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「イーダ」「イリュージョン」感想
パヴェル・パヴリコフスキー監督の映画2つ
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先日「COLD WAR」をお初に見た後、それよりも前に発表されていた作品2本も見てみました。
ヒロインのヨアンナ・クーリグが、この2作にも出演されていました!(クラブのシンガー役でちょこっと、 ホテル・cafeの従業員役で、結構重要なヒロイン役)

イーダ
モノクロの映像、素敵なショットが一杯。アートっぽい作品だけど、しっかり内容もあって、とても好きな映画でした。4つ★半
修道院、雪の道、ポーランドのどこかの小さな町(トラムが走っているらしい横の道を歩く)とか、田舎に車が止まってるだけの風景とか、どれも美しい。

まずヒロインのイーダ役の子が良いですね。修道女っていうのにピッタリな無垢な感じの風貌で、カフェでスカウトしたらしいけれど。
そんな彼女が後半、髪を下ろしたり、おばの服に着替えたりすると、おお!可愛い・・・っていう変貌ぶりも良くて。

★以下ネタバレ★
叔母ヴァンダの息子は、匿ってくれていたおじさんの息子に殺されて埋められていました・・。 ヴァンダはあっけなく窓から飛び降り自殺してしまう。(一瞬だったので、え?!ってなりました)
イーダはサックス吹きのお兄さんと良い仲になり、なんと肉体関係を持つ。その後、彼から結婚を匂わせられる発言をされるも、何かふっきれたのか?決断が出来たのか、強い意志を持った表情で歩いて行くシーンで終わるのでした。
修道女として生きて行こうと思った様に感じました。 
以上

ラストで、バッハの《われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ》BWV 639が!
この曲は、タルコフスキー監督の「惑星ソラリス」で使われていて、大好きな曲なんですよ!

イーダ (2013/ポーランド=デンマーク=仏=英)
Ida
監督 脚本 パヴェル・パヴリコフスキー
出演 アガタ・クレシャ / アガタ・チュシェブホフスカ / ダヴィド・オグロドニク / イェジー・トレラ / ヨアンナ・クーリグ / ドロタ・キューダック / アダム・シュズコウスキ

あらすじ 1960年初頭のポーランド。孤児として修道院で育てられたアンナは、院長から叔母ヴァンダの存在を知らされ、修道女の誓いをたてる前に会うように勧められる。叔母を訪ねると 「あなたはユダヤ人で本当の名前はイーダよ」と知らされる。叔母と共に両親の軌跡を求める中で、イーダは少女から女性へと大きく成長していく。

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イリュージョン
パヴェル・パヴリコフスキー監督作品で、3本目に見たのがこれ。初めてのカラー作品です。

イーサン・ホークがDVっけのある暗くて精神的にやばそうな作家という役どころなのだけれど、眼鏡にシンプルなファッションといいいかにも作家風な外貌がカッコイイ・・・。
遠目に見た感じ、監督さんにちょっと似てるんじゃ?と思いましたよ。
パリのアメリカ人な設定で、ボロいパリのカフェ兼ホテル。北アフリカ系のオーナーが、いかにも怪しそう。このホテルはトイレが共同なんだけど、隣の部屋の黒人男性が、流さないみたいで、それを言うと逆切れされてしまう。(こんなホテルは嫌だ!)

面白く最後まで見たのですが、え?そこで終わっちゃうの? って感じが・・・。

★以下ネタバレ★
クリスティン・スコット・トーマスは、妄想?幽霊?だったのね・・・。彼女に誘惑されて関係を持つのと同時に、カフェの従業員の女性にも好かれちゃって、お金もなくて、シャワーもろくに入れない様子なのに、どんだけモテるんだよー!と突っ込みたくもなったけど。
それにしても、この監督さん、悪女タイプというか、女性に翻弄させられるのがお好きな様ね
以上

印象に残ったのは、接近禁止令が出てる娘に、久しぶりに会ったら、娘が眼鏡をかけるようになってるんです。眼鏡を交換してかけてみせて、「あれ?眼鏡の度数が一緒だね。クロエはパパと同じ世界を見てるんだね」って台詞があるんですが、なんか凄いそのセリフが良いなーと思いました。3つ★半

イリュージョン (2011/仏=ポーランド=英)
La Femme Du Vème
監督 脚本 パヴェル・パヴリコフスキー
原作 ダグラス・ケネディ
出演 イーサン・ホーク / クリスティン・スコット・トーマス / ヨアンナ・クーリグ / サミール・グーズミ / デルフィーヌ・シュイヨー / ジュリー・パピヨン

あらすじ アメリカ人作家のトムは、別れた妻と娘との愛を取り戻し、人生をやり直そうとパリを訪れる。しかし荷物を盗まれ、たどり着いた場末のホテルで代金が払えなくなってしまう。行き詰まった彼の前に美しい未亡人マーギットが現れるが…。
【2020/12/15 09:45】  コメント(6) | トラックバック(3) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

こんばんは。
TBありがとう、感想速攻読みに来ました(*^-^*)

「イリュージョン」イーサンがいかにも作家風でいいよねぇ。
そうそう、モテモテ~(笑)お風呂も入ってないのに!(^^)!
雰囲気がとても好きな作品です。

ずいぶん前に観たので、メガネのセリフを忘れてしまっていたんだけど、
latifaさんのおかげで思い出しました。
ニクイわ~、この台詞。

感想読んで監督さんの作品をもっと観たくなりましたよ~。
  【 編集】  URL |   2020/12/15 19:21   |  TOP ▲ |


こんばんは。

>イリュージョン
イーサンのメガネが好ポイントでした。
そしてその台詞、覚えてなかったー!
凄く素敵ですね!ちょっと照れる…。

他の作品でもそうだけど、イーサンって作家率高い気がします(笑)
実際似合ってますしねえ。
maki  【 編集】  URL |   2020/12/15 21:49   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!
私はこの映画の存在今の今まで知らなくてね、この監督さんの映画を先日見て、他にはどんな映画を撮ってるのかな?って調べたら、これがあって、イーサンが出てるし、内容も面白そうってことで見てみたの。
でも瞳さんは、しっかり以前ご覧になっていたのねー。

パリにいる静かなアメリカ人作家ってところが良いよね♪
latifa  【 編集】  URL |   2020/12/16 14:31   |  TOP ▲ |


makiさん、こんにちは!
眼鏡のセリフですが、家の子供が小さい時に視力が落ちて眼鏡をかけなくちゃならないって時に、ちょっと可哀想だなあと思って、何か気の利いた事言いたかったんだけど、見つからなかったのですよ。
で、このイーサンのセリフは、ドギューン!と来ちゃってね。

作家率高い 笑
確かに。
いますよね、お医者さん役が多いとか(マッツさん)、刑事役が多いとか、そういうの。
latifa  【 編集】  URL |   2020/12/16 14:38   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんばんは~。TBありがとう。
イーダ、素晴らしい作品よね。マイオールタイムベストの1作かも?
監督もイーサンも大好きなのに、『イリュージョン』のこと知らなかった・・・
↑↑ みなさんご覧になっているのね。
この私としたことが! ガーーーン(爆) 
観てみたいけど、アマプラには無い模様。。ネトフリにも無いやろな~。
10年前の映画なんだね。そんなに古くないのに、抜けてるわ。。
いつか観たいな~。
てか、今年もあと2週間ってマジですか???
なんかいつもと違う年末だね。。
真紅  【 編集】  URL |   2020/12/16 18:31   |  TOP ▲ |


真紅さん、こんにちは!
もうすぐ今年も終わりだね。
イーダ、真紅さんにとって、ほんとに特別な作品なのね。
私も今年のベストに入れるかもしれない。

イリュージョン、そうっか、真紅さんちで検索かけたけど出て来なかったから、感想はアップしてないのかなーって思っていたのだけれども。
geoなどでは旧作で出てるから、今度時間の有る時にでもどうぞ!
latifa  【 編集】  URL |   2020/12/18 09:13   |  TOP ▲ |


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