まずは、羊と鋼の森
本屋大賞を受賞した、宮下奈都さんの小説。 以前原作は読んだものの、結構忘れた状態での鑑賞。 北海道の森や自然を美しく撮影しているなーと思いました。 ロケ地は、旭川の周りで行ったそうです。 原作では、道央より道東よりの奥地がメインだった気がしましたが、いずれにしても、実家の場所といい、調律師のお店の古めかしいたたずまいといい、素敵な雰囲気でした。 主演の山﨑賢人さん、とても合っていました。イメージにかなり近かったし、ドアップが多いのですが、お肌が綺麗。 双子の姉妹には、上白石姉妹がキャスティング。おお。 そして、脇を固める俳優陣も安定した上手な人がいて、中でも一番良い役を三浦友和さんがやっていました^^ ただ、久石さんが作られたメインテーマが、、ちょっと聞いたことある旋律だったような・・・・ 演奏は、辻井伸行さんだったそうです。 もともと、裏方である調律師が主役で、かつ、普通の人が、コツコツ頑張っていくというお話なので、地味なんですよね。 こういう人をメインに描くのが宮下奈都さんの良い処なのだけれど、それだけに、映画としては、若干盛り上がりに欠ける・・・って感じもあるかもしれませんね。3つ★ ★以下ネタバレ★ 妹が急に精神的なものからピアノを弾けなくなってしまい、調律師になる、という処。 小説でも、思った処なのですが、もっと苦しんで葛藤あってもいいんじゃないかな?って思ったのだけれど、映画の方も、やけにアッサリでした。以上 羊と鋼の森 2018年 出演 山﨑賢人 鈴木亮平 上白石萌音 上白石萌歌 仲里依紗 光石研 三浦友和 以前書いていた、小説の感想 こちら ・・・・・・・・・・・ 起終点駅 ターミナル ![]() こちらは同じく直木賞作家の桜木さんの原作による、釧路を舞台にした小説の映画化。 原作は未読です。 佐藤浩市さんが、やっぱり重厚感あってカッコイイな、って事と、彼が料理を作ってる! しかも美味しそう、っていう事くらいしか印象に残らなかったかも・・・・。 北海道ならではの、ざんぎや、いくら作り(しょゆ漬けのイクラたっぷりのせたご飯!!美味しそう!!) 2つ★半くらいかな・・・悪くなかったんだけど、どうしても脚本で、納得がいかないところが前半であったので・・・そのまま、そこを引きずってしまいました。 元彼女の尾野さんが、謎過ぎるんですよ・・・ 学生時代に、突然いなくなって、その後再開、また復縁(この時点で不倫に)、結婚しよう、って一緒に出発しようとしたら、駅で彼の目の前で、列車に飛び込み自殺って・・・ ちょっとひどすぎやしませんかね? 小説を読めば、そのあたりの事が納得いくのかもしれませんが・・・ ★以下ネタバレ★ 本田翼が、ちょこちょこ登場するのですが、恋人同士とかにならないのは良かったです。 そんなペラペラのブラウスでは釧路じゃ寒いぞ、って思いました^^以上 起終点駅 ターミナル 2015年 監督 篠原哲雄 キャスト 佐藤浩市 本田翼 中村獅童 尾野真千子 |
「羊と鋼の森」のほう
北海道の自然風景の美しさに目を奪われてストーリーそのもが二の次になってしまいました。姉妹の苦悩、確かに。上白石姉妹に演技力はあるのにね。 |
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読書三昧の日々
(2021/03/29 07:56)
「マチネの終りに」
2019年
【日本映画専門チャンネル】
原作 平野啓一郎
東京、パリ、ニューヨークを舞台に世界的なクラシックギタリスト・蒔野聡史(福山雅治)とパリの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子(石田ゆり子)の愛の物語を描きます
出会った瞬間から惹かれあう2人でしたが、洋子には婚約者・新藤(伊勢谷友介)の存在があり、また蒔野のマネージャー・三谷(桜井ユキ)は密かに蒔野を慕っ... |