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「鰐の男」感想
キム・ギドクが脚本ということで見てみました。
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久しぶりに、笑っちゃうようなシーンが登場するギドク作品を見た気がします。
ウナギに水銀が含まれているという検査を、くつがえしたいと、密航し、韓国入りをくわだてる中国人のチェン。
イケメンで、喧嘩も強く、密航船で一緒になった女性を犯そうとした男らや、レストランで(偶然またその女性に再会 笑)失礼な事を言う韓国人を殴ったりと、男気溢れる奴です。

密航船の中で一緒になって、着く前に海に飛び込んだ方が良いとアドバイスをくれた男が、たどりついた海辺で、先にチェンを金網から逃がしてくれたものの、自身は見つかって射殺されてしまいます。彼から生前、もし自分が死んだら、自分の代わりに、妻と新しい夫を、ピストルで殺してくれと、託されました。
結局、チェンだけが密入国に成功し、とりあえず自分の目的を先に果たそうと、ソウルの品質検査場に到着します。

再検査を必死で望むも、あっけなく門前払い。
それでもあきらめず、あまりにしつこく待ってるので、結局、ほだされて、検査員の主人公の女性が、ウナギの検査と彼の体の血も検査してあげるのですが、残念ながら水銀が含まれていることが解ります・・・。
ショックを受けるチェン。しかし、彼女は彼を家に連れて来て、なんと誘って、Hしちゃうのです。
おいおい・・・・。

その後も、彼女は彼が気に入ったとみえて、やくざ的な場所ではありますが、仕事を紹介してあげたり、お家に住まわせてあげたりするんですよね。
この2人、言葉が通じません。なので、ほぼ無言でコミュニケーション取るんですが、その微妙な間とか、やりとりが、なんだか可笑しいんですよ。

朝起きたら、紙に買って来て欲しい食べ物リストが絵で書いてあるんですよね。
それを元に男がお買い物してきて、意気揚々とごちそうを作って、待っていると、彼女が仕事から戻って来て、それらが全部中国産だと知って、ごみに捨ててしまうんですよ。

日本でも中国産の商品は、体に良くないものが混ざってるんじゃないか?という不安などから、あまり積極的に買おうとしないという風潮はあるにせよ、ここまでの行動は、珍しいかも。
韓国でも日本同様に、そういった考えが根付いているというのは、この映画で初めて知りました。

その後、チェンは「自分はメイドインチャイナ」と言い彼女を拒否するようになったり、やくざの同僚からは、からかわれたりします。
彼女は、彼と仲直りしたくて努力したりするのですが・・・。

まあ中盤までは面白かったのですが、

★以下ネタバレ★
彼女が検査員という立場を不正に利用して、やくざもんの男と裏取引をしていて、破棄されるはずのウナギを、レストランなどに斡旋、卸し、お金をもらっていたんですよ。ただ同然の食材でレストランも儲かるしね。
そういう悪い事をずっとしてきた女性なんですが、チェンの事はほんとに好きになったらしく、やくざもんの処で仕事し続けるのが、ちょっと無理と解ると、不正パスポートや、中国に戻る航空券、大金、豪華なスーツを用意してあげるんですよ。
チェンは、そのお金を持って、レストランで働く中国女性のもとへ行き、このお金で(将来的に)共同経営しよう、自分は故郷に戻って、安全な鰻を作るから、それを空輸して、君の店で使う様にしてくれ、とお願いするんですよ。
ラストは、呆然とテカテカ黒光する車のボンネットが印象的な処で立っている彼女で終わります。
チェンは、その後どうなったか解らないのですが、無事に帰れたのかな?
なーんかラストが、ぼんやりしていたのが残念。もう一声、何かぐっとしまるストーリーの〆が欲しかったなー
以上

鰻の男(2014年韓国)
메이드 인 차이나/Made in China
監督 キム・ドンフ
脚本 キム・ギドク
出演 パク・ギウン  ハン・チェア  イム・ファヨン
【2018/03/31 10:15】  コメント(0) | トラックバック(0) | キム・ギドク監督作品
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