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「ルース・エドガー」ネタバレ感想
面白かったです。
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劇場公開されていた時、見に行きたかったのだけれど、行けなかった映画。
優等生だと思われていた少年が、別の顔を持っていた・・・っていうタイプの内容は好きなんですよね。

戦闘地で生まれ育ってバイオレンスな洗礼を受けまくっていたであろうルース。でも今は学校でも先生や周りからの評判も高い。
監督はルースの役作りとして、ウィル・スミスとバラク・オバマを手本にするよう伝えたらしく、アメリカにおける黒人だけどみんなに好かれる人っていうのは、こういうタイプ(カッコ良くて、優秀で、寛容な感じ?)なんだあ・・・って、すごく納得しました・・。

対する黒人の女性教師に、オクタヴィア・スペンサー
普段優しいおばちゃんとか、人徳者ばかり演じているので、本作では、ちょっと今までとは違った役どころだったのが目新しく感じました。彼女は若干、行き過ぎな処がある人だったと思う。勝手に生徒のロッカーを開けて見ちゃうとか、親を学校に呼び出して危険人物扱い報告するとか・・・。
それでも、後半で彼女がされる仕打ちというかは、あまりにも酷いよーって思いましたよ・・・。
彼女の姉妹が精神的病で、引き取って暮らしているけれど、学校で裸になっちゃって暴れるシーンとかも、見ていて辛かったし・・・
最後の方はもう可哀想だ・・・って思っちゃったなあ・・・。

この主人公の少年を養子として育てた夫婦エイミー(ナオミ・ワッツ)とピーター(ティム・ロス)と、大御所が脇を固めてますね。
エイミーがどれだけ一生懸命育て来たか、っていうのが伝わって来て、切なかった・・・。
でも2人が養子を持つようになる経緯とか背景とか、もっと突っ込んで知りたかったなあ・・・。
どうやら子供が出来ないわけじゃなくて、出来るのに、わざと(妻側の希望で)作らなかったっぽい表現があったのよね・・・。夫の方は知人のパーティーに参加してた時の様子を見た感じからも赤ちゃん大好きっぽかったし・・・。
いずれにせよ、この両親は息子をかばうような、隠すような行動しちゃったのはガッカリ。

★以下ネタバレ★
東洋系の彼女は、過去にパーティーでレイプされたか何かなのかな、ルースとまた復活してるのか、なんなのか・・。そもそもルースが彼女に恋愛感情を持っていた(いる)様には思えなかったし・・・。
彼女がルースの策略に加担しての行動とかも、ルースに良いようにコマとして使われてるだけの気もした・・・。
小屋みたいな処でHしてるのをママにわざと見られる様に仕組んだり、爆弾事件といい、ルース、怖い子・・・。
そもそも、子供のころからママがプレゼントをこっそり隠していたキッチンの奥とか、見破られていたのよね・・・
以上

ルース・エドガー (2019/米)
Luce
監督 ジュリアス・オナー
脚本 ジュリアス・オナー / J・C・リー
原作 J・C・リー
出演 ケルヴィン・ハリソンJr. / オクタヴィア・スペンサー / ナオミ・ワッツ / ティム・ロス / アンドレア・バン / マーシャ・ステファニー・ブレイク / ノーバート・レオ・バッツ

あらすじ 内戦の地から、アメリカに養子として迎えられ、彼らの献身的な愛情を受けて育ったルースは優等生だ。しかしある日、教師であるアフリカ系のウィルソンはルースのレポートには「意見の対立は銃で解決する」という暴力的な思想が見られ、しかも学校のロッカーに過度の爆発力を持つ違法な花火を持ち込んでいたと告げる…
【2020/12/02 13:32】  コメント(6) | トラックバック(2) | アメリカ映画
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コメント

こんにちは。

>いずれにせよ、この両親は息子をかばうような、隠すような行動しちゃったのはガッカリ。
なんですけど、そう、確かにそうなんですけど、結局盲目的に子供をかばってしまうという点では彼らも本物の父母だった…という解釈を私はしております。
ここなつ  【 編集】  URL |   2020/12/03 16:19   |  TOP ▲ |


ここなつさん、こんにちは!
今年もあと1か月になってしまいました。
そろそろ今年の映画ベスト10を考える時期になってきましたね。

>結局盲目的に子供をかばってしまうという点では彼らも本物の父母だった…
確かに。そうとも言えますね。

ルースのその後、どうなるんだろうなあ・・・。
10年後を見てみたい気がします。
latifa  【 編集】  URL |   2020/12/04 12:44   |  TOP ▲ |


優等生が別の顔を持っていたと見るのか、優等生が自ら別の顔を持っているように見せているのか。

この作品は、どの角度で見るかによって感想も大きく異なりますよね。

上記のここなつさんのご意見もまた私には新鮮に思えましたよ。

恐らく10年後に自分の置かれている状況が変わった時に見たら、また違う感想が持てるかも知れませんね。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2020/12/08 23:54   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!
そうですね、確かに、どの角度で見るかによって感想も違うでしょうし、見る方の年代や、家族構成・子供がいるか、いないか、いたとしたら何歳位なのか?でも、違うと思います。

>10年後に自分の置かれている状況が変わった時に見たら、また違う感想が持てるかも知れませんね。
そうですね。
この映画にかかわらず、そういう事って多いですよね。
latifa  【 編集】  URL |   2020/12/09 15:03   |  TOP ▲ |


こんにちは。
出来の良い子が実は、という作品はよくありますが、本作はさらに人の心の奥まで掘り下げてて「う~む」でした。
登場人物のズルさは自分にも当てはまるところが多くて決して楽しくない映画だけど、こんなのも観なくちゃね。

オクタヴィアさん
理不尽な扱いを受けても反撃する役が多かったけれど、これは完敗でしたね。意外でしたけど新鮮でした。


こに  【 編集】  URL |   2022/09/19 15:27   |  TOP ▲ |


こにさん、こんにちは!
見終わった後も色々考えちゃいますよね。
あれはどうだったんだろう・・とか、
深層心理を描く作品って好きだわー。

ところで「夏への扉」
こにさんも同じ経緯だったなんて嬉しいな♪

ちなみに私は日曜14時にやってるラジオも聞いています。
latifa  【 編集】  URL |   2022/09/21 12:11   |  TOP ▲ |


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