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「elvis」感想
2007年に米国CBSTVで放送されたプレスリーの18歳ー33歳頃までの自伝ドラマ。
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一生ではなくて、一部分を扱っているので、シナリオもしっかりしていたし、散乱な印象がなくて、とても良かったです。
先日のQUEENのボヘミアン・ラプソディもそうだけど、生まれてから死ぬまでの長い間じゃなくて、ある一定の時期を描く、っていう手法は成功しやすいのかも。
ただ、ボヘミアン~は、ライブエイドでの感動的なシーンでフィナーレなのに対して、こちらのラストは、なんか今一つ盛り上がりに欠けるところがあったのはちょっと残念だったかも。

まずは、エルヴィスを演じたジョナサン・リースーマイヤーズが、顔が若干似てることにびっくり。表情とかも似せていましたよねー。
ただ、歌うシーンになると、歌だけがエリヴィスの声なのですが、そこが音声の録音の状態のせいか、なんなのか違和感がありましたね。

実は、私がもう物心ついた頃には、エルヴィスって中年のちょっと太ったおじさんがキラキラ衣装を着て歌ってる・・・っていう、あまりカッコイイイメージが無かったのですよね・・・。でも私の母世代だと、カッコ良かった頃が印象づいているようです。
なので、あまり彼の人生等に興味がないまま、今に至っていたのですが、先日お友達から紹介されて、見てみることに。ジョナサン目当てで見たって感じでしたが、思いのほか、とても面白かったです。
ジョナサンといえば、以前「ベルベット・ゴールドマイン」でボウイを演じたり、色々な人を演じていますねー。
芸達者で演じるのがやっぱり上手いなあ・・・と再確認。

プレスリーって、勝手なイメージで、かなりチャラい奴なんだろうと思っていたら、凄くママっ子で優しい息子だったことにびっくり。
そして、ビッグマウスなオラオラ系かと思っていたら、高校時代は地味っぽかったし、その後もワンマンなマネージャーの長年言いなりだったり、宗教に走ってしまったり(薬物・酒に逃げる処もあったり)割と気が弱くてナイーブな処のある人間だったとは。

女性に関しても、遊んでいたのは事実だけど、学生時代の彼女や、結婚した相手など、決まった相手と長いこと付き合っていたし。
プレスリーの歌もこうして改めてしっかり聞いてみると初期の頃のテンポの速い曲なんかは、確かにジョン・レノンが影響された、っていうのもなるほど解るなあ!って思いました。

そうそう、お父さん役には、あのターミネーター2の無表情で走る強い敵の役者さんが演じていて、懐かしかったー。彼の出演作を見たら、すごい沢山出演してるのね?見ていた映画もあったわ^^

普段の私なら3時間くらいの映画って、挫折しちゃったり、途中でダレて来るのですが、本作は、ずっと飽きる事なく、最後まで見せてもらいました。

印象に残るシーンは色々あったのだけれど、中でも、数年なのに、こうも変わるのか・・って処があって、若くて登り調子・人気絶頂だった時は、外も歩けないほどだったのに、今ならもう大丈夫だよって言われて、護衛をつけずに一人で外を歩いてみたら、誰も彼を取り囲んだりしないばかりか、彼が周りの人に話かけても何とも思われないんですよね・・・。

ELVIS 2007/米
監督: ジェームス・スティーブン・サドウィッス
出演: ジョナサン・リース・マイヤーズ, ランディ・クエイド, ロバート・パトリック, ローズ・マッゴーワン
【2019/02/13 10:16】  コメント(0) | トラックバック(0) | アメリカ映画
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