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「ボーダー 二つの世界」「さあ帰ろう、ペダルをこいで」感想
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意外と面白かった映画2つ

ボーダー 二つの世界
主人公が、腐らずに真面目にちゃんと働いて自活して生きているって事にまずエライな、応援したいな、と思って見ていました。
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せっかく出会えたお仲間が、あんなんだったのは残念・・・
出会えて森でキャッキャと走ってる途中までは、良かったね、って思ったのだけれど・・・

★以下ネタバレ★
あの彼、結構なダークサイドの人だったのね・・・。
不思議な生殖器には驚いたし、謎の赤ちゃんとか、その後の展開は全く想像もつかない方向に行ったけれど、何はともあれ、彼女なら赤ちゃんを大切に育ててくれそうな予感だし、彼女には幸せになってもらいたいなあ・・・
以上

北欧の民話、ムーミンとか・・・そういう系統というのにも若干びっくり。

ボーダー 二つの世界 (2018/スウェーデン)
Border
監督 アリ・アッバシ
原作 ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
出演 エヴァ・メランデル / エーロ・ミロノフ / ヨルゲン・トゥーソン / アン・ペトレン

あらすじ スウェーデンの税関で働くティーナは悪意を「嗅ぎ分ける」ことができる能力があり、違法な持ち込みに目を光らせていた。しかしその容貌のために、孤独な人生を送っていた。ある日、彼女と似た容貌の旅行者ヴォーレと出会う。何かを感じ取ったティーナは、ヴォーレの身体検査をするが・・・。その後もヴォーレを見かけたティーナは、自宅の離れを宿泊先として提供する。そして真夜中、ヴォーレは家を抜け出し、森の中へ出かけ・・
・・・・・・・・・・・・・・・

さあ帰ろう、ペダルをこいで

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現在(2007年)と、昔(1982-83年) が交互に描かれます。
昔と言ってもそれ程昔ではなく、この時代ブルガリアは、こうだったんだ・・・・と、全然そういう事を知らずにいました。
ブルガリアから難民としてイタリアのキャンプにいた一家。
毎日パスタで、何時そこから出られるかもわからない日々、お仲間も様々。
アメリカを夢見ているシカゴという青年とか、3年ここにいる人とか・・・

じいちゃんが味のある良い役者さんで、カメラ映えするというか・・・
バックギャモンについて全然知らなかったので、もっとよく知っていたらなあ・・・
青年よりもじいちゃんの方が主役というか、印象に残る映画だったかも。

★以下ネタバレ★
最後に記憶を取り戻し、15年間父とは別居していて母が育ててくれた、と言います。(じいちゃんは、それを知らないでいたのかしら?) 娘は実の両親に手紙や電話で近況は話してなかったんだろうか?
1983年頃ブルガリアから亡命、でも1992年頃には、自由に行き来が出来るようになっていたはずだから・・・ お金がなくて里帰りしてなかった?このあたりが、ちょっと謎なのよね。
久しぶりにブルガリアに3人で里帰りする途中に車の事故で死んだ両親。お父さんは難民所を出るために、初めて賭けバックギャモンをしたのね。
孫は素敵な彼女と旅の途中出会い、どうやらラストは彼女のもとにかけつけハッピーエンドになる様子。良かったね!
以上

見終わった後ブルガリアの政権?について調べてみました。
1989年に共産党政権が崩壊し、2001年には元国王のシメオン・サクスコブルクゴツキが首相に就任した。
2007年1月1日に欧州連合 (EU) に加盟した。

さあ帰ろう、ペダルをこいで (2008/ブルガリア・独)
監督 ステファン・コマンダレフ
原作 イリヤ・トロヤノフ
出演 ミキ・マノイロヴィッチ / カルロ・リューベック / フリスト・ムタフチェフ / アナ・パパドプル / ドルカ・グリルシュ
【2020/06/03 11:10】  コメント(6) | トラックバック(3) | 国籍微妙・他国
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コメント

こんにちは~。
コメント&TBありがとう。

「ボーダー」強烈な映画でしたねーー!!
いろいろな概念とかをひっくり返されるかのようで、ジャンルもこれ!!って言えないような。
現実的な世界と、ダークファンタジーワールドがなんとも独特な世界観で溶け合っているかのようでした。

本当にね、彼女には幸せになってもらいたい~と私も強く思いました。

  【 編集】  URL |   2020/06/03 15:41   |  TOP ▲ |


こんばんは。

→ボーダー
強烈インパクトのある作品でしたね
しかも濃いぃ…。好きですが。
2人がフガフガいいながらキスしあうのとか、それこそ事に及ぶ際のアレにもびっくりでしたが、ラストでは、やっぱり彼女は「切らずに」育てるのかな…

森の中を裸で走り回るシーン、とても幻想的で心に衝撃が走りました
maki  【 編集】  URL |   2020/06/03 18:04   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは
映画館で見たかったなあ。
あの森とか湖とか北欧ならではの自然とかも大画面で見ると、より一層良かったと思うしー。

原作っていうのは思いもよらなかったから、瞳さんちで思いがけず、それを知って、かつエリ・・の続編的な短編も入ってるなんて。 
まだ届いてないけど、早く読みたいなー!
ありがとう!
latifa  【 編集】  URL |   2020/06/04 13:13   |  TOP ▲ |


makiさん、こんにちは!
ほんと、濃い映画でしたねー。
森とか自然の風景が、ただそれだけでも雰囲気良くて、そこを舞台にして色々驚きの展開。
色々映画がある中、これはきっと記憶に残りそうな作品です。

そちらは、やっと朝晩のストーブもいらなくなってきた頃かなー。
ほんとは今年あたり、久々に親類に会いにそちらに行く予定だったのですが、何時になるやら・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2020/06/04 13:17   |  TOP ▲ |


こんにちにゃ😸

異種ものの作品は沢山ありますが、本作はよくあるそれ系とは一味違うというところが評価できるのではないでしょうか。
でも雰囲気が苦手でした🙇
全体的に暗いですね。
kamieru  【 編集】  URL |   2020/11/20 09:21   |  TOP ▲ |


kamieruさん、こんにちは!
季節外れの、むおーっと暖かい空気が昨日から続いていますね。

確かに全体的に暗いですね・・・
でも、北欧の森とか大自然みたいな心が静かになるような風景が舞台だったので、グロテスクな部分が薄まる?作用は多少あったかなあ・・・と思いました。
latifa  【 編集】  URL |   2020/11/20 11:37   |  TOP ▲ |


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