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「ヒトラーの忘れもの」感想
地雷除去のシーンが多数あって、緊張感が半場じゃない・・・4つ★~4つ★半
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母国場仕掛けた地雷除去のお仕事をする、まだ若いドイツ人少年たち。
当然だが、終戦後のデンマークでドイツ人を見る目は冷たい。
この仕事のボスも、すぐそばに住む小さな家に住む母親も。
食べ物が無くても、地雷の除去で死んでも・・・。

しかし、一緒に暫く過ごしていて、幼い彼らが、どんどん死んで行ったり、おかしくなっていくのを見て行って、軍曹も気持ちが変わっていく。
パンやじゃがいもを買って来て差し入れしたり、休日には一緒にスポーツをしたり・・・

★以下ネタバレ★
それなのに、彼の愛犬が、地雷で死んでしまう。除去し終わったと思っていたのに、まだ残っていたのね・・・。
それを期に、また鬼軍曹へと戻ってしまうが・・・
いよいよ、全部地雷の除去も終わった後、数人で地雷をトラックに積んでいた時に、ちょっと手荒に扱ったが最後、ドカンーン!気のゆるみというかね・・・ 結局最後まで生き残った青年は、4人だけ。
やっと故郷に帰れると思っていたのに、指令が来て、また新たな地雷除去の場所に飛ばされる事になる。
そこは今までの処より、もっと過酷なようだ・・・。
軍曹は、さすがにそれは勘弁してくれと、上にかけあうが、命令されてのことで、しょうがないと言われてしまう。
しかし、軍曹は、彼らをトラックで国境近くの場所で、逃がしてあげるのでした 涙
500m先の国境、無事に彼らが渡れたのか? そして、こんな大それたことをしてしまった軍曹が、その後どうなったのか?は、語られない。
以上

デンマークの海岸が、とても美しい。
また青年たちの中には、美青年もいたり、なんといっても軍曹を演じた俳優さんが、とても上手かった。

ヒトラーの忘れもの (2015/デンマーク・独)
Under Sandet
Land of Mine
監督 脚本 マーチン・サントフリト
出演 ローラン・ムラ / ミケル・ボー・フォルスゴー / ルイス・ホフマン / ジョエル・バズマン / レオン・サイデル / エミール・ベルトン / オスカー・ベルトン / オスカー・ブーケルマン / アウグスト・カーター / ローラ・ブロ
【2018/03/20 13:27】  コメント(2) | トラックバック(1) | 国籍微妙・他国
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コメント

国が侵略されるという憎しみが、非人道的作業という報復になる。
大人が始めた戦争の後始末を子供たちにさせた結果、無事に帰国出来なかった少年の数が1,000を数えたそうです。
憎しみの連鎖を断ち切るのも大人の務めということを肝に銘じないと…。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2018/03/24 23:10   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こちらにもコメントありがとうございます!
これ、かなりガツンと来る作品でした・・。
> 大人が始めた戦争の後始末を子供たちにさせた結果、無事に帰国出来なかった少年の数が1,000を数えたそうです。
あんな作業をさせられたら、気が狂いそうになってもおかしくないですよ・・・
そんなに沢山の少年が亡くなったなんて、辛すぎますね・・
戦争に繰り出されて亡くなるのも悲しいですが、もう戦争が終わっているのに、後始末で亡くなるだなんて・・。
latifa  【 編集】  URL |   2018/03/25 10:49   |  TOP ▲ |


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ヒトラーの忘れもの
象のロケット (2018/05/07 08:34)
1945年、ナチス・ドイツによる5年間の占領から解放されたデンマーク。 ドイツ軍が海岸線に埋めた無数の地雷を除去するため、捕虜となったドイツ兵が駆り出された。 彼らの監督をすることになったデンマーク軍の軍曹カール・ラスムスンは、全員があどけない少年ばかりであることに驚く。 危険な作業に従事するドイツ兵たちは、空腹と体調不良に苦しみながらも、祖国へ帰る日を夢見ていた…。 戦争ヒューマンドラマ。


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