「愚行録」「何者」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」感想
小説の映像化作品3つまとめて・・
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愚行録
3つ★半~4つ★くらい。

原作は未読、内容を全く知らない状態で鑑賞しました。
全然期待していなかったのですが、最初のシーン。バスの中、ご老人が立っているも、全く気がつかないのか座っている妻夫木君に、「席変わってあげなさいよ」と言う中年男性。席を変わるも、片足が不自由である様子・・。中年男性もバツが悪そう・・・。バスを下車し、足を引きずって歩く・・・と思いきや、バスが行ってしまったら、普通に歩いている。嘘だったのが解る。
数分のシーンなのだけれど、この映画は面白いかもしれない・・・という気がしてきた。

その後、妻夫木君は記者で、妹(満島ひかり)が子供をネグレストした事で捕まっているのが解る。
妻夫木君は1年前に起きた、エリート一家殺人事件のその後を追う。
満島さんは、子供の頃虐待されており、兄だけが頼りだった。

その後、エリート一家殺人事件で殺された夫(小出)の友達、元彼女(早稲田らしき人たち)
そして妻の周りの人たち(慶應らしき人たち)のインタビューが。

小出君演じる夫は、野心家で結構悪い奴。その友人と、とある女の子を良いように扱って笑っているわ、元彼女、その後の彼女とも、親が社長だったりするのを目当てに交際してるところもあり・・・。

そして妻(松本若菜さんって女優さん、とっても綺麗で、適役! 他にどんな映画に出てたのかな?って検索したら、色々見てた映画に出演されているのに、思い出せない・・・)
この子は、平民なんだけど、その美貌と手腕?で、慶應の幼稚舎上がり軍団に溶け込んだ人という設定です。
こういうの、小説でですが桐野さんの「グロテスク」とか、つい最近読んだばかりの「あのこは貴族」山内マリコでも、読んだことがありました...。
この「愚行録」が2006年発表で、その頃が現在設定になる、となると、大学時代は、それより前、90年代中盤から後半になるのかな・・・? 
★以下ネタバレ★
後半、妹が大学から慶應だったことが解ります。これは意外だった・・・。満島さんって慶應とかけ離れた印象だったので。
妹も美人だったので、お声はかかったんだけど、結構安易に誘われてHしちゃうのよね・・・。彼女なりに、お金持ちの彼氏と交際して、あわよくば・・・っていう気持ちがあったのかもしれないけれど・・・。

こうしてみると、早稲田の男子2人から良いようにされちゃった娘も、最初の飲み会ですぐHしちゃったことで、小出君から軽い女と思われて、あんな風にされちゃったし、満島さんしかり。身持ちは固くしておくに限るなあーと思ったかな。(もう無関係ですが)

驚いたのは、現在カフェ店長?経営者の女性と2回目に話を聞いた後、いきなり妻夫木君が殺しちゃうところでした。
そうなのね、妻夫木君は、もともと妹が犯人なのを知っていて、1年後、妹が犯人だってことをに気がついた人間が周りにいないかチェックをすることが、取材の目的だったわけだ。なので、妹が怪しいと気がついた彼女を殺したというわけ。

そもそも妹が殺人を犯すに至る理由が、久しぶりに町で見かけた幸せそうな親子。その後をつけていき、3人を殺害って・・。
恐ろしすぎる・・・。

そして弁護士の先生が実の母に会いに行って解ったことは・・・。満島さんの子供は、なんと兄との間に出来た子だった・・。
もともと、育ってはいけない近親相姦の子供だったから、意識的に死ぬように仕向けたのかもしれません。
以上

予想外な展開が数回起こり、最後まで引き込まれてみました。
後味は、あまりよくありませんが、結構インパクトのある内容でした。

愚行録 (2016/日)
監督 石川慶
原作 貫井徳郎
出演 妻夫木聡 / 満島ひかり / 小出恵介 / 臼田あさ美 / 市川由衣 / 松本若菜 / 中村倫也 / 眞島秀和 / 濱田マリ / 平田満

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「何者」
3つ★くらいかなあ・・・普通に面白かったです。

これは小説で以前、かなり面白く読んだのですが、映画を見る頃には結構忘れていました。
キャストが、佐藤健、菅田、二階堂、岡田君・・・っていうのが、見る前は、ちょっと小説のイメージと違うなあ・・・と思いましたが、でも、いざ見てみると、みなさん演技が上手なので、違和感なく見れました。
理系の先輩に山田孝之さんが、意外にしっくり来ていました。
小説を読んで、内容が解ってしまっている状態で見たので、驚きとかはなかったのですが、今の大学生の就活の大変さとか、SNSでのつながりとか色々考えさせられる内容で、映画よりやっぱり小説の方が面白かったかもしれません・・・。

映画を見た後、「何者」繋がりの「何様」という小説を読みました。
菅田君が長年思っている女の子については、「何様」で書かれていて、そのお話が、とってもとっても良いんですよ!
もし、興味を持たれた方がいたら、ぜひ読んでみて欲しいです。
あと、意識高い系の理香と、同居している隆良の、馴れ初めなども書かれています。が、そちらはまあ・・・とりたて・・・。

何者 (2016/日)
監督 脚本 三浦大輔
原作 朝井リョウ
音楽 中田ヤスタカ
出演 佐藤健 / 有村架純 / 菅田将暉 / 二階堂ふみ / 岡田将生 / 山田孝之

あらすじ 拓人は就活に励む日々だったが、なかなか内定をもらえない。
拓人のルームメイトで、バンド活動を続けていた光太郎(菅田将暉)もついに就活を始めると言い出した。
幸太郎の元彼女で、ひそかに拓人が想いを寄せる瑞月(有村架純)が、意識高い系の理香(二階堂ふみ)を引き合わせる。
理香は、隆良(岡田将生)と同棲中だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする

小説は未読。たぶん肌に合わないんじゃないかなあ・・・と思っていましたが、映画の評価が結構高いので、ちょっと見てみようかな?と思って、見たのですが・・・
うーーーん、やっぱり、あんまり好みでは、なかったです。

前半の2人がだんだん親しくなって行く経緯とか、若いカップルの微笑ましい様子などは、とっても良かったのだけれど、肝心の設定がね・・・映画の「ベンジャミン・バトン」と、「きみがぼくを見つけた日」を混ぜたような・・・
既視感のあるストーリーだったので、そこまでハマって見れなかったのかも・・・。

ヒロインは、小松さんなのですが、彼女ね、純愛ドラマとかより、したたかな女子とか、小悪魔系とか、悪女キャラの方が合ってる気がする・・・。
【2017/10/21 13:13】  コメント(4) | トラックバック(2) | 日本映画
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コメント

latifaさん、
ものすごくご無沙汰しておりました。
お元気でしょうか?(手紙みたい)

愚行録、なんだか面白そうですね!再来週から私のいる街でも日本映画フェスティバルがあってこの作品もラインナップに入っているんです!時間の関係もお金の関係もあって全部は見れないので悩み中なんですよー。
minori  【 編集】  URL |   2017/10/21 15:15   |  TOP ▲ |


わーーい!minoriさん、お久しぶりです。
コメントありがとう、嬉しいです!
そちらは、初夏かなー、羨ましいな、こっちは寒いわ、台風来てるわで、大変ですよ。

> 愚行録、なんだか面白そうですね!再来週から私のいる街でも日本映画フェスティバルがあってこの作品もラインナップに入っているんです!

おお、そうなんですね?
そちらの日本映画フェス、前に紹介してくださったリストを見たら、なかなかジャンル豊富で、良いのが来てましたもんね。
バクマンとか上映されていたような。
愚行録、おすすめ!!って力を入れては言いにくいけども(なにせレンタルDVDで見たから・・) 
latifa  【 編集】  URL |   2017/10/21 19:51   |  TOP ▲ |


お邪魔します~~
感想は何者は書かないかもしれませんが
(手が回らなくて…笑)
3作観ています
愚行録・・面白かったですね。
冒頭からして惹きつけられてしまいますよね。本当、予想外なこと次から次へでしたし
ラストはこれでもかと、衝撃でしたから
後味は本当に悪かったですね・・・・笑
満島さんの含みを持った、秘密は好きって
言葉はラストの伏線みたいで、よく練られていると思いました。相変わらずの魅力的な演技でしたね。妻夫木君はこの後、軽めキャラの
作品にも出ていましたが、幅広く何でも
こなせて良い俳優さんになっているなって感じました。
ぼくは明日昨日の君・・
愚行録のあとだとなかなか・・・笑
このカップルに入り込めなかったです。
ファンタジーだとも知らなかったので余計
世界観に入り込めなかったです。ベンジャミンは大好きなんだけどね。
何者・・桐島と合わせてレンタル鑑賞しました
が、桐島のほうが映画は好きでした。
これは、私も原作知っているので、俳優さんを楽しむという感じでしたね。
菅田君がいろんな作品に出ていて、上手なんだけれど、また菅田君か・・という印象でこの映画はみていたかな。

なかなか邦画までは劇場鑑賞手が回らないですよね~~
みみこ  【 編集】  URL |   2017/11/03 21:32   |  TOP ▲ |


みみこさん、こんにちはー!
昨日、みみこさんなら、ブレードランナー見てるはず・・・って、密かにお邪魔して来たんだよ^^
短いのはアップされていたけど、まだ本式?のは、まだだったよねー、楽しみに待ってるね。

で、なんですと?3作とも見てるの?^-^
嬉しいー。これら、見てる人、全然いなかったから、更に嬉しいわー。

> ぼくは明日昨日の君・・
> 愚行録のあと
この順番が・・・笑
私は、愚行録の方が面白かったけれど、ブラックなのが苦手な人や、ロマンチックなのが好きな人には、明日~の方が受け入れやすいのかな? 確かに東出君が学生って、おいおい!って思っちゃったな。

> が、桐島のほうが映画は好きでした。
桐島は、良く出来ていたよねー!私も小説、映画、両方楽しめました。
私はリアルタイムじゃなくて、ちょっと後に見たんだけど、あの映画に出演していた役者さんたち、今や有名どころになってる人が一杯いるんだよねー。
みみこさんは、リョウ君の小説、ほぼ全部読んでいらっしゃるんじゃない?すごいー。
彼、才能あるよねー。 最初出て来た時、結構さんざんな言われ様だったけど、今や、そんな風に言う人、いないんじゃないかな。

> 菅田君がいろんな作品に出ていて、上手なんだけれど、また菅田君か・・という印象でこの映画はみていたかな。
そうなんだよね・・。同感。 別に嫌いじゃないんだけど、出過ぎ感が・・。
latifa  【 編集】  URL |   2017/11/04 09:17   |  TOP ▲ |


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愚行録
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする
ちょっとお話 (2017/11/07 17:00)
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