面白かったけれど、私にとって想像以上とか、何かガツンと来るとかは特にない映画だったかも。3つ★半
映像とか衣装とか豪華で映画館で見たら、もっと素晴らしさを堪能できたはず。中でもロウソクだけの薄暗いお屋敷の内部や廊下等の映像は印象的でした。 女性3人、女王アン(オリヴィア・コールマン)。サラ(レイチェル・ワイズ)、アビゲイル(エマ・ストーン)、この人達の人間模様や演技力は見ごたえがありました。 でも、エマ・ストーンは、そんなに策士で腹黒い人間には、あんまり見えないかも・・・ ★以下ネタバレ★ アビゲイルは、毒薬を入れてサラは落馬(死ぬほどの毒薬ではなかったのね)、その後も女王に舌で奉仕?し、着々と近づき、ついにはサラ夫婦を追放するのに成功。 でもその後、アン女王はサラからの手紙が来るのを待ちわびてるんだけど、アビゲイルが来た手紙を渡さず暖炉で焼いてしまう。 女王は後にサラを失った事の大きさや後悔?で呆然としている・・・ アビゲイルは、やっと手に入れた地位だけど、女王にとっては彼女はたいした存在ではないようで、アビゲイルに脚をマッサージしてくれと言い立ったまま、つかまるところがないといって、アビゲイルの頭の髪の毛をわしずかみにしている・・・というところでお終いでした。以上 見終わった後、事実はどんな風だったんだろう?と検索してみたら、すべてが事実ではないにせよ、実際の人が現実に存在して、女王が亡くなった後に、サラはまた戻り、84才まで生きたっていうから凄い。 尚、後に彼女の血筋で、チャーチルとか、ダイアナ妃とかが産まれたっていうから、驚きです。 女王陛下のお気に入り (2018/アイルランド、英) The Favourite 監督 ヨルゴス・ランティモス 脚本 デボラ・デイビス / トニー・マクナマラ 出演 オリヴィア・コールマン / エマ・ストーン / レイチェル・ワイズ / ニコラス・ホルト / ジョー・アルウィン / ジェームズ・スミス / マーク・ゲイティス 内容・あらすじ 18世紀イギリス。女王アン(オリヴィア・コールマン)。女王の幼なじみのレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)は、女王の寵愛によって宮中で権力を握っている。そこへやって来たのは、サラの従妹で没落貴族の娘のアビゲイル(エマ・ストーン)。サラの足の傷に効く薬草を・・と、門番を脅し、勝手に部屋に入り塗るという暴挙に出て(ムチ打ち覚悟で)、それをきっかけにして、段々と策を練り、女王の侍女となって行く。アビゲイルとサラはやがて対立していき・・・ ・・・・・・・・・・ 英国総督 最後の家 ![]() インドが独立する頃の様子、パキスタンとインドの事、イギリスなど列強の国のしたたかな策略等、この映画で初めて知ることが多かったです。3つ★半 インドに住む少数派であるイスラム教の女性と、インドのヒンドゥー教徒の男性との恋などをからめて2時間弱でまとめています。 こういう歴史ものは2時間超える事が多い中、うまくまとめているなあと思いました。 それにしても、同じ国内で、異教徒同士が虐殺やら略奪レイプなど、ひどいことが頻発しまくっていたとは・・・。 この状態を早く終わらせたいと思い奮闘する英国総督ご夫婦をメインにして物語は進みます。 総督役はヒュー・ボネヴィルで、この方先日見た「パディントン」のパパ役だったので、あの特徴のある声を聴くと、どうしてもコメディな印象が^^ ★以下ネタバレ★ 彼女と父の乗ったラホール行きの列車が全員虐殺にあったという新聞記事。絶望・・・ ところが、難民収容所みたいなところに運び込まれて来た女性が!父が彼女を列車から飛びおろさせたことで、瀕死の状態でながらえたのでした。再会!抱擁!良かったー。このシーンがあるから、少し救われました。 映画の最後で、モノクロの女性の写真が写る。その後、家族写真へ。 この女性はパキスタンからインドに渡った。途中で赤子を亡くした。彼女の夫は1年かかって彼女と家族を見つけた。そして写真が変わって・・・ この女性の孫が、この映画を作った監督である。 鳥肌でしたよ・・・以上 このグリンダ・チャーダ監督の映画は、前にも「ベッカムに恋して」等で見た事があったけれど、日系アメリカ人の男性と結婚し、双子の子供も授かり、一人にはクミコという日本らしい名前もつけているんですね^^ 以下のインタビュー記事こちらから一部抜粋 私はケニアで生まれたし、元々先祖が住んでいた地域はパキスタンになってしまっていて.... 本作の製作中に、マウントバッテン卿の個人秘書が書いた『The Shadow of the Great Game』という本をチャールズ皇太子と著者の息子さん2人から別々に薦められるという偶然を体験された その本には、今まで教えられてきたこととは違う歴史が書かれていました。劇中でも明かされることですが、(パキスタンの独立は)もともとイギリスが構想していて、それをもとに計画が実行されただけだったということ。どうして分離・独立が行われたのか、そこで知ることができたんです。 監督:グリンダ・チャーダ (2018/イギリス) 原作者:ドミニク・ラピエール、ナレンドラ・シン・サリラ、ラリー・コリンズ ヒュー・ボネヴィル, ジリアン・アンダーソン, マニーシュ・ダヤール, フマー・クレイジー, マイケル・ガンボン, グリンダ・チャーダ あらすじ 英国からの独立が決まった、1947年のインド。英国の総督に任命されて主権譲渡の準備を進めるマウントバッテン卿(ヒュー・ボネヴィル)と、その妻エドウィナ(ジリアン・アンダーソン)がインドにやってきた・・ |
『女王陛下のお気に入り』は面白いんですけど、やっぱり見せ方の問題かなと。
8章って長すぎますよね。せめて5章か、何なら3章でも良かったのにって思いました。 にゃむばななさん、こんにちは!
> 『女王陛下のお気に入り』は面白いんですけど、やっぱり見せ方の問題かなと。 > 8章って長すぎますよね。せめて5章か、何なら3章でも良かったのにって思いました。 そうですね。 無理に、そういう細切れな章にしなくても良かったのになーって私も思いました。 久しぶりにTSUTAYAへ行った時に本作が目に入ったんだけど新作で考えてしまったのね(^_^;)
主演女優賞の演技はどうでしたか? 階級社会でドロドロした女の戦いかなぁ 今テレビでヴィクトリア女王を見てますよ! やっぱり隣のTOHOシネマズでもパピヨンの上映はないようでがっかり( ´△`) 関東の劇場まで行く元気はもうないな~ぁ レンタル待ちかな 史劇は衣装が見所だよね! 森子さん、こんにちは!
コメントありがとう^^ そうだよねー 新作だと早く返さなくちゃならないし、悩むよね 私の行きつけの店は、新作含めて5本で1000円で借りられるの。 新作は早くに返さなくちゃならないんだけど、安いからそれ使うこともある。 ただ、一気に5本、選ぶのが大変だったりする。 目当てのが貸し出し中だったりするし。 演技はさすがに皆さんお上手でしたよ^^ 安心して見れる感じ。 衣装も豪華だったー > 今テレビでヴィクトリア女王を見てますよ! やってるねー。知ってるんだけど、1を見てなかったから、なあなあに・・ > やっぱり隣のTOHOシネマズでもパピヨンの上映はないようでがっかり( ´△`) えーー、そうなんだ・・・ 残念だね・・・ もちろん、家の側もやってないよ。 こんにちは!
トラックバックだけ先にして、コメントが遅くなってしまって申し訳ありません。 豪華絢爛かつおどろおどろしさ満載の作品でした!ヨルゴス・ランティモスの魑魅魍魎感が結構生かされていたと思います。ま、史実…に基づいた作品?なんですから当然なのかもしれませんが。イギリス王朝とか実際おどろおどろしかったでしょうしねぇ…。なんにせよ、作品のテイストと展開がぴったり合った作品でした。 ここなつさん、こんにちは!
いえいえ、全然大丈夫ですよー(^^) ここなつさん、普段から一杯映画ご覧になられている上に、映画祭でも沢山、いち早く鑑賞されていて、ほんとに羨ましいなー! 豪華賢覧で、ドロドロしていて、日本女性好み?の内容だったかなーと思いました。 ヨルゴス・ランティモスさんの映画、2つほど、次回宅配DVDをレンタルする時のリストに入れました。 |
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ここなつ映画レビュー
(2019/06/27 16:07)
特別招待作品。アイルランド、イギリス、アメリカ映画。監督は鬼才ヨルゴス・ランティモス。ヨルゴス・ランティモス節炸裂!!というような作品ではなかったが、それもまた良し。ヨルゴス・ランティモスってこんな(意味がよくわかる)作品を作るんだ!というある種の驚嘆をさせてくれた。そしてそれはちょっぴり嬉しい誤算でもある。華麗かつ闇が匂い立つ宮廷絵巻。イギリス王朝に花開く恐ろしき女の世界だ。以下は完全なネ... |