「92歳のパリジェンヌ 」「世界一キライなあなたに」
まずは「92歳のパリジェンヌ」から。
実話なんですね・・・。
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こういった尊厳死に関しては、昔から長年、ずーっと考えて来た事なので、本作も真剣に見せてもらいました。
今までにも、こういう映画があったので(「母の身終い」とか)、本作に特別際立つ何か・・・は、感じられなかったものの、母の告白に動揺する家族の中でも、母の意思を承諾し、色々手伝う娘、というパターンは初めてだったかもです。

最初は彼女も認めたくなかったようでしたが、就寝時におもらしをしてしまうようになった母、おむつをつけなくてはならなくなった姿を見て、了解してくれたみたいでした。
私が、あのお母さんなら、やっぱり同じ事を願ったと思います。
一旦入院した病院で隣に寝ていた男性、切ないですね・・・。
日本もフランスもですが、やっぱり本人が望むなら、安楽死を認める法案を可決してもらいたいです。本当に!!

で、そもそも、このお母さん、いきなりではなく、30年前から、一貫して言い続けて来たことなので、突然の宣言ではないんですよね。
てっきり、スイスのところに行くのかな・・・と思ったのですが、あそこはもう助からない病気とかで、かつ医師の診断書も必要だったはず。特に今、何もない状態だが、本人の希望で・・・というのは、承認してもらなかったような・・・。

沢山の医師に睡眠障害を訴え、たくさんの睡眠薬をもらいだめして、自殺に及ぶ・・・
日本は、そういう事が起きないように、死に関わる様な睡眠薬は処方してもらえないとか・・・ 
沢山飲んだからといって、必ず死ねるとは限らないとか、聞きますが・・・
フランスは違うのかも・・・

そこは、必要だったのか・・・?と思うシーンがあって、母が恋多き女で、夫がいながら不倫を堂々としていたり(息子の発言から解る)、かつての恋人と今も文通しており(孫が手紙を見ちゃったことが発端となり)、最後に会いに行くのを、車を娘が運転してあげる。 実際、そうだったんだろうけど・・・。

メイドのアフリカ系の女性と、近所に住む男性は、良かったです。
おばあちゃんには、友達はいなかったのかな・・・。いても先にみんな旅立ってしまって、もう残っていなかったのかもしれないですね・・・。

92歳のパリジェンヌ 
原題 LA DERNIERE LECON  2015年/仏
監督 パスカル・プザドゥー
出演 サンドリーヌ・ボネール  マルト・ヴィラロンガ  アントワーヌ・デュレリ  ジル・コーエン  グレゴアール・モンタナ  ザビーネ・パコラ
.........................................
こちらは、フランス映画じゃないのだけれど、奇しくも、安楽死を願うというテーマが共通していたので、まとめて。

「世界一キライなあなたに」
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まずは、ひどい邦題ですね・・・。
内容は飽きることなく、最後まで集中して面白く見せてもらいました。
主役の女の子ルーが、とってもキュート!笑顔が可愛いし、性格も良い子なんですよね。
POPなファッションは、原宿系っぽいですね。
家が貧しくて、大学に受かっていたのに進学を諦めた過去がある。
なのに、あんなに沢山洋服を持ってる、ってのが、不自然(笑)
安い服を工夫して着こなしてるんだろうな、って風に勝手に頭で思う様にしたけど。
姉妹は仲良しだけど、シングルマザーの彼女の方を優先し、彼女が諦めて来たことは今までにも多い。

そして、彼女が介護する男性ウィル。
事故に遭う前の彼は、スーパーセレブでスポーツ万能で仕事もバリバリ出来て、人生を謳歌していた。
今は体が不自由になってしまい、治る見込みもなく、段々悪い方に行ってる様子・・・
彼が安楽死を願う気持ちも解ります。彼の意思だから尊重します。
でも、でもなあ・・・100%手放しで賛成!!ってわけではないというか・・・。うーーん・・・。
92歳の上の映画の主人公に関しては、彼女の決断に賛成するんだけど・・。

ウィルは、ケアをしてくれる専任の医師やヘルパーさん、立派過ぎるお家、優しいご両親、お金には全く困ってない暮らしをしています。
心を閉ざしていた彼だったけど、ルーと一緒に見た映画がきっかけになって、段々2人は仲良くなって行きます。

でも、そもそも半年後には死ぬ決意をもうしている。その決意は固い。
ルーが考えたのは、それまでに色々な楽しい事を過ごしてみよう、そうしたら気持ちも変わるかも・・・と。
でも、その死ぬまでにやってみようリストがね、様々なコンサートとかは良いんだけど、彼が富豪だったから出来たこと(自家用ジェットで南の島に旅行とか)だったりするのよね・・・。

ルーには長年付き合ってきた彼氏がいるんですよね。この人も悪い人じゃないだけに、なんだか彼が気の毒・・。
ルーの誕生日に、ストライプの派手な黄色のタイツをプレゼントしてもらって大喜び、このシーンは良かったです。すごく高価な買い物ではなかっただろうけど、しっかり彼女の好みを把握してくれて選んでくれたんだなあ・・・っていうのが解ったから。

★以下ネタバレ★
ウィルはルーが大学に行けるような資金を残してくれたり、ルーのパパがお城で働けるように仕事を紹介してくれたりします。
良かったんだけど・・・
でも、なんか、こういう富豪の男子が色々してくれる・・・系のお話って、なんか私はいけ好かないんですよね。
以上

世界一キライなあなたに (2016 イギリス映画かな?)
ME BEFORE YOU
監督テア・シャーロック
エミリア・クラーク サム・クラフリン
【2017/09/16 16:47】  コメント(2) | トラックバック(1) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

お邪魔します~~
映画館行っていますね~~
最近寒くなってきて朝起きづらくなってきていますよ・・笑
で・・今回はこの作品に。
世界一キライ・・だけ見ています。
同じテーマの映画を続けてみるとついつい比べちゃいますよね。latifaさんの感想とだいたい同じかな。富豪の彼の気持ちもわかるけれどちょっとこの手のテーマをメインにする映画ならもっと入り込みやすい設定にしてもらいたかったかなと思いました。私もお金持ちに
いろいろしてもらうっていうのは
ちょっとね…笑  結局、財力かい・・と思う
部分もあるのでねえ。
主人公女性の成長物語と考えれば良しとしているけれど。婚約者可哀想でしたよね。
彼は彼で一生懸命やっていたと思うけどな~~
みみこ  【 編集】  URL |   2017/10/05 17:22   |  TOP ▲ |


みみこさん、こんにちはー!
わー、これ、ごらんになっていたのね。
思いがけず、みみこさんが見ていて、こうやってお喋り出来て、嬉しいわ^^

やっぱり富豪だから・・・ってところ、ちょっと気になっちゃうよね。
富豪じゃない人って設定のを、見てみたかったな。
でもさー、普通こういうヘルパーさんだったら、こんなお友達的な事だけしていればいいってわけじゃなくて、もっと汚れ仕事っていうのかな・・・もっと大変な仕事も当然あってしかるべきだと思うからさ・・・
そうなると、そういう処置も毎日しつつも、恋愛感情も・・・って、なかなか難しいんじゃないかな、って思う(現実的ー)

みみこさんちで、ヒロインの眉毛が気になるっての、欧米人の割には、なんだろう?ちょっと眉が濃かったよね?この映画だけかな・・?
latifa  【 編集】  URL |   2017/10/06 12:23   |  TOP ▲ |


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世界一キライなあなたに
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