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「黒い司法 0%からの奇跡」「リチャード・ジュエル」感想
実話映画2本
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「黒い司法 0%からの奇跡」
まさに、今、な映画。

ハーバード出の新人弁護士ブライアンは、死刑囚を助けるべく、危険を非常に伴い(お金にならない だろう、かなりボランティア的な)事務所を立ち上げ、さっそく行動し始める。
いやー、こういう人、立派です、カッコイイです、尊敬します。 

でもなあ・・・実家を出る時に、誇らしいと言いながらも辛そうなお母さん、、、たぶんブライアンは幼少時代から優秀で人柄も良かったでしょう。最高学歴を得て、お金儲けも出世も名声も得られたであろう自慢の息子が、世の弱者のために働く。危険も伴う。
友人の息子や同級生なら素晴らしい!って言えるけど、息子や身内(夫とか彼とか)だったら・・・・、心配ですよね・・・自らそんな大変な事をかって出なくても・・みたいな微妙な気持ちになってしまいそう・・・・。

あの同僚の白人女性(「ルーム」の母役の人だったのね?)も同様に、正義、人助けの為の志が高くて、ホントに凄いです。辞めても責めないと言われ、ここで逃げる姿を息子に見せたくないって、言っていましたね・・。
と、話がそれましたが、私は一視聴者なので、ただただ、頑張れ!諦めないで!って、応援しつつ、不屈の行動力に、ほれぼれしながら見せて頂きましたよ。4つ★半

★以下ネタバレ★
ラスト、隣の部屋にいた囚人の男性が、2015年、ブライアンによって解放された映像が流れました。30年も無実の罪で。酷いですよね。そして、死ぬまでウォルターとブライアンは友達だったこと、2017年マイヤーが出所したこと、死刑囚の10人のうち1人が無実の罪を証明されて死を免れたそうです(この確率って・・・驚くべきですよ)以上

日本でも、こういうでっち上げで犯人に仕立ててしまう冤罪事件って、昔から後を絶たないですよね。
本作も、このアラバマ州の白人警官やら、お偉いさんとかに、腹立ったなあ!ユルセン!
この映画の監督さんは、日系人だそうです。
とても解りやすく描いてくれていたので感情移入しやすかったし、怒りを怒鳴る・殴るって表現にせず、控え目にしていた処も好感持てました。

黒い司法 0%からの奇跡 (2019/米)
Just Mercy
内容・あらすじ
黒人への差別が根強い 1980年代アラバマ州、犯してもいない罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルターを助けるため、新人弁護士ブライアンは無罪を勝ち取るべく立ち上がる。しかし、仕組まれた証言、白人の陪審員たち、証人や弁護士たちへの脅迫など、数々の差別と不正がブライアンの前に立ちはだかる。

監督 デスティン・ダニエル・クレットン
脚本 デスティン・ダニエル・クレットンアンドリュー・ランハム
原作 ブライアン・スティーブンソン
出演者 マイケル・B・ジョーダン  ジェイミー・フォックス  ブリー・ラーソン  

・・・・・・・・・・・

リチャード・ジュエル

実話というのが怖い。3つ★半くらい

こういう無実の罪(マスコミによる害)で酷い目に遭う・・・って事件が、今までにも日本でもあったけど、本当に怖いです。
事件に巻き込まれたご本人はもちろん、お母さんも・・・。
お母さんの立場になって、ついつい見てしまうので、最初は爆弾を見つけて被害を最小にとどめた誇らしい息子が、なんと犯人に??って・・・どん底に突き落とされた様な気持ちになっちゃいましたよね・・・

★以下ネタバレ★
割と最近の事件なのに、アメリカって怖いねえ・・・ そんな犯人にしたてるような事をしちゃうなんて・・・。
で、ジュエルさん、その後どうなったのか?と言えば、この事件の数年後、なんと病気だったかな・・・で、若くして亡くなっているではありませんか!!この事実にも、なんだか、がくっと・・・。
以上

ここんところ、数本の映画で、光るサム・ロックウェル。
本作でも印象に残りました。良い役が来るとも言える^^

リチャード・ジュエル (2019/米)
Richard Jewell
監督 クリント・イーストウッド
脚本 ビリー・レイ
原作 マリー・ブレナー
出演 ポール・ウォーター・ハウザー / サム・ロックウェル / キャシー・ベイツ / ジョン・ハム / オリヴィア・ワイルド / ニナ・アリアンダ / イアン・ゴメス / ウェイン・デュヴァル / ディラン・カスマン / マイク・ピニースキー

あらすじ 1996年アトランタで爆弾テロ事件が発生、不審物を発見した警備員が容疑者とされ、マスコミは彼を犯人として報道。その実話をクリント・イーストウッド監督で映画化。
リチャード・ジュエルポール・ウォーター・ハウザーは母親キャシー・ベイツと二人暮らしで、正義を執行する警察に憧れつつ、今は警備の仕事をしている。警備中の公園で不審物を発見した彼は爆発物処理班へ連絡、周辺を避難誘導するが爆発。被害を抑えた英雄視されるが3日後、地元紙がFBIは第一発見者の警備員を容疑者とみなしていると報道し、彼の周囲は一変。そして旧知の弁護士サム・ロックウェルに連絡を取る・・
【2020/07/01 16:48】  コメント(6) | トラックバック(2) | アメリカ映画
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コメント

こんにちは。
差別・偏見に関わる2作品をご覧になったのですね。「リチャード・ジュエル」は、捏造の恐ろしさが伝わってきた作品でした。
「黒い司法…」は未見なのですが、これもぜひ鑑賞したい作品です。
ここなつ  【 編集】  URL |   2020/07/03 15:40   |  TOP ▲ |


ここなつさん、こんにちは!
実は、リチャード・ジュエルは、だいぶ前に見ていたのですが、なんだか感想が書けないというか、書きにくくて、そのままずっと下書きに入ったままだったんです。
でも、これじゃあまた忘れてしまう、残しておかねば、と、「黒い司法」を見た後、同じ実話もの、ってことでまとめてアップしました。
「黒い司法」は、すごく良かったですよ!
latifa  【 編集】  URL |   2020/07/03 19:04   |  TOP ▲ |


こんにちは☺️

黒い司法アメリカで公開時から見るのを楽しみにしていました。

本当に辛い映画でしたね。リチャード・ジュエルも冤罪の話で辛い話ではありましたが、黒い~は黒人への根深い差別が根底にありますので、特に今これを見ると誰もがあの白人警官による黒人男性の首を押さえつけた事件を思い出すと思います。全編が差別に満ちていて見ていて本当に苦しい映画でした。
キャストも本人たちに良く似た人を選んでいましたね。この事件は知らないのでストーリーについての検証はできませんが、堅実な良い映画と思いました。
音楽もアラバマのアーティストたちの曲が使われていたのが好感を持ちました。黒人霊歌が心に響きました。

まだ記事は書いていませんがいずれ書きます☺️
kamieru  【 編集】  URL |   2020/07/05 14:01   |  TOP ▲ |


kamieruさん、こんにちは!
うわっ、黒い司法、ご覧になっていたんですね!!
しかも、アメリカで公開される前から楽しみにされていたなんて、すごいーー。
私は、この映画の存在、最近まで知らなかったのですが、アメリカでは数か月前に誰でも見れるように無料公開(ネット?)したとか。

いずれにしても、kamieruさんが見ていたこと、とても嬉しいなあーーー。周りで見た人が皆無だったのです、感想是非ぜひお待ちしています。
latifa  【 編集】  URL |   2020/07/06 08:29   |  TOP ▲ |


こんにちは!「黒い司法~」観ましたのでお邪魔します。
すごい力作だと思いました。正に今観るべき作品ですよね。
この理不尽な裁判がまかり通っていたのって、まだ1980年代なんですよね…ついこの前ではないですか!

主役の弁護士役のマイケル・B・ジョーダンは「クリード」シリーズでもエリート出身の若きボクサー役なので、「エリート顔」なのかもしれないな、と少し思いました。
ここなつ  【 編集】  URL |   2020/07/20 15:33   |  TOP ▲ |


ここなつさん、こんにちは!
わーい!これ、ご覧になったんでですね。
そうそう、これが割と最近だっていうことに衝撃ですよ。

まさに今!この時期に見るべき映画の一つですよね。
確かアメリカでは春先に、誰でも見られるようにネット試聴無料配信したとか・・・。

>主役の弁護士役のマイケル・B・ジョーダンは「クリード」シリーズでもエリート出身の若きボクサー役
そうなんですってね。
見終わった後に知って、クリード、未見なのですが、興味が湧きました。
ロッキーシリーズは3までしか見てなくて、いつか機会があったら、是非見てみたいです。
評判良いから、見たいなーとは思いつつ、見ないままになっているので。
latifa  【 編集】  URL |   2020/07/21 13:09   |  TOP ▲ |


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「リチャード・ジュエル」
ここなつ映画レビュー (2020/07/03 15:40)
クリント・イーストウッドのことは、俳優としても大ファンである。また、近年の彼が監督をした作品についても、常にヤラレた感満載で心にガツンと残る作品が多かった。つまり私にとってクリント・イーストウッドの出るまたは作る作品は外せないものとなっている。そしていつも、今回こそはヤラレない、と決めつつ鑑賞するのであるが、結構な頻度で色々なものを鷲掴みにされている。そして心の中で、年に一度はこのヤラレた感...


「黒い司法 0%からの奇跡」
ここなつ映画レビュー (2020/07/20 15:33)
力作。観るべき作品。特に今のこの時代には、これが断たれた鎖であるはずもなく。こういう差別がまかり通っていて、そして今でもどこかで続いているのが現実だから。ハーバード大を出たエリート弁護士が、見返りを求めず、黒人が真の裁きを受けられるように南部の街で弁護士の職に就く。いや、見返りはあるのだ。黒人も白人と等しく正しい裁判を受けられるようになるという見返りが。黒人であるが故に、まともな証拠も無い中...


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