

でも娘が父親の顔がすごく嫌いで、その父親に自分の顔が似てるのがどうしても嫌いで、、って処などは、カッコイイ佐藤浩市だと、どうも???って感じがしてしまうんですよね。

そして、娘を誘拐されて殺害された父親役を、永瀬さん。もうちょっと年輩の人のイメージだったので、最初は、若過ぎるかな?って思ったのですが、迫真の演技というか、なりきっていたというか・・・良かったです。

私はこの「64」という作品が、かなり好きです。
でも、私が好きなところは、平成の誘拐事件を起こした犯人と、その執念の行動と・・・そういう部分で、警察の内部のいざこざやら、広報部とマスコミの騒動とかは、そんなに惹かれる部分ではないんですよ。でも、そもそもこの作品の個性・特徴の半分は、警察内部、マスコミと広報部の駆け引きなどなので、そこを削ってしまうと、もう64ではなくなるわけで。なので、映画版もそういった部分に重きを置いていました。

実は、ドラマ版や原作を読む前に、韓国映画「悪魔は誰だ」を見まして。それが凄く面白かったんです。
で、その映画の世間の方々の感想を見ていたら、「64」のパクリじゃないか?という声が沢山あって、そこから興味が湧いて、「64」を見た、読んだという流れだったんです。韓国のその映画は、まさに私の好きな事件の部分だけにフォーカスして作った作品だったんです。
「悪魔は誰だ」の感想

さて、「64」の後編の方の途中からは、映画版だけのストーリーになっていて、

★以下ネタバレ★


佐藤浩市が犯人を追い詰める処までが描かれていました。また、長年引きこもりだった青年が部屋から出て来て母親に声をかけるシーン、吉岡君が警察に出頭するところ、明日出頭しますと宣言する永瀬さん、等のシーンもあって、まあ、スッキリするとはいえ、そこまで全部描かなくても良かったかもな・・・とも思えたりも。。 
警察を辞めた後職を転々とした後、やっとスーパーの警備員の仕事で、家族を養っていて、平成の事件に加担していた吉岡君の部分が、ほんの少ししか触れられていなかったのも残念でした。この人は、警察に背を向け、被害者の父親である永瀬さんを今になっても手助けしたという、一番優しい善良な人格なので、、、。
また、犯人の末娘に、どんど焼きかな?(この風習は、この地域ならではなのかしら、私は知らなかったです)の飾りのついた木の入った袋に死んだ娘の写真を忍ばせていて、それを渡す・・とか、父親と佐藤浩市が川辺でもめて捕まるシーンを目撃して・・って処とかも特に要らなかったんじゃないかな・・・。


邦画では、前篇、後編と分けて上映される映画が最近増えて来て、それって、あんまり嬉しくないです。
出来たら、まとめてもらいたいなあ・・・。
【2016/12/18 14:28】  コメント(2) | トラックバック(1) | 日本映画
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コメント

こんにちは♪

>私が好きなところは、平成の誘拐事件を起こした犯人と、その執念の行動と・・・そういう部分

私もその部分が好きですね
とくに雨宮の執念
一軒一軒電話をかけ続けると言う…ここを思うとほんと悲しみを通り越すと言うか…
数日間しかなかったと言う64年、これ凄くいい題材であったと思いますね。
maki  【 編集】  URL |   2016/12/31 12:01   |  TOP ▲ |


makiさん、こんにちは!

雨宮の執念、電話ボックスのシーン、指のアップ、小説にはなかった、そういう映画ならではのシーンが印象的でした。
もし、出来たら、雨宮さん側によりそった警察官(吉岡君)の事とか、もっと描いて欲しかったなーと思いました。
隠ぺいして出世していった警察官の上司がいる中、吉岡君の様な警察官がいて、数十年経った後も、雨宮さんを手伝って、また警察に捕まってしまうであろう・・・可哀想な人生ですよね・・・

> 数日間しかなかったと言う64年
私はたまたま海外旅行に出掛けていた時に、天皇の崩御?だったんですよ。
なので、日本の騒動とか状態を見れなかったんです・・。
その時の、海外の新聞(小さく日本の天皇の訃報を伝える記事が載ってる部分)は、記念に持って帰りました。
latifa  【 編集】  URL |   2017/01/01 16:14   |  TOP ▲ |


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