凄く丁寧に作られてる感じがあって、小説の良さが自然に映像化されていました。 個人的に沢山人が出て来る映画よりも、こういう少人数の人の心理描写をじっくり描くタイプの作品の方が好きなんですよね。 特に殺人とか事件が起こるわけではない、とあるカップルの数年間を描く恋愛映画だけで2時間ですが、私は飽きることなく、最後まで集中して見せてもらいました。 恋愛ものってあまり好みのジャンルじゃないのですが、これは好きですね。好きっていうのとはちょっと違うけど、なんか心に刺さるというか、染みるというか、琴線に触れる感じなんですよ。 実体験で似たような経験をしているわけじゃないのにもかかわらず。 山﨑賢人君はボサボサの頭やルーズな服装で別人のように見える役作り、イケメンなのは隠せず。でもナレーションで自分の気持ちを言うような作りだったのは、とても良かったと思います。 この心理説明が無かったら、解りにくい映画になっていたんじゃないかな・・。 松岡茉優さんは、さすがに上手い。 しかし、サキちゃんは本当に良い子だなあ、、、、こんな子、なかなかいませんよ・・・。 思いがけず、伊藤沙莉さんが出演していたのが嬉しかったです。 自転車の二人乗りで桜の下を走るシーンは泣けたなあ・・・ あと、ラストのちょっとした仕掛けは、映画ならではで、小説版では、そうなっていませんでした。 小説版のネタバレあらすじ・感想 劇場 2020年:日本 監督 行定勲 脚本 蓬莱竜太 原作 又吉直樹 出演 山﨑賢人 松岡茉優 寛 一 郎 伊藤沙莉 あらすじ 演劇を通して世界に立ち向かう永田と、彼を支えたいと願う沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った。 中学からの友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本家兼演出家を担う永田。しかし、前衛的な作風は上演ごとに酷評され、客足も伸びず、劇団員も永田を見放してしま う。 |
latifaさん、こんにちは~。
お久しぶりです。最近たくさん記事アップされててすごい! お話したい記事たくさんあるけど、なかなかブログまで手が回らない私です。 で、この映画。行定監督苦手だったけど、これはめちゃ好きだった。。。 原作読まれているのね? 私も読みたいけど、映画の後3日くらい思い出し泣きしてたから原作読んだらもう廃人になるんじゃないかと思う(笑)。 でも絶対読みたいー。 山﨑賢人、『キングダム』で初めて観て目がハートになったけど、この映画でも相当ヤバかったねー。 伊藤沙莉ちゃん、いいよね。脇だけど引っ張りだこの女優さんよね! ああ~、梨が食べたい。 真紅さーん、こんにちは!!
コメントありがとう! これ、誰ともお話してなくて、すっごく嬉しいわ。 小説も映画も、両方私は好きで、TVで宣伝結構やってるし、amazonプライムでもやってるのに、誰も見てないのかなー? 見てもつまんなかったのかな・・?って思ってたんだ。 真紅さん、凄く良かったみたいねー! 思い出し泣きしちゃうくらいだったんだー。 私も4つ★つけたけど、見た直後に勢いで感想書いたからであって、その後の余韻を考えると4つ★半以上でも良かったかなーって今思ってる処だよ。 行定監督、実は私もあんまり相性良くないみたいなの。でも、本作は、とっても良かったーー。 山崎君は、ドラマの自閉症のドクターとか、「羊と鋼の森」とかの華奢な美青年の印象が強かったから、本作は全然違った人間になっていて驚いたよー。そういやキングダムもワイルド系だったね。 いやあ、コロナで外出できないし、暇だし、感想ボチボチ書いてしまってるよ。 このコメントは管理人のみ閲覧できます
こんにちは👒✨
沙希ちゃんその後幸せになったかというのが気になります。これを見ていて『いちごの唄』を思い出しました。やっぱり地方から上京して暮らしている人たちの話です。その中にパンクバンドをやっているお姉さんが出てきました。主人公と同じアパートの住人で、とても破天荒な人でしたが、故郷に帰ることを選びました。その時に主人公に「故郷に帰って結婚して子供を3人生む。お前(主人公)は私に2度と関わるな」とズバッと言いました。こういう性格だと人生にあまり後悔無いんだろうなと。沙希ちゃんと反対のタイプですね。色々な人がいて色々な人生がありますね。 kamieruさん、こんにちは!
いちごの唄 これは全然知らない映画でした。 私は完全なる一人暮らしもしたことが無いし、上京した経験もないのです。 でも、なんでか、この映画の人達に感情移入してしまいました。 不思議です。 昭和の作品(映画は未見なので解りませが、歌の神田川とか)のカップルは愛はあったけどお金が無くて、極限まで慎ましく暮らしていた、「貧しさ」ってのが一番の印象なのですが、 本作は安くはない外食もする金銭的余裕はあるけれども、精神的な歪みによる2人の関係への影響というか・・・そういうのがメインの様に感じました・・。きっとそういうところがツボに来たのかも、、です。 こんにちは☀️
永くんが働いている描写が全くないのに外食するお金があるのが不思議で仕方ありませんでした。彼はいつでも食べ物に困ったことがありませんでしたよね。沙希ちゃんとの出会いで沙希ちゃんにのみものをおごらせていたけどそのあと電車に乗っていルシーンで伝写に乗るお金あるなら飲み物飲めるじゃんと思いました。そういうところもリアリティを感じませんでした。 こういう男の人とつきあえる女性はなかなかいませんね。ダメンズ万歳という人じゃないと😑 誤字ごめんなさい💧
kamieruさん、確かに!
お金どこで稼いでいたのかな それと、そうっか出会いの日も、電車乗って帰ってましたよね。 すごい、全然気がつかなかった・・・。 私ったら、抜けまくりだなあ、、、 さきちゃんが、地元で幸せに暮らしてることを願うばかりです・・・。 伊藤沙莉さんが思いがけず出ていて、今までと違う雰囲気が良かったです。山﨑賢人さんも違うキャラで、最初は気づけなかったほど! 松岡茉優さんはやはりハマり役だね。行定監督さんは硬派のイメージがあったので意外でした。でも、やはりこれは硬派かもしれないなぁ。男は自分の夢にまっしぐらで、女は傍らで才能ある男子を支える定番のような。それを察して欲しい男の甘え、高度成長期のサラリーマン家庭も似たようなものだったのかもと思ったりもしました。
>最後まで疑問だったのは、沙希と出会った頃に、永田が沙希を主役にして書いた脚本がウケたのに、それから一度も沙希を主役にした脚本を永田が書かなかったのはどうしてなのかということ。もしかすると二人で夢を追いかけられたのにと思われ残念。素敵な彼女を他の誰にもさらしたくなかったのかな?
latifaさんはどう考えますか? 沙希の実力をさほど買わなかった? それとも自分の脚本は沙希には合わなかった、違う作風だったのかな? しずくさん、こんにちは。
私は原作を読んでから映画だったので、ちょっとしずくさんとは、この作品から受ける印象が違っていたみたいです。 あ、でもしずくさんは、原作も読まれていたのですねー。 このカップルの場合、女性は田舎からわざわざ東京に夢を抱いてやってきたものの、これといって成功とか何か成すわけでもなく・・な時に彼に出会い、彼女が憧れていた舞台の脚本だのをやってるって聞いて、彼に乗っかって、また夢をみようというか、希望を彼に託す(一緒に)って事もあった、って処が、なんか解る様な気がしたんですね・・。 で、私もしずくさんと同じ処、引っかかりました。何故?って。 そこは多分、主人公の男のダメ過ぎる処なんだと思いますが、なんと彼女に(彼女の才能というか、みんなに認められる処に)嫉妬したんでしょうね。 だから、彼女と組むのを止めたんんじゃないでしょうか? これは私の解釈なので違ってるかもです! この男、もう、どうしようもない男なんですよねえ・・・ 他の部分でも、あまりに酷くない?って思う箇所は一杯ありました。もらったバイクを壊すとか、お金無いくせに、彼女にバイトかけもちさせてるのに、家賃とかその他補助しないくせに、自分一人の時に、安くない外食やカフェや趣味にお金使ったりね。 でも、なんででしょう、しょうもない男だし、それを許す彼女に呆れながらも、それでも、ぐっと来てしまった理由が自分でもわかりません。こういう経験もしてないし、こういうタイプが好きではなく腹立つと思うのに。 やはり、彼女の才能に嫉妬したと思ったのね。実は私もそう感じたのですが、それじゃああんまり永田が可哀相に思えて、敢えて彼女を一人占めにしたいようにカモフラージュして書いたのです。反しますが、そうだったら少しは永田を許せるかな~。自分の事でいっぱいいっぱいだったから、サキの事まで見えなかった。男性は精神面が女性より遅れて発達するから。。。辛口感想になってしまったかな。
永田が又吉さんとダブリました。彼は好きな芸人さんよ。 あっ、原作は途中で断念しています。 パソコンで書いていないので、充分に言葉を尽くせてません、ごめんなさい! しずくさんも、そう感じてたのねー。
>自分の事でいっぱいいっぱいだったから、サキの事まで見えなかった。 そうだったんでしょうね・・・。 でも、これって芸術家とか何か創作する事をやってる人の半数くらいは、解るなあ・・って思う様な気もするのよね(なんて、私はそういう経験無いのに、単なる想像だけで言うのはなんですが) そうそう、又吉さんは、この永田にかぶるところが多いんだろうな・・・と思います。 私も又吉さん、好きですよ♪ 好きだから彼の本とか映画とか見ちゃうんですけれど。 でもな、これ又吉さんが書いたからこそ、ちょっと甘めに見てる気もするなあ。もしこの原作を石橋さんとか松本さんとかが書いていたら・・・と想像すると、全然受け付けなかったかも・・・(勝手な事言ってるなぁ・・) いや、辛口だとは思わないですよ! 実際、この映画を見終わった後に、あちこちネットで感想を見回っていたら、辛口な評価が多かったですもん。 たまたま私は面白く見れたけれど、しずくさんの違った感想を拝見出来て、凄く興味深かったです! |
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真紅のthinkingdays
(2020/07/27 17:37)
下北沢。大阪から上京した小劇団の座付き作家・永田(山﨑賢人)は服飾専門学校に通う沙希(松岡茉優)と出逢い、彼女の部屋に転がり込む。
又吉直樹の同名小説の映画化。原作は未読
正直、行定勲監督は苦手でほとんどの作品をスルーしてきました
しかしこの映画は予告を観るたびに涙ぐんでしまっていて
山﨑賢人がもう、ヤバくて、、、(語彙力)
初日に鑑賞
本編もやはり山﨑賢人が相当ヤバかった(...
newしずくの水瓶
(2021/08/15 09:58)
友人と立ち上げた劇団で脚本家兼演出家を務める永田(山崎賢人)は、上演ごとに酷評され客足も伸びず、理想と現実のはざまで葛藤していた。彼はある日、自分と同じスニーカーを履いていた沙希(松岡茉優)に思わず声をかける。戸惑いながらも永田を放っておけない沙希は一緒に喫茶店に入る。そして付き合うことになった二人は、沙希の部屋で一緒に暮らし始める。 |