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「最初の人間」「笑う故郷」感想
現在、著名な作家として世に知られ有名になった男が故郷に久しぶりに帰る・・・
片方はシリアス、もう一つはブラックユーモア含んだ作品。
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最初の人間
カミュの自伝らしいです。
「異邦人」しか読んだ事がないのですが、てっきり金持ちのボンだと思い込んでいたら、貧しいお家の子だったのね・・・
学校の先生が彼の才能を見出し、色々助けてくれたから、今があるのね・・。

何年か前、ガンブラン氏が気に入って、彼の出演作を追いかけたっけ。
久しぶりに見たけど、やっぱりカッコイイ。

アルジェの乾いた眩しい下町の風景、カスバ、カフェなどが素敵でした。

最初の人間 (2011/仏・アルジェリア)
Le Premier Homme
The First Man
監督 脚本 ジャンニ・アメリオ
原作 アルベール・カミュ
出演 ジャック・ガンブラン / カトリーヌ・ソラ / マヤ・サンサ / ドゥニ・ポダリュデス / ジャン・フランソワ・ステヴナン / ニコラ・ジロー / ウラ・ボーゲ
PS あのセイン・カミュさんって、カミュの末裔なのね。

・・・・・・・・・・・
笑う故郷

面白かったです。
誰一人知ってる俳優さんがいない映画なのだけれど、脚本やユーモアがかなりひねられていました。

芸術とか文化的なこととは、あんまり縁がなさそうな田舎町に久しぶりに帰って来た主人公。
街からの大歓迎を受ける・・・・のだが、どうもトンチンカン。
絵画コンテストの審査員を受けるも・・・笑

昔の彼女は今は彼の友人と結婚し、それなりに幸せに暮らしているようだが・・・。

★以下ネタバレ★
部屋におしかけてきた若い熱心なファンの美女が、なんと元彼女の娘だったとは・・・。
観光客向けに、狩猟を味あわせる仕事をしてるっていうのが、最後に彼を追い詰める様になるとは。恐ろしや・・・。

以上

笑う故郷 (2016/アルゼンチン)
El Ciudadano Ilustre
The Distinguished Citizen
監督 ガストン・ドゥプラット / マリアノ・コーン
脚本 アンドレス・ドゥプラット
出演 オスカル・マルティネス / ダディ・ブリエバ / アンドレア・フリヘリオ / ノラ・ナバス

あらすじ 故郷を出て欧州でノーベル文学賞を受賞したダニエルオスカル・マルティネス。
ある日、故郷の町から「名誉市民」の称号を贈るので式典などに出席してほしいと便りが届く。急な知らせだが思い立って40年ぶりに故郷サラスに帰る。実は彼の書く作品はどれもサラスを舞台にしたものだったのだ。短い滞在だが成功者として歓迎され、懐かしい人たちと出会うが・・・
【2019/04/22 11:03】  コメント(2) | トラックバック(1) | 国籍微妙・他国
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コメント

おはようございます。
昨日まで今年のGWが本当に!!10連休だということを知らなかった私です(笑)

カミュは私も「異邦人」しか読んでいませんが、学生の時読んで「なんじゃこれ~!?」と思いましたヨ。

「最初の人間」
>何年か前、ガンブラン氏が気に入って、彼の出演作を追いかけたっけ。

一緒~~(*^-^*)
この作品はガンちゃんの静かな眼差しがとても素敵だったなぁ。
乾いた風を感じましたね。
土地の男が「血を流せば・・・」と言った言葉がとても印象的でした。
  【 編集】  URL |   2019/04/23 08:31   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!
えー、10連休ってこと、知らなかったのー? ぷはは^^
病院が心配だよー。途中やってる病院もあるけど、そんなに多くないし・・・
健康に不安がある私なので・・。

> カミュは私も「異邦人」しか読んでいませんが、学生の時読んで「なんじゃこれ~!?」と思いましたヨ。
異邦人は、短かったし、簡潔な言葉で書いてる本だったから、読みやすかったけど、
他の彼の本、なんだっけな?もうタイトルも思い出せないんだけど、途中で挫折しちゃっちゃおー。

> 乾いた風を感じましたね。
うん!瞳さんの5年前の記事拝見して、おおー!!って思ったよ^
コメントありがとうね(*^。^*)
latifa  【 編集】  URL |   2019/04/23 09:06   |  TOP ▲ |


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「最初の人間」
Slow Dream (2019/04/23 08:32)
「異邦人」で知られるノーベル文学賞作家アルベール・カミュの自伝的遺作「最初の人間」を映画化。 1957年夏、年老いた母を訪ねて故郷のアルジェリアに戻った小説家コルムリは、 20代の若さでこの世を去った父親の記憶を求め、過ぎ去った少年時代に想いを馳せるのだった・・・。


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