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「アルキメデスの大戦」「マスカレード・ホテル」感想
両方とも、期待しないで見たのが良かったのか、結構面白かったです。
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アルキメデスの大戦

冒頭はCGを駆使した迫力ある戦闘シーンと戦艦が沈んでいく様子から始まります。
肝心のメインのストーリーは、今までの戦争ものとは異色で、数学の天才がほぼ主役でした。
ただ、彼のミッションというのが、戦艦建造費の見積額の不正(実際は、もっと金額がかかるのに、凄く安く書かれている)を証明する、という事なんですよね・・・。
なんだろうなあ・・・・何かが妙に、池井戸作品っぽさを感じましたが、でも、菅田君の迫力と彼と共に仕事をする柄本君の2人とか,、会議まであと何日!というカウントダウン等で、どうなるんだろう?という感じで飽きる事なく見ました。

良く解らない数式をサラサラーっと書いちゃったりするシーンとか数学の天才ぶりを見るのは、ドラマ ガリレオの湯川先生もそうだけど、カッコイイなーと思ってしまいます。

で、後半!
ここからの展開が、とても意外で、ひねりが効いてました。

★以下ネタバレ★
やっと会議で金額と、そして設計ミスを明かす事が出来たのだけれど、田中泯さんが落ち着き払った態度で、建造費の低い見積もりは、日本を列強から守るためだったと言い放つのでした。そして日本の象徴として造られた大和が沈むことで、日本の国民は敗戦を受け入れるだろうというのでした。そして彼の作った大和の模型を櫂に見せて、数式を教えてくれと言うのでした。
それから9年後(だったかな?)結局大和は完成していました。お披露目の時、櫂は涙するのであった。 
以上

漫画は未読ですが、見終わった後知ったのですが、これってフィクションなんですね。
てっきり、半分くらいは実話なのかと思って見ちゃいました。

アルキメデスの大戦 (2019/日)
監督 脚本 山崎貴
原作 三田紀房
出演 菅田将暉 / 舘ひろし / 柄本佑 / 浜辺美波 / 笑福亭鶴瓶 / 小林克也 / 小日向文世 / 國村隼 / 橋爪功 / 田中泯

内容・あらすじ 1945年4月7日 戦艦大和は米軍の攻撃を受け海底に沈んでゆく・・・
1933年。帝国海軍は、航空母艦を推す一派と戦艦派の攻防が続いていた。航空母艦派の山本五十六は料亭でバカ騒ぎをする学生、櫂と出会う。彼は数学の天才だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
マスカレード・ホテル

年始にTVでやっていたのを鑑賞。
以前「HOTEL」っていうドラマや漫画があったのだけれど、それを思い出しました。
ホテル業って大変なのね・・・ お仕事裏事情とか、お客様への対応とかは興味深かったし、長沢さんがスタイル良く、この役にピッタリで、キムタクとの喧嘩しながらも、段々お互いを認め合って行く様子なども面白かったです。3つ★半

★以下ネタバレ★
とはいえ、最初の方に登場した目の見えないふりをしていた老女が松さんってことで、こんな大物がこれだけの為に出るわけがないよなーと、ちょっと色々キャスティングで想像がついちゃったのが残念。
あと、彼女のホテルを恨む経緯とかが、かなり逆恨みも甚だしいし、ここまで練った連続殺人事件にする必要が果たしてあったんだろうか?という疑問もあったりで、まあ、そういう謎解き部分は、んーーーって処もありました。
あと、最後、キムタクがお礼をするシーンで終わってたら良かったのになーと思いました。
以上

これを言っちゃお終いですが、こんな高級なホテルに、長沢さんが大学受験の際に泊ったとか、若い劇団員さんが泊るとか、ちょっと違和感があったかな 笑

マスカレード・ホテル (2018/日)
監督 鈴木雅之
脚本 岡田道尚
原作 東野圭吾
出演 木村拓哉 / 長澤まさみ / 小日向文世 / 梶原善 / 泉澤裕希 / 東根作寿英 / 石川恋 / 濱田岳 / 前田敦子 / 笹野高史 / 高嶋政宏 / 菜々緒 / 生瀬勝久 / 宇梶剛士 / 橋本マナミ / 田口浩正 / 勝地涼 / 松たか子 / 鶴見辰吾 / 篠井英介 / 石橋凌 / 渡部篤郎

あらすじ 連続予告殺人捜査陣の新田(木村)は、犯人が残した暗号から解析した次の殺人現場はホテル。彼に潜入捜査が命じられ、ホテル側のサポート役を命じられたのは山岸で(長澤)2人は最初お互いに反発しあうのだった。
【2020/01/21 10:16】  コメント(6) | トラックバック(1) | 日本映画
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コメント

>これってフィクションなんですね

私も最初はそう思いました!
レビューを書こうと史実を調べていて真実が分り、またその事実に愕然となりました。
映画や本を読んで時代を探り歴史を紐解く機会に恵まれるのも醍醐味ですよね。
漫画が原作らしいですが、原作者の凄い創造力に感服しました。まだ連載中なのかな?
こちらからもTBしますが果たして届くかしら?
しずく  【 編集】  URL |   2020/01/22 10:59   |  TOP ▲ |


しずくさん、こんにちは!

3年A組、そうかあ、ご覧になられなかったのね。
菅田君の演技は凄い迫力だったし、テーマは良かったんだけど、ただ、うーーーん、、、どうかなあ・・・
わざわざレンタルして見るっていうのはなあ・・・
中高生だったら、オススメするんだけれど・・・。

> 映画や本を読んで時代を探り歴史を紐解く機会に恵まれるのも醍醐味ですよね。
そうなんですよねー、歴史ものを見る時、その時代の事とか、知らなかったことを教えてもらえたり、もうちょっと掘り下げて知りたいなーと検索して、また新たに知ることがあったりと、そういう喜び・楽しみがありますよね。

漫画も、機会があったら読んでみたいなあ。

TBは、またダメだったみたいです・・・
ごめんなさい、なんでダメなのかな・・・
申し訳ないです・・・
latifa  【 編集】  URL |   2020/01/22 15:00   |  TOP ▲ |


今度はうまくいったみたいね!
何が原因なのでしょうか・・・。
しずく  【 編集】  URL |   2020/01/23 10:52   |  TOP ▲ |


良かったです!
何故なのでしょうね・・・
お手数おかけしました!

> 今度はうまくいったみたいね!
> 何が原因なのでしょうか・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2020/01/25 07:54   |  TOP ▲ |


見ました!
邦画を見るのは滅多にないのだけど気分転換に
同じく思った以上に面白く見れて原作本が良かったのかなぁ
豪華キャストでこの中に犯人がいるってすぐ予想がついてしまったけどね(^o^;)
しかも観た人にネタバレの犯人教えて貰ってたし!
ネタバレ知ってても平気なタイプなんだ~ぁ
パラサイトは予想が全くつかないよっ?
韓国映画を観に行くのもかなり久しぶりなんだなぁ
楽しむね(^_^)v
森子  【 編集】  URL |   2020/02/12 10:12   |  TOP ▲ |


森子さん、こんにちは!
わー、同じ感想で、嬉しいなー。
私も、これは全く期待してなくて、それが良かったのかな^^

> 豪華キャストでこの中に犯人がいるってすぐ予想がついてしまったけどね(^o^;)
> しかも観た人にネタバレの犯人教えて貰ってたし!

そっか、しっかりオチも解っていたのね?
でも、ホテル業の大変さとか、そういう推理とは無菅家な処で、へー!っていう事が結構あって、それが面白かったよね。

パラサイト、森子さんの感想、楽しみにしてるね!
latifa  【 編集】  URL |   2020/02/13 17:00   |  TOP ▲ |


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アルキメデスの大戦
newしずくの水瓶 (2020/01/23 10:50)
アルキメデスの大戦 1930年代、対米開戦を視野に入れた大日本帝国海軍の司令部は、戦艦大和を建造し、日本の国威を世界に示すという計画を立てていた。その計画に反対する海軍少将・山本五十六(舘)は、帝国大学100年に1人の逸材、アルキメデスの再来と称される天才数学者・櫂直(菅田)を引き入れる。櫂は数学者ならではの視点で、巨額の国費を投じる建造費の見積額に矛盾を発見。軍部の陰謀を暴こうと動き出す。...


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