以前小説を読んだ時のイメージぴったりのキャスティング!!
特にリリーさん!他に演じられる人が思い浮かびません。 お父さんを演じた藤竜也さんも、上野樹里さんも、とても良かったです。 ほぼ、小説と映画と同じストーリーでした。違うところといえば、ヒロインの友人の部分をカットしたくらいかな・・・。 映像化、大成功していたと思います。4つ★半 お父さんが一日外出していて、一体どこで何をしているんだろう・・・?と尾行して解ったのは、スーパー、公民館、図書館、図書館が閉まった後は、放課後の誰もいない小学校で、椅子に一人じっと座っている姿・・・ このシーンが小説版で、凄く物悲しくインパクトがあったのですが、映画版では、それほどガツンーーとは来なかったかもな・・・。 ★以下ネタバレ★ ラストも同じで、お父さんが介護付き老人ホームに行く日、見送る2人。「俺は逃げないよ」という伊藤さん。そしてお父さんを追いかけていく・・・ 引き留めるのですよね、きっと。 小説を読んだ時にも、この後どうなったんだろう?って色々考えさせられたのだけれど。 そうだな・・・引き留めてくれたという事実は、お父さんは、とっても嬉しい事のはずだけど、でも、一緒にこれから長く同居しつづけるのは大変なんではないかな・・・。以上 他人ごとではなく、自分も上野樹里さんの立場、そしてお父さんの立場、両方になって色々考えさせられる内容で、多い人に見てもらいたい作品です。決して湿っぽくなく、ちょっとコミカルな雰囲気もあって、明るく見れる映画になっていますしね。 映画小説版の感想「ネタバレ小説「お父さんと伊藤さん」感想 中澤日菜子」 お父さんと伊藤さん (2016/日) 監督 タナダユキ 原作 中澤日菜子 出演 上野樹里 / リリー・フランキー / 藤竜也 / 長谷川朝晴 / 安藤聖 / 渡辺えり (内容 あらすじ) 34歳で書店でアルバイトをしている彩(上野樹里)は、54歳の伊藤さん(リリー・フランキー)と一緒に暮らしていた。 ある日、彩は兄から、兄夫婦と暮していたお父さん(藤竜也)を半年間預かって欲しいのだけど・・・と言われる。 彩が自宅に戻ってみると、既にお父さんが二人のアパートに転がり込んでいた。元小学校の教師で口うるさい父は・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ 次は、同じタナダユキ監督の映画で「四十九日のレシピ」を見ました。 ![]() こちらは原作未読。 父と後妻の乙美さんと百合子のエピソードや、イモはじめ問題あった若い子との交流等は、とても良いお話なのだけれど、愛人と夫の部分が、ネックに感じてしまうお話でした。3つ★~3つ★半 小説はとっても良いお話らしいので、今度近く原作を読んでみようと思っているところです。 リボンハウスで、ケアをしていた母たちを忘れて前に進んで行く、跳び箱を飛ぶ時の踏みきり台みたいな存在、っていう表現とか、とっても良かったです。子供と親の関係を、それに例えた表現とかもね。 でもね、2ヶ所、引っかかってしまったところがあって・・・ 最もがっかりしてしまったのは、夫の愛人の描き方。 凄い嫌な女性に描かれてるんですよね・・・。息子に対してもだけど、リフォームとかその他もろもろ・・・。なんで夫がこの女性と不倫して、子供まで作ってしまったのか? 悪物キャラって感じで、せっかく丁寧に描いているはずの映画なのに、ここが安易すぎて・・・。 それと、淡路さん演じる叔母さん。後半のいきなりのフラダンスは、一体・・?? ⇒後日原作を読みました。 映画と小説版の違いなどについて・・・ 私は原作はかなり絶賛されているから、きっと愛人についても、納得がいく様なストーリーなんだろうなーと思っていたのですが、そもそも原作から、ぶっとんだ過激な発言や行動を起こす愛人だった事が分かりました。 愛人の息子を公園に連れ出すことになったきっかけが、少年がカブトムシの足をぶちぶちちぎっていて、それに見かねたイモが背中に虫を入れたら、少年が漏らしてしまって、こりゃ大変・・・って事で公園へ行ったのでした。(家の中には2人が入って何やらお取込み中なので入らず)そして、アメリカンドッグは、コンビニで買ったのではなく、百合子の家に行って、彼女が手作りのを作ってあげて、食べたのでした。串のエピソードは同じでした。 フラダンスのシーンは小説の時からして、ああいう唐突感があったし、愛人の描き方もほぼ同じ感じだったのですね。 ★小説と映画版のネタバレです★ それにしても、浩之、どんなに謝っても、ちょっと酷すぎやしませんかね・・・?まあ、もとさやに戻ったとはいえ、なんかモヤモヤします。 小説のラストは3回忌になっています(2年が経った)愛人が出産した子供は、浩之と付き合う前に交際していた外国人の男性との間に出来た子供だった。(えー?!)百合子も浩之も仲良く順調に暮らしている。もちろん父も。イモとハルの行方は知れず。 以上 小説での乙美さんは、小太りって書かれていましたが、映画版は痩せて綺麗な人でした。でも、とっても優しそうな女優さんで好印象でした。 四十九日のレシピ (2013/日) 監督 タナダユキ 原作 伊吹有喜 撮影 近藤龍人 出演 永作博美 / 石橋蓮司 / 岡田将生 / 二階堂ふみ / 原田泰造 / 淡路恵子 / 内田慈 / 荻野友里 / 中野英樹 (内容 あらすじ) 浩之の浮気相手から「子供ができた」と言う電話がかかってくる。百合子(永作博美)は、不妊治療中をしながらも、同居している夫の母を介護していた。離婚届けを置いて家を出て、愛知の実家に戻ってみると、妻を亡くしたばかりの百合子の父、良平(石橋蓮司)が、謎の少女イモ(二階堂ふみ)と風呂に入っていた。 彼女は、生前の妻の勤め先「リボンハウス」で彼女に頼まれたことがあって、家に上がり込んでいたのだった。 |
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読書と映画とガーデニング
(2017/05/10 08:29)
2013年 日本
岐阜県東濃地方の田舎町妻・乙美の突然の死から数日後の熱田良平(石橋蓮司)散らかった台所、茶の間でスェット姿で寝転がる良平乙美の遺影を見ながら思い出すのは、最後に釣りに出かける良平の為にお弁当にと作ってくれたコロッケパンのソースが漏れているというだけで突き返してしまったこと
そこに突然ロリータファッションに身を包んだ元気いっぱいの少女・井本=イモ(二階堂ふみ)が訪... |