ネタバレ感想「エル ELLE」
ハラハラドキドキ、どうなるのか?と、サスペンスを楽しませてもらったけど、見終わってみると、???な映画でした。
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開始早々、謎の男が部屋に入って来て、強姦されてしまいます。
しかし、その後の行動が冷静なユペール。
こういう、冷たい表情、態度の、何か怖い中年女性は、彼女にピッタリ!

ゲーム会社のお偉いさんのユペールは、同じ会社の長年の友人とその夫、離婚した夫と若いヨガ講師の彼女、ダメな息子と彼女、隣に住む信心深い妻とその夫、母とツバメ風の男、等と交流しながら生活している。

実は、ユペールの父は、昔大勢の子供を殺したモンスターで、刑務所に長年入っているのでした。
また、事件を起こした後、火を放ったため、彼女自身も服が焼け、すすだらけの写真を撮られ、公にされて、ずっと注目され生きてきたという生い立ちです。精神的にもひどく痛めつけられたでしょうし、まともに成人しなかったとしても、しょうがないかも・・・。

こうしてみると、2時間ちょっとの間に、ずいぶん色々な内容が積み込まれた映画だったんですねー。
沢山人が登場する割には、混乱することもなく、それぞれ、ふーーん・・・・という感じで見れましたが、終わってみると、ほぼ全員おかしい人たち!です。
息子の彼女(可愛いがヒステリックというか、エキセントリック・・。ベティーズブルーを思い出させられる)に、酷い扱いを受けてる息子を見てるのは、母として忍びないよねえ・・・。産まれて来た赤ちゃんは肌の色が違うし・・・。

★以下ネタバレ★
犯人は、なんと隣の家の夫でした。でも、彼女は彼に惹かれていて、望遠鏡でのぞき見しながら・・・な事も行っていました。 
2回目に襲われたとき、反撃し、男の手にハサミをざっくり刺すことができ、かぶっていた黒いマスクの下を見ることが出来ました。気まずく別れる2人でした。
ところが、その後、彼女が運転中鹿をよけて車が横転、怪我をしてしまいます。フランスにはJAFとか無いのかな・・・?
友人等に電話するも、みんな留守電になっていたため、やむを得ずだったのかもしれないけど、なんと隣の家の夫を呼び出します。彼も親切に介抱してくれるのですが・・・
その後、飲み会の後、息子がソファーで寝てる間、彼の地下室への誘いに乗って、ついていくと!また無理やり、されそうになります。しかし、どうやら、彼女も、何やら、そういったレイプまがいの扱いに興奮するようになってしまっていたようで(驚)
ラストはというと、また彼が彼女の家に、また強姦魔プレイ?にやって来た時に、抵抗している母を目撃した息子が、正当防衛で、殴り殺してしまいます。 隣の家の奥さんは、出て行くことになりますが、最後の挨拶で、夫がアレな事を全て解って暮らしていたのをほのめかします・・・(恐ろしい妻であった・・) そして、長年の友人は夫と別れ、彼女と2人仲良くやって行こう!という明るいノリで終わるのでした(夫が浮気していた相手なのに、いいのか・・?)
以上

イザベル・ユペール、お年ですが、がんばってます。お胸も露出してます。64歳だそうです! 
シャーロット・ランプリングおねーさま(71歳)といい、ユペール女史といい、凄いわー、これからも頑張って欲しいです。

エル ELLE (2016年/仏)
監督 ポール・バーホーベン『氷の微笑』の監督さん。
原作 『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』で知られるフィリップ・ディジャン
出演 イザベル・ユペール ローラン・ラフィット アンヌ・コンシニ シャルル・ベルリング ヴィルジニー・エフィラ ジュディット・マーレ クリスチャン・ベルケル ジョナ・ブロケ アリス・イザーズ
【2017/09/04 16:14】  コメント(6) | トラックバック(9) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

64歳の艶女に本当の意味での女の強さと男の弱さを教えてもらったような気がしました。
いやはや、ポール・ヴァーホーヴェン監督作品を堪能する前にイザベル・ユペール様の性的魅力にやられちゃいましたよ。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2017/09/04 23:32   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんにちは!
私も観ましたよ~。
でも期待が大き過ぎたか・・終わってみると
なんだかフツーな話だったなぁ・・と。
全然フツーじゃない人達ばかりなんだけど、それで物語がフツーってどうよ?と。(笑)
そう感じる自分もどうよ?かもだけど。(汗)

でもユペールは良かったね~。大好き~。
あんな64歳になりたいわ~(≧∇≦)
つるばら  【 編集】  URL |   2017/09/05 11:18   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!
ユペールさん、64歳には驚きました。
肝の座った役者魂というか、覚悟の入れ具合が違うんでしょうかね。

若い頃と同じ様な美貌のキープに日々努力をはらっている美魔女的女優さんとは違う、
なにか・・・こう・・・凛とした一本筋の通った処がある女優さんで、
これからも頑張って欲しいです。
latifa  【 編集】  URL |   2017/09/05 13:35   |  TOP ▲ |


つるばらさんーこんにちは!
あれっ、やっぱりご覧になってたのねー。
これ、つるばらさん見てそうだなーと思って、お邪魔したんだけど、記事がなくて。。
そうか、見たけど、まだ書いてなかっただけだったんだね。
感想、アップされるのを楽しみに待ってますよ^^

> でも期待が大き過ぎたか・・終わってみると
そうなのよね
私も見てる渦中は、ハラハラドキドキ、どうなるのー?って最後まで集中したんだけど
見終わってみると、なんか、あっけないというか、そんな凄い映画では無かったかな?
って思ったよ。

うん、うん、ユペールさん、あっての映画だったわ。
他の女優さんが演じるところ、想像つかないけど・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2017/09/05 13:38   |  TOP ▲ |


こんにちは。
この作品色んなモチーフがギュッっと詰まった濃い作品でしたね。
宗教にはまってる女性、なんか変だと思ってたんですよ。何かしら心の悩みがあるのかなぁと。
だからラストの彼女の言葉には、やっぱりという気がしました。
ケフコタカハシ  【 編集】  URL |   2017/09/21 22:43   |  TOP ▲ |


ケフコタカハシさん、こんにちは!
この映画は、見終わった後に、色々な方の感想を読んで、ほーそうかー、そういう解釈もあるのかー等と、気がつくところも多い映画でした。
それだけ、色々人によって思うところや、気が付く部分がある、余白を残している映画なのかもしれないなーって思ったり・・。

> 宗教にはまってる女性、なんか変だと思ってたんですよ。何かしら心の悩みがあるのかなぁと。
> だからラストの彼女の言葉には、やっぱりという気がしました。
私は、彼女には、まさかー?!って思って、びっくりしました。
信心深い人、まじめな人って思っていただけに・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2017/09/22 10:51   |  TOP ▲ |


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