子供の頃、TVで放映されたのを見たものの、衝撃的なシーン(Gを食べるとか・・)だけしか覚えていない状態で見たのが良かったのか、とても面白かったです。
そもそも、これを見ようと思ったのは、お友達から情報を聞いていて、機会があったら是非見てみようと前から思っていたんです。今回GYAOで無料配信が開始されて、ラッキー!と、でも期待は全くせずに見たのです。
主役はチャーリー・ハナム。カッコイイです。 準主役はラミ・マレック 。こちらも「ボヘミアンラプソディー」より前に撮影された作品だそうですが、安定の演技でした。 ハナムの横にいると、ラミ・マレックがやたら小柄で華奢に見えました。
★以下ネタバレ★最初の試練(2年間の酷い独房生活)の原因が、そもそもドガが上官からボコボコにされているのを救うために、手を出してしまった事が理由なんですね・・・。
ココナツの差し入れがあったのに、途中でそれが見つかって、誰なんだ?って問い詰められるも絶対に口を割らないパピ。おかげで食事も半分に減らされるわ、真っ暗な部屋にされるわ・・・。
やっと普通の監獄に戻った頃、ドガは頭の良さをかわれて(ショーシャンクと同じね)お偉いさんの帳簿とか使いっぱしりを出来る立場になってました。 脱獄を計画し、ドガ、パピヨン、あとの2人と合計4人で脱出しますが、運動神経鈍いドガは途中で足を骨折、それでもパピヨンは彼を置いて行かず、なんとか4人でボロいボートに乗って海へ。隙間から海水が入ってダメなボートで、人数が多すぎる!と、もめて、強気の男とパピヨンがもみ合いに。ドガは遂にパピヨンを救うために、落ちていた刃物で初めて人を殺すのでした。 が、暴風雨で船はどこかの島に辿り着いて、無事3人は助かったと思いきや! 通報されていて、取っ捕まってしまいます。あとの一人は撃ち殺されて死亡。
この時も、一人でそこから出て行ったパピが、わざわざ戻ってドガに危険を知らせに行ったために、2人は一緒に捕まってしまい、また酷い監獄暮らし。 ドガの為にパピが犠牲を払う事が多すぎ!
数年後たち、白髪頭になったパピ。悪魔島に送られ、そこでドガと再会します。まだ脱獄を諦めてないパピ! 海水の流れに乗れば特に何もしなくても、他の場所に辿り着ける!と言います。イカダを作り、さあ行こうという時に、ドガが自分はここに残ると言います。
高いところから海に飛び込み、いかだにつかまったパピ。
場面は変わり、良い暮らしをしてるっぽい老年のパピが飛行機に乗っています。その後自伝を書き、結婚もして、幸せに暮らしている様なのが伺える処で終わってます。良かったねえ。 ドガがどうなったのか・・・気になります・・・。以上
不屈の精神、諦めない凄さ。本当に素晴らしいですね。尊敬、感動でした!パピの男気、男の友情も良かったです。
今まで刑務所で長年あきらめずに頑張る系の最高峰は、「ショーシャンク」だったのですが、本作もそれか、それ以上に凄いお話ですね。だって、これ、実話なんだもの。
見終わった後、1973年版もすぐ見たくなって、とりあえず告編だけ見ました。
撮影当時スティーブ・マックィーンは43歳、ハナム37歳なんですね。
そういえば、愛人ネネット役のイヴ・ヒューソンって女優は、あのU2のボノの娘。
本作の原作となった小説『パピヨン』は、殺人の濡れ衣を着せられ13年間の獄中生活を送った、アンリ・“パピヨン”・シャリエールによるもの。1969年発表。
1944年に、9度目の挑戦でついに脱獄に成功したシャリエールは、その後ベネズエラの市民権を取得し、容疑が晴れて自由の身となったそうです。 え!?9回も挑戦してたのね?!
原作も読んでみたくなったなあー。
ちなみに、1973年版の『パピヨン』の大きな脚色として、原作では少ししか登場しないルイ・ドガを、パピヨンの相棒として大きな扱いにしたそうです。
2017版は、あらすじ展開は1973年のオリジナル版とほぼ同じですが、追加された箇所があり、冒頭でのパピヨンが刑務所に入る前のパリのエピソード、そしてエピローグなど。しかしトータル時間は20分程短くなっています。
パピヨン (2017/米)
Papillon
監督 マイケル・ノアー
脚本 アーロン・グジコウスキ
原作 アンリ・シャリエール
出演 チャーリー・ハナム / ラミ・マレック / イヴ・ヒューソン / ローラン・ムラ / トミー・フラナガン / ヨリック・ファン・バジュニンゲン / ニーナ・セニカー / マイケル・ソーチャ / クリストファー・フェアバンク
あらすじ 1931年。胸元の蝶の刺青から“パピヨン”と呼ばれた男(チャーリー・ハナム)は、無実の殺人の罪で、南米の仏領ギニアにある流刑地へ送られることに。その輸送船の中で贋札作りの詐欺師ドガ(ラミ・マレック)と出会う。
1973年版の方も。
パピヨン (1973/米=仏)
Papillon
監督 フランクリン・J・シャフナー
脚本 ダルトン・トランボ / ロレンツォ・センプルJr.
原作 アンリ・シャリエール
出演 スティーヴ・マックィーン / ダスティン・ホフマン / ヴィクター・ジョリー / アンソニー・ザーブ / ジョージ・クールリス / ドン・ゴードン / ウィリアム・スミサーズ / ビル・マミー / ヴァル・エイヴリー