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「みかんの丘」「とうもろこしの島」感想
ジョージア(グルジア)映画2つ
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ソビエトから独立したジョージアと、ジョージアから独立を目指すアブハジア自治共和国のアブハジア紛争。
それに関わる映画です。

ジョージアって元グルジア共和国だったお国。パラジャーノフ監督の映画が思い出されますが、この紛争、全然知らなかったです。

まずは、「みかんの丘」から

2013年映画で、アカデミー外国映画賞に選ばれているそうで、それも納得の作品でした。

登場人物はおもに4名。エストニア出身者でグルジアに長らく住んでいるおじさんイヴォ(みかん箱製作してる)と、隣人のミカン農家のおじさんマルゴス。他のエストニア出身者は内戦が始まってから、母国に戻ってしまった。

ある日マルゴスの家の前で戦闘があって、2人の男が瀕死の重傷になる。
イヴォが2人を看病するが、彼らは、なんと敵対同士であった。
結構重症の頭に怪我をしたジョージア人で役者をしていたニカ(キリスト教)
報奨金目当てでアブハジアに加勢している傭兵チェチェン人アハメド(イスラム教)

最初はアハメドがあいつ殺してやる!と息巻いていたけど、イヴォおじさんの凛とした態度や発言で、家の中ではやらない⇒段々衝突していた2人だったが、それなりに穏やかな状態へと・・・

★以下ネタバレ★
とにかくイヴォおじさんがカッコイイ。人間が出来ているというか立派である。
戦争が終わったら、お前の舞台をアハメドと見に行って・・・などと、良い感じになったと思った矢先、ロシア人兵士たちがやってきて、アハメドに詰め寄り(ロシアとチェチェンは険悪の関係)、アハメド銃殺される!まぎわで、ニカがロシア兵士たちを銃撃、その銃撃戦で、ミカン農家のマルゴスも巻き添え死、ニカも結局殺されてしまい、最後残ったのは、イヴォおじさんとアハメド2人になってしまう。実はイヴォの息子は戦争で亡くなっていて、そのお墓の横に、ニカを埋めてやるんですよね・・。その後、アハメドは故郷へ戻るべく、去って行くのでした・・・
以上

みかんの丘 (2013/エストニア=グルジア)
Mandariinid
Tangerines
監督 脚本 ザザ・ウルシャゼ
出演 レンビット・ウルフサク / エルモ・ニュカネン / ギオルギ・ナカシゼ / ミヘイル・メスヒ / ライヴォ・トラス
・・・・・・・・・・・・・・
とうもろこしの島

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アート系映画というか、岩波ホールでやりそうな作品。(実際、やっていたのかな? 2つ同時公開とのことでした)
映像や雰囲気が魅力的で、良い感じです。

実は、こちらの映画を先に見て、次に「みかん」鑑賞でした。
背景にある内戦や政治に関して全然知らないで鑑賞してしまったので、もっとしっかりそれを踏まえて見ていたら、良かったのだけれど・・・

前半は、おじいさんがひたすら家を建てるまでを、じっと描く。
途中で、美しい細身の孫娘も手伝いにやって来る。
そばかすがあって、まだ少女っぽい子だけど、妙に魅力がある。
たまに、この家の前の河を船で通り過ぎる兵士や対岸にいる兵士が少女に注目してくる。

ある日、傷ついた兵士が、流れ着き、おじいさんは介抱してかくまってあげるのだが・・・

★以下ネタバレ★
一瞬兵士と娘が仲良くなりそうな気配もあったが、結局、兵士は出て行き、
ラストは台風?暴風雨が襲い、お家はつぶれて流されてしまうのだった。
以上

とうもろこしの島 (2014/グルジア)
Simindis Kundzuli
Corn Island
監督 ギオルギ・オヴァシュヴィリ
脚本 ヌグザル・シャタイゼ / ギオルギ・オヴァシュヴィリ / ルロフ・ジャン・ミンボー
出演 イルヤス・サルマン / マリアム・ブトゥリシュヴィリ / イラクリ・サムシア / タメル・レヴェント
【2019/10/15 14:03】  コメント(0) | トラックバック(0) | 国籍微妙・他国
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