「怒り」感想
豪華な出演者の名演を楽しめる映画 4つ★
20150820-ikari_v.jpg
原作は以前読んだことがあるので、ゆったりと鑑賞。
いやー、今旬の役者さんが、勢ぞろい。また皆さん演技が上手い!
3つのパートのうち、沖縄編ですずちゃんが、過酷な役を受けて演じていたのにもビックリ。

小説版では、愛子と父と謎の青年とのパートが一番印象的に感じて結末とかはぐっと来て、読んでいたのだけれど、この映画では、沖縄・ゲイカップルの方がインパクトが強くて、謙さんとあおいちゃんのところは何故なのか、そんなにぐっと来なかったんですよ。松山ケンイチ君は、この前やっていたキムタクのドラマでは脇役ながら、とても印象に残るやっぱり脇でも光る人だなーって感じたのだけれど、本作では、あんまり目立つところない役だったような・・・。

そして、妻夫木君と綾野剛君のパートは、エロかったです。びっくり。結構ディープなところに踏み込んで撮影していて。
妻夫木君のセレブなゲイっぷりが、カッコイイ! 

3つのパートも、全く混同することがない様に進行していたし、映像や音楽なども、丁寧に作られているなーというのが感じられ、安っぽさとか安直感が無かったです。
2時間半という長い時間でしたが、飽きることもダレることもなく、非常に面白く鑑賞させて頂きました。
小説の内容を、忘れかけているのもあって、ほぼ小説と同じ感じで、大きな変更点は無かったように感じましたが、唯一沖縄版のところを変えていたような・・。
小説よりも映画の方が、山本未來君に人間味を感じたというか、、、何か最後の方も、思惑があったんじゃないかな?と思わせられる様になっていたような。出番も小説より多かった気がしました。

★以下ネタバレ★
わざと少年に殺させるようにしたんだろうか・・・?
旅館で、お客さんのバックをぶんなげたり、旅館で暴れて室内めちゃくちゃにしたのは、彼が時々手をつけられなくなるような興奮状態になることを示していたのかな・・・?と思ったものの、最後の島での少年とのやりとりを見てると、わざと少年をけしかけたようにも見えるし、刺された後海に向かって歩いて行く時の表情とかからも・・・。
以上

怒り (2016/日)
監督 李相日
原作 吉田修一
出演 渡辺謙 / 森山未來 / 松山ケンイチ / 綾野剛 / 広瀬すず / ピエール瀧 / 高畑充希 / 原日出子 / 池脇千鶴 / 宮崎あおい / 妻夫木聡

小説の感想
【2017/04/05 15:24】  コメント(8) | トラックバック(3) | 日本映画
TOP ▲HOME
 
<<「ある天文学者の恋文」感想 | ホーム | 「神なるオオカミ」感想>>
コメント

森山未來演じるバックパッカーは、本当はいい人なんでしょうね。
でも周囲が自分をバカにする怒りをうまく処理できずに、結局ああなってしまった。
もし彼がその怒りをそのまま全て優しさに変換出来ていたらと思うと、それもまた切ないものでした。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2017/04/06 00:07   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!
> 森山未來演じるバックパッカーは、本当はいい人なんでしょうね。
そうなんでしょうね・・・。激しく荒れる時との落差に驚きました。
未來君の演技力、すごかったですね。

すずちゃんの、そうですか、監督さんも心配されたのね?
いやー、あの若さで、なかなかの女優魂、見せてもらいました!
latifa  【 編集】  URL |   2017/04/07 15:05   |  TOP ▲ |


お~ タイムリーです。
昨日レンタルで観たばかり。
これ、大傑作ですよね。また上手い俳優さんばかり使ってる。
原作は未読ですが、「悪人」も好みでした。
でもこれは「悪人」を超えたような・・・。
沖縄編、原作と違うんですか。なるほど。
確かにあれは贖罪のためにわざと挑発して殺させたような。
持って回ったやりかたの自殺だったのかなぁ。
私もまた感想をアップする予定です。
なな  【 編集】  URL |   2017/04/08 21:30   |  TOP ▲ |


ななさん、こんにちは!
わーい、これ、見たばっかりなのですね?
ななさんの感想、楽しみにしています!!

私も「悪人」好みの作品でした!
同監督の「フラガール」も好きだったなー、でも「許されざる者」はあんまりだったかも・・・。
私は「悪人」と本作とだったら、どっちかなあー、両方かなり好きです!
これ、4つ★付けちゃったんだけど、今から思うと、4つ★半でも良かったかなーって思ってるんです。

> 確かにあれは贖罪のためにわざと挑発して殺させたような。
> 持って回ったやりかたの自殺だったのかなぁ。
ななさんも、そう思われたのね・・?あのあたりは、解釈が人によって分かれそうね。
それにしても、豪華な作品でした!
latifa  【 編集】  URL |   2017/04/09 11:38   |  TOP ▲ |


やっと感想をアップしたのでTBしますね!

これって改めてすごい豪華なキャスティングでしたね。
でもそれも納得なくらい、
どの役も演じるのが難しいキャラクターですもんね。
演技派でないと無理ですよね。
森山未來さんは私はこの作品で初めてかな。存在感ありますね。
妻夫木くんと綾野くんのゲイぶりには惚れましたね~
よくぞ演じてくれましたって感じ。
渡辺謙さんとあおいちゃんのうまさは今さら語るまでもないのですが
松山ケンイチさんのあの暗さがまた良かったです。

これは傑作ですね。
なな  【 編集】  URL |   2017/04/15 15:18   |  TOP ▲ |


ななさん、こんにちは!
ほんとにね、ここまで豪華な俳優さんを揃えて、どうすんの?って、キャストが決まったニュースを聞いた時に思ったのですが、(割と、こういう豪華な役者ぞろいの作品って、少しづつ出番を気にした結果、いまいちの内容になってしまうことが、ままあるような気がするので) でも、本作は、そういう事がなく、成功していましたよね。

> 森山未來さんは私はこの作品で初めてかな。
おお、そうなのね?
でも、そういわれてみれば、私もそんなに一杯見てないかも・・・。
コメディも、シリアスも、なんでもできる器用な俳優さんという印象です。

妻夫木君の、この映画への入れこみ様は相当なものだったみたいで、実際に綾野さんと同居もしてたり、出番がないのに沖縄に行っちゃったりしたそうです。すごいですねー。
latifa  【 編集】  URL |   2017/04/18 17:16   |  TOP ▲ |


こんにちは♪
この映画、邦画だけど見たかったんです。
でも・・・
まだ新作なんで安くなったら借りて見ます(笑)

最近はフランス映画の
「エール」を見ました。
latifaさんは、もう見たかな?

フランス映画独特の、ラストをぼかし
『あとは見た人が結末を想像してください』
的に、急にエンドロールが入り、
モヤモヤ感の残る終わり方ではなく、
(フランス映画で私の嫌いな所はいつもラスト)

きっと誰もが、終盤で歌う手話付きの歌で涙が出て、
ラスト、走って行く主人公の笑顔で
清々しく見終える事ができる映画だと思います。
私は気に入りましたよ!!
めぐ  【 編集】  URL |   2017/04/20 20:49   |  TOP ▲ |


めぐさん、こんにちは!
レス遅くなっちゃって、ごめんなさい!

是非、見てみてー。邦画だけど、なんか豪華だよー。
内容も面白かったし・・・。
でも、人によっては、バラバラしていて、どれも浅い・・って思われるみたいだけど・・
めぐさんの感想も聞きたいなー。


> 最近はフランス映画の
> 「エール」を見ました。
まだ未見なの。
公開当時、結構話題になっていたよね。
めぐさんは、気に入ったみたいだから、私も借りてこようーっと。
って、言ったものの・・・
家の近所に、これ、たぶん置いてないな・・・。
あったら目についてるはずだもん・・・
でも、探してみますね!

> 的に、急にエンドロールが入り、
> モヤモヤ感の残る終わり方ではなく、
> (フランス映画で私の嫌いな所はいつもラスト)

おおー、珍しく、ハッキリしたラストだったのね?
あの、もやもや感、落ち着かないのよねー。
最近は、そういうラストは個人で解釈してください・・っていう映画が、邦画とかアメリカ映画でも結構あるのよね。
latifa  【 編集】  URL |   2017/04/25 12:49   |  TOP ▲ |


コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://latifa.blog10.fc2.com/tb.php/1362-86131320

『怒り』
こねたみっくす (2017/04/06 00:07)
彷徨い続けるこの怒りをどこへ向ければいいのだろうか。 2007年に起きたリンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件を基軸に、感情の中でもっともエネルギーを要する「怒り」に焦点を当 ...


怒り (試写会)
風に吹かれて (2017/04/08 14:18)
犯人は 今いずこあなたは殺人犯? 公式サイト http://www.ikari-movie.com9月17日公開 原作: 怒り (吉田修一著/中央公論新社)監督: 李相日  「フラガール」 「悪人」 


怒り
虎猫の気まぐれシネマ日記 (2017/04/15 15:22)
凄い作品を観てしまった・・・・・。原作は未読でDVDで鑑賞。一筋縄ではいかない重いものをそれぞれ抱えた登場人物たちのストーリーから、「愛する人を信じ通すことができるのか?」というテーマをじっくりと問いかけてくる物語。 東京の八王子で起きた、残虐な殺人事件から一年後、千葉、東京、沖縄という三つの場所に、それぞれ前歴不詳の男が現れる。三人の男は、それぞれが犯人と何らかの共通点を持ち、誰が犯人であ...


| ホームTOP ▲ |