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対岸の彼女 小説と映画の比較
先日読んでボロ泣き、ツボにはまってしまった「対岸の彼女」の映画版(wowwow)を見ました。結果から言うと、かなり上手に作っていたものの、やっぱり映像化しなかった部分が色々あって、残念ー!でした。
映画版の方は、現在の違う環境の2人が心を通わす?様になるという部分を最重要視して作られた印象を受けました。
ちなみに私は、今ある環境(既婚、未婚、子供の有無、仕事してるしてない、年)とは無関係に、なんだかこの人とは何か通じるナ・・って、はっと気がつく瞬間が、友達になれそうかも・・って思う瞬間だったりします。

小説版の「対岸の彼女」は、「一人ぼっち恐怖症」の気持ちが解る人や、今はそこから抜け出して一人で堂々としてられる人が読むと共感出来る内容だと思います。対岸の彼女 全あらずじ 
私も学生時代は一人ぼっち恐怖症の部分が少々あったな~と思います。いつからそうじゃなくなったのかな・・・?
とりあえずまず先に映画版の感想と、映像にはしなかった部分(惜しい部分)を書こうと思います。(ネタバレしていますので、注意)
まずは、主役の2人、夏川結衣 財前直見が、かなりぴったり!!しかも演技も上手い。そしてお掃除会社の厳しい?中里さんが出て来た時、おおおおっ!!!まさに私が頭でイメージしてたまんまの女優さんがあっっ!!と嬉しくなってしまいました。(ふぞろいの林檎たちの、小林薫の奥さん役の人 根岸季衣さん?って方だっけな)そして、葵のご両親の役も合ってました。特にお母さん!木村多江さん。
その他、葵のマンション、ナナコの家なども、かなりぴったりイメージに合っていましたし、ナナコの秘密の場所が、映像で見ると素敵だった。映画版では、この場所にかなり重きを置いていました

小説と映画で違ったセリフと、映像ならなかった部分、惜しい部分等
小説では「ひとりでいるのが怖くなるような沢山の友達よりも、一人でいても怖くないと思わせてくれる何かと出会うことの方が、うんと大事な気が今になってするんだよね」って言うんです。
「一人でいるのは怖くない、それよりも大切なことがもっと他にあるってことを気がつかせてくれた友達がいたんだ」(ちょっと違うかもしれないけど、だいたいこんなセリフ)って風にセリフが変わっていました。

最後の方で「あの後自殺未遂の後、どうなったの?」と突然言うシーンで、「あの事件知ってるわ。なんだか羨ましかった」「私も大学に行った後、友達まだできないの?って言われたことがあったの」こういうセリフは小説には無い部分。小夜子側の高校~大学の時に起きた一件が、この一言だけで、説明がなされていないと、サビシー!!。あの事件に何故小夜子が引っかかってたのか?の理由がよく解らないもんな。

そして、葵が高校卒業後、大学に行って、そして東南アジアに放浪の旅に出かけ、ラオスで危険な目に遭って、そしてヒッチハイクをするに至る(人を信じるか?否か・・・)の処で、自分の中で決意する部分、人を信じてみよう、恐れず前に進むぞっ!って処が無かったのも惜しかったな~。そんなこんながあって、彼女の今の小さな旅行会社の社長に至るわけなんだけれども。

ナナコが急にいじめられるようになった様に映画では見えてしまう処が惜しい。
ナナコがいじめられる前に、他の子が、これと言った理由もあんまりなく、次々ターゲットになっていって、しばし時間をおいて、ナナコがやり玉に挙げられる訳なのだけれど・・・
映画だと、ナナコが小説よりも、より一層現実離れして、よく解らない存在になっちゃっているかな・・・・?ナナコがグループに所属しないで、ふらふらしていて、悪口を言わないっていう、彼女なりの大多数の女子とは違うポリシーを持って生きてる処が、あんまり解らなかったし、そんな行動をしているナナコがいじめのターゲットにされるんじゃないか・・・と葵が恐れていて、それが現実になってしまう・・の部分が解らなかったのが異常に惜しい。そこんところの、嫌な予感が当たってしまう・・・ところ重要だったんだけど・・・

夏休みのバイトで、最後におかみさんから、泣ける手紙が入ってた部分が無かったのも惜しかったな。でも、あの布団をだ~~っと海の前に干してる映像は、壮観で、お~布団こんなところでが~っと干して叩きたい~!!って思いました。

wowowの映画 対岸の彼女公式HP
『対岸の彼女』 2005年1月15日20時~WOWOWにて放送
監 督:平山秀幸 脚 本:神山由美子 藤本匡介
原 作:角田光代 「対岸の彼女」

夏川結衣 財前直見 多部未華子 石田未来
堺雅人 木村多江 香川照之

どうでもいい私事ですが、上の続きです。
いつから自分は、一人が怖くなくなったのか・・・?
多分、社会に出てからかなあ・・・。
私が初めて働いた時、交換制の昼休みでした。上司から「休み時間行っておいで」って言われて、内心「え~っ!一人で??どうやって1時間一人で過ごせば良いの(T_T)」と思って、一人で喫茶店に入って1時間を潰すというのが、最初の頃は苦しかったのを思い出しました。不思議なもんで慣れてしまえば、怖ろしいもんです、そんな子が、その後あまり時間経たずに「誰かと休憩一緒に取るよりは一人で気ままに休んでいたい」って思う様に変わったんですから・・・。その後何度か職を変わり、年も取って(^^;)、徐々に「一人が気楽」な人へと知らないうちに大きく変貌してしまい、今じゃ立派な「一人好き」な人になってしまいました。
でも、ある友達曰わく「でもさ、集団の中の一人は、やっぱり今でもなんとなく居心地は若干悪くない?」と・・・。う~ん確かに、そういわれればそうかもな・・・。
別に無理して群れようとか全く思わないけれども・・・。
私は友達運が割と良い方だったかもしれない・・と思います、大きなイジメなどもクラスに無かったし。でも、それでも、この「対岸の彼女」はとてもリアルに昔を思い出します。ここまでリアルに深く女子学生の心理をさらけ出した内容を書けるなんて、本当に凄い人です。
【2006/04/11 14:43】  コメント(0) | トラックバック(0) | 日本映画
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