「孤独のススメ」「オマールの壁」「マリー・アントワネットに別れをつげて」感想
孤独のススメ
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まあ・・普通だったかな・・・。3つ★

冒頭、緑の美しい、オランダのとある村を走るバス。乗客は一人だけだ。
フレッドは孤独な初老の男。かつては家族があったが、現在は、絶縁してしまった息子に、もうずっと会っていない。
日々、同じルーティーンを繰り返す生活だ。

ある日、謎の浮浪者風の男のテオが近所をうろついていて、お金の肩代わりとしてフレッドは庭掃除を頼み、その後、夕食をご馳走する。男は、精神の病を患っているらしく、とても浮世離れした人間だった。
フレッドは、そんな彼を、泊めてやることにし、なんだかんだで一緒に過ごすようになっていくが・・・

★以下ネタバレ★
むかえに住む男性が、実は奥さんをフレッドに取られていた過去があったこと、そして今回も、謎の男と仲良くやっていたのに、またもやフレッドにかっさわれた事を明かすシーンは、ちょっと驚きました。
日本だったら、鼻つまみ者になりそうな、特に何の取柄もなく謎の男も、孤独な人間たちにとっては、取り合い?になる存在になりうるんだ・・・と。そのことに一番驚いた映画だったかも・・・。
それにしても、旅行代理店に行った窓口の女性が、その謎の男の妻だったとは・・・。おおらかな気持ちを持った女性でしたね・・。
絶縁していた息子の働く店に行き、これから、交流が復活するかもしれないなー。
以上

孤独のススメ(2013/オランダ)
MATTERHORN
(出演)
フレッド: トン・カス 
テオ :ルネ・ファント・ホフ
カンプス :ポーギー・フランセン
サスキア: アリアーヌ・シュルター
監督・脚本:ディーデリク・エビンゲ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オマールの壁
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これは・・・人間ドラマですね。
ストーリー展開、ラストとか、予想がつかない内容だったので、引き込まれてみました。4つ★

まずは、壁を渡って、むこうの側に、ひょいひょいと通っていることに驚き。
危ないよー、つかまっちゃうよーってハラハラしながら見ていました・・・。

★以下ネタバレ★
うぎゃー、友達だったのに・・・。嘘ついてたのね??ひどいよー!まさか、そんな、彼女は自分の子を妊娠してる、だなんて、嘘をつくなんて。バレるような嘘なのに、そこを追及せずに、主人公はコツコツとパン屋で稼いだお金を、彼に渡してやって、そのお金で彼女と結婚したなんて、よくもまあ、ぬけぬけと友達のお金で、友達も好きだった女性と結婚できたもんだわ!
それにしても、彼もだけど、彼女もさ、一言結婚が決まった時に、追及するとか、一度会って話すとか、できなかったんかね???
結婚後数年たって、再会した時に、実は妊娠なんてしてなかったことが解った時の、絶望感・・・。
そして、最後はどうなるのか・・?と思いきや、あの調子の良い警察官(こいつが悪いんだよね)を、バギューンとピストルで撃ち殺しておしまいでした。
以上

オマールの壁 (2013/パレスチナ) Omar
監督 脚本ハニ・アブ・アサド
出演 アダム・バクリ / リーム・リューバニ / サメール・ビシャラット / エヤド・ホーラーニ / ワリード・ズエイター / ドレイド・リダウィ

あらすじ パレスチナ。オマール(アダム・バクリ)は、同志のタレク(エヤド・ホーラーニ)やアムジャド(サメール・ビシャラット)とともにイスラエル軍に対抗するための武器調達を行なっていた。
普段はパン屋として働いており、幼なじみのタレクの妹、ナディア(リーム・リューバニ)と結婚したいと思っていた。
彼らが起こした事件で、オマールはイスラエル秘密警察に収監されてしまう。
捜査官ラミ(ワリード・ズエイター)は、巧妙な手口で、彼を自分ら側のスパイにしようとたくらむ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・

マリー・アントワネットに別れをつげて
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深夜にテレビ放映していたのを録画して鑑賞。
うーん、、、特に・・・かな。3つ★

レア・セイドゥーが魅力的。それくらいかなあ・・・。あと、ドレスが素敵。じっくり見る系の内容なのですが、なんだろうなあ・・・、なにか、ちょっと物足りないのよね。レアが王妃をとてもお慕いしてるんだけど、王妃はポリニャックにぞっこんで、その様子を見ていて、レアが辛い、ってストーリー。でもベルサイユ宮殿のロケとか、上品で雰囲気のある映像とかはなかなかでした。

★以下ネタバレ★
ラスト、ポリニャック夫人を逃がすために、レアと洋服を入れ替え、レアが夫人のふりをして、馬車に乗り高跳びするのでした。無事に逃げ通せたみたいですね・・・ 歴史によると。 その時の、今までメイドだったレアが、豪華なドレスを身にまとったらば、凄くゴージャス!ってところと、一瞬しっかり見える胸のシーンが見どころかなぁ・・・・。以上

マリー・アントワネットに別れをつげて (2012/仏)
Les Adieux a La Reine
監督 ブノワ・ジャコ
原作 シャンタル・トマ
出演 レア・セイドゥー / ダイアン・クルーガー / ヴィルジニー・ルドワイヤン / グザヴィエ・ボーヴォワ / ノエミ・ルボフスキー / ミシェル・ロバン

(内容 あらすじ)
王妃マリー・アントワネット(ダイアン・クルーガー)と、その寵愛を受けるポリニャック夫人(ヴィルジニー・ルドワイヤン)らの名前が載った286名の処刑リストが出回り、ベルサイユに衝撃が走る。宮殿を逃げ出す貴族や召使が相次ぐ中、朗読係のシドニー(レア・セドゥー)は王妃に対する気持ちの深さから忠誠を誓うものの、王妃から思いも寄らない命令が下される。
【2017/06/21 13:12】  コメント(8) | トラックバック(3) | 国籍微妙・他国
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コメント

こんにちは。
「孤独のススメは」私は結構面白かった作品でした。
確かにあのテオを取り巻く不思議は驚く所かも…。でもなんでか、私はテオと出会ったことでフレッドの心がだんだんと自由になっていく作品のように思えました。

「マリー・アントワネットに別れをつげて」
どんなに慕っても、所詮は自分は夫人のための捨て駒であると彼女自身が確信するラストのシーケンスが見事でした。
衣装その他は確かにゴージャスでしたね!彼女はその後どうなったのだろう、と考えさせられる作品でもありました。
maki  【 編集】  URL |   2017/06/21 17:09   |  TOP ▲ |


こちらにも!(^^)!

「マリーアントワネットに別れを告げて」しか観てないけど~(笑)
先に原作を読んだら、あれよあれよという間に崩壊していく宮殿の様子(逃げていく貴族たち)が克明に描かれてて、そちらがとっても印象的でした。
ベルサイユ宮殿でのロケは見ごたえあったよね~♪

そしてなんといってもレア・セドゥ、王妃の願いを聞いてドレスに着替える彼女の表情~~!!
「何物でもなくなった」この言葉も!!

そうそう、原作では朗読係、王妃より年上でしたヨ。
  【 編集】  URL |   2017/06/22 10:04   |  TOP ▲ |


makiさん、こんにちは!
> 「孤独のススメは」テオと出会ったことでフレッドの心がだんだんと自由になって
そうでしたね。彼、ずいぶん前向きというか、元気になって行きましたよね。
テオ、特にイケメンでも取柄があるわけでもないのに、人から好感もたれるようでした。

> 「マリー・アントワネットに別れをつげて」
> どんなに慕っても、所詮は自分は夫人のための捨て駒である
切ないですよね・・・。
ポリニャック夫人については、あまり映画内で多くを見せてくれてなかったので、見終わった後、気になっちゃって、色々調べちゃいました。事前知識があったら、より一層入り込んで見れたかな・・・と少々後悔。
latifa  【 編集】  URL |   2017/06/22 12:32   |  TOP ▲ |


瞳さん、こちらにも、ありがとう('ω')ノ

原作から先に読まれていたなんて、すごい!!
>(逃げていく貴族たち)が克明に描かれてて
そうそう、私もここは印象的でした。
リストに自分の名前があって、卒倒しちゃう人とかもいてね。

> そうそう、原作では朗読係、王妃より年上でしたヨ。
これも、瞳さんちで知れて、ありがとうー。
若い美しい娘、って風に思っていたのだけれど、年上だったら、ちょっと解釈とかイメージが変わって来るなあ。

私は映画を見終わった後、色々検索しちゃった。
そうしたら、ポリニャック夫人は、逃げられたものの、すぐに亡くなっていて、王妃に最後まで忠誠を尽くした女性(名前忘れちゃった・・・)は、処刑されちゃったそうで・・・。その2人が奇遇にも同じ誕生日だったとか。
フランス革命あたりって、ドラマチックだから、漫画だけじゃなくて、色々な題材に使われるのも解るよね。
latifa  【 編集】  URL |   2017/06/22 13:13   |  TOP ▲ |


こんにちは。
「マリー・アントワネットに別れを告げて」はアントワネット作品まとめて観賞した中での一番心に残った物ですねぇ。
レア・セドゥはこれが初見だったんですけど、訳ありな過去を持つ女性が良く似合ってました。
なんだかんだいってもやっぱり女はしたたかだよなぁ、女に生まれて良かったわ〜と思ったような覚えがあります。笑
ケフコタカハシ  【 編集】  URL |   2017/06/23 10:47   |  TOP ▲ |


ケフコタカハシさん、こんにちは!

> 「マリー・アントワネットに別れを告げて」はアントワネット作品まとめて観賞した中での一番心に残った物ですねぇ。
そうでしたかー。
アントワネット作品を色々ご覧になられて来た中、一番心に残った作品だったのに、なんか私の感想、こんなんで・・・申し訳ないです・・。

> レア・セドゥはこれが初見だったんですけど、訳ありな過去を持つ女性が良く似合ってました。
おお、そうでしたか。
今や、あれにも、これにも出演する、売れっ子のフランス女優さんですよね。

> なんだかんだいってもやっぱり女はしたたかだよなぁ
うむ。確かに・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2017/06/25 12:51   |  TOP ▲ |


latifaさん~こちらにも。
「孤独のススメ」
これ、前半に漂う寒いギャグに震えながらも
ラストで温かい涙に包まれた作品でした~。
latifaさんのネタバレ白文字のところ・・なるほど~!
意地悪な人も、それだけじゃなくて他の面が描かれてたのも良かったです。
つるばら  【 編集】  URL |   2017/07/07 11:03   |  TOP ▲ |


つるばらさん、こちらにもありがとう!
これ、意外とみなさんに評判悪くないのね?(笑)
私は、それほどでもなかったけれども、確かにラストはよかったね、って思える映画だったかもな。

この町に、それこそ謎の変な中年男性ではなくて、もうちょっと普通の女性とか男性がまぎれこんだら、引っ張りだこになるかもしれないなー。

老後や日々の生活に、それほど不安がない土壌だから、ってのも関係してるんだろうか・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2017/07/08 09:36   |  TOP ▲ |


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