fc2ブログ
「僕たちは希望という名の列車に乗った」感想
3707508f79206c64.jpg
すごく面白かった。
でも、この後どうなったのか、気になるーー!!
「沈黙する教室」という自伝本を元に映画化された映画。
映画見終わった後、その後の彼らはどうなった?と気になってネット検索!
それが書かれているらしい原作を、図書館でさっそくリクエストしたのを待っています。

メインどころの少年、労働者階級のテオ(くるくるヘア)と、お偉いさんちの息子の金髪のクルト
テオの彼女なのに、クルトとも良い仲の女子。一回見終わった後、え?なんか私見逃した?別人?と、レンタルDVDなので、そこんところ見直したけど、二股してたのかーっ!

テオのお父さんが、なにげにちょっといい男で、この人どっかで見たことある・・・と、検索したら、「東ベルリンから来た女」「あの日のように抱きしめて」のロナルト・ツェアフェルトさんだったのねー! 

★以下ネタバレ★
エリックは尊敬していた今は亡き父が、実はナチ側に寝返っていて、裏切り者という看板をつけられて絞首刑にされていた事を知る。それを新聞でばらすか、首謀者の名前を言うか、どっちかを選べと突き付けられて、しょうがなくクルトの名前を言うのよね・・・ううう・・・。その後ショックで錯乱、学校内で先生に銃をぶっぱなして逮捕されちゃう。禁固10年の刑だって・・・。

西ドイツへ逃げる途中クルトが捕まって、お父さんが警察にやってくるのね。あーあ、と思いきや、お父さんったら、逃がしてくれるのよ・・・ 涙

翌日、教室で首謀者を問い詰められるんだけど、テオは退学覚悟で認めず、その後、クラスメートがみんな、私も、僕も、と立ってくれるのよね・・・。(ただ、一人だけずっと座ったままの女の子がいたの。みんなに流されずに貫いた彼女も凄いと思うよ。)
その後、年末年始のお休みは、墓参り等で国境警備がゆるくなるそうで、それを狙って、クラスメートの殆どが西側に行くのです。ラストは、西ドイツでの卒業写真1枚が写って、4名以外が西側に行って、無事試験を受けられたみたいなので、ほっとはしたんだけれど・・
友人を売るような誘いに乗らずに、勇気ある行動をした彼ら、立派だったなあ!とても気持ちの良い映画でした。

以下はネットで見つけた、彼らのその後ですが、
家族と離れ離れになったとはいえ、東側はエリートの彼らを連れ戻したかったそうで、両親にその説得という理由なら、という事で、面会を許していたそうで、たまに会いに行って衣類などの差し入れもしていたとか。とはいえ、親戚とかいるのかな?どこで、どうやって高校生が生活していたのか。凄く気になるー。
でも、40年後のクラス会も開かれたそうだし、きっとたいがいの人は無事にやっていってるんだろうと・・・。
エリックはどうなったのーー!?


あと、このタイトルはイカン!

僕たちは希望という名の列車に乗った (2018/独)
Das Schweigende Klassenzimmer

監督 脚本 ラース・クラウメ
原作 ディートリッヒ・ガルスカ
出演 レオナルド・シャイヒャー / トム・グラメンツ / ヨナス・ダスラー / ロナルト・ツェアフェルト / ブルクハルト・クラウスナー / レナ・クレンケ / イシャイア・ミヒャルスキ

あらすじ 1956年、ベルリンの壁以前の東ドイツ。
二人の高校生が祖父の墓参を口実に鉄道で西ベルリンに行き、トップレス目当てで映画館に忍び込み、ハンガリー動乱を伝えるニュース映画を観る。彼らは西側から流れてくるラジオ放送を聴き、自らの「進学クラス」でその犠牲者のために授業最初の2分間は沈黙を貫く黙祷をしようと呼びかけた。そして授業が始まり誰も口を利かないクラスに教師は激高、それがハンガリー動乱に関係していると察知され、「国家への敵対だ」と大問題になりついには教育大臣がクラスに乗り込み「首謀者を明らかにしろ」と迫られる事態に
【2020/01/31 16:01】  コメント(6) | トラックバック(1) | ドイツ・デンマーク
TOP ▲HOME
 
<<「ちいさな独裁者」感想とロケ地ゲルリッツ  | ホーム | 「ザ・ドア」「ポーラー 狙われた暗殺者」感想>>
コメント

latifaさーん
ただいまー帰国しましたー
ドイツ&フランスのアルザス地方。
前半が天気悪くてアルザス付近は楽しさ半減でした。アルザスは可愛いお家が立ち並ぶ絵本のような世界。コウノトリがシンボルらしくグッズも沢山。
本物のコウノトリも屋根の上に巣をつくっていました。
フランスにクスミティーってあるの知ってますか?今回よく飲んだけどとても美味しかった。あと、ドイツだとダルマイヤーのコーヒーが有名ですがここの紅茶もとても美味しいです。日本で買うと高いけど現地だとコーヒー一パック500円位でスーパーに売ってたりします。
ドイツはお城行ったり、マインツという街ウロウロしたり…さすがに食べ物飽きてきてベトナム料理食べたりしました。
全体的にドイツの人は日本人に優しいなーと思う。
カタコト日本語話してきたりね。
あとキビキビ働いている感じ。どこか日本的(笑)
物価は東欧や南イタリアからみたら高いけどね…
走ってる車はB Mやベンツが結構多い。
バスやトラックはベンツだし。
今回は地方の街ウロウロしてたからこれといってインパクトのあるものはなかったかも。日本人にもあまり会わないし。
ストラスブールで偶然会った日本人女性に(日本の方ですか?)と聞かれ日本人見ないから嬉しいーと言われ(旦那がフランス人)アジア料理の美味しい店教えてもらいました。
で、映画の話。これ観てくれたのねー
さーすがlatifaさん!
東ベルリンからきた女を面白いって言ってたからきっと気に入ってくれるかと。
これ予告みた時から気になっててね。
グイグイ引き込まれて観たよ。
何気にあの時代のファッションとかも可愛い。私達の世代だと親に感情移入しちゃうよね。テオパパの息子にはエリートの道を歩んでほしいと言う気持ちも凄くわかるし…クルトのお父さんさんの気持ちを考えると泣ける。
皆、普通ぽいのが逆にリアルだよね。
あの女の子、二股?ちょっと待て!テオとクルトは親友同士だよーマズイでしょ。
嫌な女かと思いきや…なんかテオは最初揺れていたでしょ。クルトの方が覚悟を決めてた。筋が通っているというか。
自分のせいにしていいからと言ってたし。
彼女もそんなクルトに惹かれていったのかもね。確かテオに有潤普段な人は嫌なのとか言ってたし…
でもさーいくら時代背景とはいえしっかりした子達だよねー
私もその後どうなってるか凄く気になりますー
それではまた遊びにきますね
レナ  【 編集】  URL |   2020/02/02 22:23   |  TOP ▲ |


こんばんは。ご訪問が遅くなってすみません。
ご覧になられたのですね!良い作品だったでしょう!
確かに彼らのその後が気になりますよね〜。というか、東西別の場所で試験を受けることができるんだ、受けて合格すればそれでオッケーなんだ、ということが、あのシリアスな東西対立の当時にあり得ていたことが不思議でした。
ここなつ  【 編集】  URL |   2020/02/02 22:38   |  TOP ▲ |


レナさん、おかえりなさい!
コメント、旅行のお話聞かせてくれて、ありがとう!
無事に行って来れて良かったー。あと1か月遅かったら、コロナの影響で世界がどうなってるか予測がつかないから。

>前半が天気悪くてアルザス付近は楽しさ半減
そうっか・・・お天気だけは、運だもんね。しょうがないよー
冬はヨーロッパお天気良くないのが普通らしいし・・・。
でも、かわいらしい建物や街歩き、食べ歩きだと、お天気悪くても、問題凄くあるわけじゃないものね。

> 本物のコウノトリも屋根の上に巣をつくっていました。
これ、びっくりするよね。私も以前見たことあるけど、結構しっかりした巣で驚いたわ。

> フランスにクスミティー
知らなかったわー、検索してみて初めて知りました。150年以上も続く歴史あるお店なのねー 缶もカラフルでカワイイなー。
日本で買うより本場で買う方が安く入手出来て嬉しいね。

マインツ、地図で見てみたよー。このあたり、小さいかわいらしい町が豊富みたいね!
いいなあーー。私もそういう処に行って、のんびり街歩きしたいなー。
治安も良さそうだし、混雑もなさそうだし、
ストラスブールでさえ、日本人少ないのね?

そっかー、やっぱり物価は結構お高いんだね・・・
それは、あんまり嬉しくはないけど、まあ、しょうがないね・・

で、映画!
面白かったよーー。見終わった後、両親にもオススメして、彼らも面白かったって言ってたよ。
そもそも、ドイツ映画とかってだけで、まず見たい度が上がっちゃう。(ハリウッド映画は一杯あるけど、日本で公開されるドイツとか、ヨーロッパ映画って少ないもんね)

> 何気にあの時代のファッションとかも可愛い。
うん!そういうの見るの大好き。服とか車とかお家のインテリアとか街並みとかね。トムのパパの子供を載せられる荷台横付けバイクとか、パパのファッションとかもカッコ良かったなー。

そっか、女の子は、最初から二股してたわけじゃなくて、段々と、凛とした態度のクルトに気持ちが傾いて行った・・って事なのかー。それはわからんでもないな。

旅行のお話、とても楽しかったよー!ありがとう!!またぜひぜひ聞かせてね^0^
latifa  【 編集】  URL |   2020/02/03 08:52   |  TOP ▲ |


ここなつさん、こんにちは!
これ、DVDになるのが、結構早かったみたいです。
でも、やっぱり劇場鑑賞には、絶対かなわないんですけれどもね・・。

中盤から、ぐいぐい引き込まれて、あっ、という展開が色々あって、それが実話だっていうんだから、凄いですよね・・。

>東西別の場所で試験を受けることができるんだ、受けて合格すればそれでオッケーなんだ、ということが、あのシリアスな東西対立の当時にあり得ていたことが不思議でした。

そうなんですよ、私もそのシステムには驚きました。
壁が出来る前は、まだ行き来も、なんとか出来てたんだ・・・って事も本作で初めて知ったし。
壁が出来てからと、戦争時代の映画はあっても、戦争後から壁が出来るまでの間の映画って、そういえば見たのが初めてか、あんまり見た事がなかった気がします。
latifa  【 編集】  URL |   2020/02/03 08:55   |  TOP ▲ |


多数決って時に少数派の意見を聞かないのが怖いんですよね。
特にこういった場合なんて、賛同者だけですればいいやん!って思いますわ。
無理矢理参加させられて人生狂わされちゃ、たまったもんじゃないですもんね。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2020/02/04 00:18   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!

> 多数決って時に少数派の意見を聞かないのが怖いんですよね。
そうなんですよね・・・
個人的には、多数決ってしょうがないとは思いつつも、後に、やっぱり少数派の方が正しかったのに・・・って事があるので、うーーん、、って思う処はあります。

> 特にこういった場合なんて、賛同者だけですればいいやん!って思いますわ。
そうですね。
まあ、まさか、こんな大ごとになるとは思ってなかったのでしょうけれど・・
latifa  【 編集】  URL |   2020/02/04 15:42   |  TOP ▲ |


コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://latifa.blog10.fc2.com/tb.php/1581-ddba4490

「僕たちは希望という名の列車に乗った」
ここなつ映画レビュー (2020/02/03 12:50)
実話を元にした物語。東西ドイツが別国家であり、冷戦の最中にあった時、東ドイツの若者たちに降りかかった出来事。降りかかったというか、彼らが産み出したというか。だが、若者らしい気持ちの持ちようが、取り返しのつかない選択を迫られる結果となる。劇場パンフレットより。1956年、東ドイツのスターリンシュタット(現在のアイゼンヒュッテンシュタット)の高校に通うテオとクルトが、西ベルリンの映画館でハンガリ...


| ホームTOP ▲ |