家(うち)へ帰ろう
こちらは公開当時映画館に行きたかったけれど、近くに来てくれなかったため、レンタルを心待ちにしていた作品 後味が良い映画でした。 ただ、勝手に自分が、この映画に期待し過ぎてしまったかもしれない・・・ おじいさんが、旅する途中で出会う人達とのエピソードが積み重なって・・という感じの映画でした。 ドイツ領土を通らずに列車で、恩人の住むポーランドまで行きたいという、困った爺さん。 ・飛行機で一緒になった男性(笑) おじいさん、席を広く使いたいために、わざとうるさく話しかけて ・マドリードにて宿泊の世話になるマリア お年を召されているものの素敵なマダム ・パリの駅で出会うドイツ人の人類学者・イングリッド とても良い人 ・救急搬送先の担当看護師さん ★以下ネタバレ★ お目当てのお家に辿り着いて、仕立て屋さんをまだ続けておられる友人がー!! 良かったーー。会えたんだね 涙 以上 ホロコースト繋がりで、「手紙は憶えている」という映画があって、そちらはブラックだけど、インパクトがあってより面白かったです。 でも、日が少し経って思い出すと、本作もなかなかに良い映画だったなあと思うのでした。こちらはコメディな部分もありつつも温かくなる映画でした。 家(うち)へ帰ろう (2017/スペイン アルゼンチン) The Last Suit 監督 脚本 パブロ・ソラルス 出演 ミゲル・アンヘル・ソラ / アンヘラ・モリーナ / オルガ・ボラズ / ユリア・ベアホルト / マルティン・ピロヤンスキー あらすじ アルゼンチンの老仕立て屋アブラハムミゲルは子ども達に言われてついに家を出て施設へ入ることに。その前夜、思い立ったように彼は最後に仕立てたスーツを持ってポーランドへと旅に出る。 飛行機はマドリード行しかなく、そこから先は列車の旅だ。 ・・・・・・・・・・ バジュランギおじさんと、小さな迷子 ![]() パキスタンのムスリムの言葉を話せない少女を、インド人の男性がなんとか両親のもとへ戻そうとするお話。 この少女がすっごく可愛い! 彼女の家は、パキスタンの桃源郷とも言われているカシミール地方の村で、アルプスの少女ハイジ的な感じ。 私は1987年頃、真剣にこの辺り(インドのスリナガルとか)パキスタンのペシャワールとかに旅行に行こうと考えたのですが、政情悪化、危険になって旅行計画は流れてしまったのです。映画や旅番組とかでも目にすることが全然無かった場所が沢山写るってだけでも、ワクワクさせてもらいました。 見終わった後に、登場する場所を地図で色々確認して、意外とデリーと国境のワダって場所って近いんだなーとか、カシミール地方のモスクって独特な形で緑色な傾向なんだなーとか、新たに知る事がありました。 それにしても、インドとパキスタンと国境は隔てられていて、使う文字や言語も違うのに、話し言葉だと殆ど通じる・・っていうのは、今回初めて知った事でした。 テレビのジャーナリストの男性が「憎しみばかり報道して、愛はニュースに取り上げられない」っていうのは、その通りだなーと思いました。悪い事ばかりで良い事って、なかなかニュースにならないんですよね・・・。 ★以下ネタバレ★ てっきりyou-tubeに載せた動画から、両親を探し出せるのか?と思いきや、そうではなくて、たまたま動画に写っていた母達を見て、彼女らが降りたバスから乗車の村を突き止める、という方式でしたね。とはいえ、大勢の人達の賛同を得られたのも、ネットのお陰だったし、「ライオン」でもそうだったけど、今やインドの凄い田舎とかでもネットの威力は凄いんですね。最後は、少女がついに言葉も話せたし、ハッピーエンドで良かったです 以上 Ashmuqam Dargah Aishmuqam shrine google地図 シャー ハムダン モスク google地図 |
こんばんは。
ホント、少女がめちゃくちゃ可愛い子でした! 色々あったけど、あまりにも親切がまかり通る世界は素晴らしいけれどもちょっと違和感もあり、とはいえラストの少女の叫びに感動するという良作でしたねー それにしても、latifaさんは色々なところに旅行いかれてるんですね! 海外は私行った事ないのですが、昔ドイツにめちゃくちゃ行きたかったですね。なんせ、そのためにNOVAでドイツ語講座取ってました そして結局行けずに、もう言語忘れました笑笑 makiさん、こんにちは
やっぱり、こういった映画に使う子役は、カワイイとそれだけで、もう・・・^^ あの国境を正々堂々と渡ろうとする主人公には、呆れてしまいましたし、結構ご都合主義な処もある映画でしたが、そこはインド映画って事で、まあアバウトな気持ちで見ようと・・。 >昔ドイツにめちゃくちゃ行きたかったですね。なんせ、そのためにNOVAでドイツ語講座取ってました そうだったんですね。いや、これからでも行けますよ!今すぐじゃなくても、将来的にきっと。 NOVAって懐かしいです。最近の英会話事情には疎いのですが、もう無いんですよね・・・? ドイツ、私もガッツリは行った事がないんです。ちょっとフランクフルトに2日だけとかで。それでも私にとっての初ヨーロッパの大地がそこだったので、感動しました。 行った人の感想を聞くと、キレイだしキチンとしてるし建物や風景も最高で良かったって話ばかりです♪ そうそう、仕立て屋さんのお友達との再会にはもらい泣きしました。
こういう戦争へのアプローチの仕方もあるのですね。 トラバお願いします<m(__)m> こにさん、こんにちは!
思えば、この映画の公開当時、こにさんちで早々に確か感想が上がっていて、 いいなー見に行かれたんだなーって羨ましく思っていたっけ。 その後、また見た後にお邪魔して、でもなんだかんだで感想アップするのが遅くなってしまいました。 こにさんは、ミニシアター系の映画を早々に見に行かれてる事が多くて(私が狙ってる映画をチョイスされてることが多いの)羨ましいなー。 おはようございます~。
仕立屋のお爺ちゃん、人好きのするおっとりタイプではありませんでしたね。でもこずるさ?のないところが女性に好かれるのかしら?助けてくれる女性たち、みんな魅力的でしたよね。 ドイツの女性、過去の歴史の汚点に目をそむけずに受け止めているところが素晴らしいな!と思いました。 重いテーマだけど、くすっと笑えるとこもあってね、でも最後は涙、涙・・・でした。 バジュランギおじさんと、小さな迷子もいつか観たいと思います。 瞳さん、こんにちは
感想アップするの、ずいぶん時間が経っちゃったわ。 > ドイツの女性、過去の歴史の汚点に目をそむけずに受け止めているところが素晴らしいな!と思いました。 ドイツも若い人、戦後生まれの人達は、生まれつき、過去の歴史を背負ってるんだよね・・・。 この女性の対応とか人柄とか良かったです。 > バジュランギおじさんと、小さな迷子もいつか観たいと思います。 これは、どうかなあ・・・ あんまり瞳さんには、オススメしないかも・・。 今朝起きたら、羽生君が2位だってニュースで出てて、うーん今晩見る前に結果を大々的に知らされちゃって、なんだかなー。 小さな迷子の少女を救うためなら、憎しみの歴史も終わるのではないか?
そんな凄いことを感動作でさらりと見せてしまうインド映画の凄さ。 いや~、ホンマに泣きましたわ。 にゃむばななさん、コメントありがとうございます!
国境突破とかは、絶対ありえないだろうなーとは思うのですが、フィクションとして見て、良かったなあーと思う映画でした。 最近ほんと(わりと普通の)インド映画が、日本で公開されることが増えましたね。 ダンスシーンは段々減って行って、映画の尺もどんどん短くなってきているようだと、昨日の新聞記事に載ってました。 こんにちは☺️
家へ帰ろう映画館で観ました。 好きでした。 https://kamierutonuko.blog.fc2.com/blog-entry-2032.html 2018年間マイベストのトップ10にも入れました☺️ https://kamierutonuko.blog.fc2.com/blog-entry-2043.html kamieruさん、こちらにもコメントありがとうございます。
家へ帰ろう、劇場鑑賞だったのですね。 羨ましいなー。私も公開当時、凄く行きたかったのだけれど、行けず お家鑑賞になってしまいました。 リンクありがとうございます! kamieruさんちの記事拝見しました! 「手紙は憶えている」にも触れられていましたね。 そちらの感想も拝見しました♪ 確かに、色々と??って部分や、そりゃ無理だろ、って処がありますよね。 それでも、あのどんでん返しには驚かされました。 |
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いやいやえん
(2019/11/30 22:47)
【概略】
パキスタンの小さな村に住む女の子シャヒーダー。幼い頃から声が出せない障害を持った彼女を心配したお母さんと一緒に、インドのイスラム寺院に願掛けに行くが、帰り道で一人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーが出会ったのは、ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者のパワンだった。パワンは、底抜けの正直者でお人好し。これも、ハヌマーンの思し召しと、母親とはぐれたシャヒーダーを預かること...
読書三昧の日々
(2019/12/02 08:15)
原題 EL ULTIMO TRAJE 2017年 アルゼンチン、スペイン 【伏見ミリオン座】 アルゼンチン、ブエノスアイレスに暮らす仕立て屋のアブラハム(ミゲル・アンヘラ・ソラ) たくさんの孫に囲まれて写真撮影に臨む姿は幸せそうです ところが、娘たちの判断で、彼は50年暮らした家を処分され翌朝老人ホームに入ることになっているのでした さらに若い頃から悪くしてい...
Slow Dream
(2019/12/05 09:16)
第二次世界大戦時、ポーランドで迫害され、戦後アルゼンチンに移り住んだ仕立職人のユダヤ人・アブラハム88歳。
子どもたちや孫も大勢いるが、足を病み・・・住み慣れた仕立屋兼自宅は売り払われ、老人施設に入ることに。
だが引っ越しの支度で出てきた1着のスーツを見てアブラハムはあることを決意する。
家族が皆帰ってしまったその日の深夜、家を抜け出しブエノスアイレスからマドリッド行きの航空券を手配、早... |