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「スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~」感想
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タイトルが変だけど、内容はしっかりとした題材の実話。
「最強のふたり」の監督・脚本家さんによる作品。
映画を作ろうとして、この題材にしたのではなく、そもそも90年代から、ずっとこの団体との交流が続いていて、いつかこれを映像化したいと長年思っていたとのこと。

ただ、ただ、ブリュノとマリクに頭が下がる思い。
強度の精神障害がある人でも断らずに受け入れるとのことで、ケアする担当者も怪我を覚悟で働かなくちゃならず、これは大変!
その上、ケアする子たちの管理も大変。マナーや一般常識がなってない若い子たちも多そう・・・。
でも、頭ごなしに怒るんじゃなくて、遅刻するとどうみんなが困るのか?をちゃんと説明して聞かせたり、この仕事をさせてもらっている事により、居場所を見つけられている事、ブラブラ不良仲間とたむろって犯罪に手を染めるよりも全然良い事など、なるほど・・・って思いました。

映画はドキュメンタリーっぽいのだけれど、私は、この映画の主人公2名が、何故こういう仕事をするに至ったのか?とか、そういう事をもっと知りたくなっちゃったなあ。
ブリュノと、食事を手配して届けてくれる2人組のおじさまはユダヤ教だから、ユダヤ教の人達の援助とかが大きいのかな・・。 マリクはマブレブ系の人っぽいし、宗教的には違う2人だけど、助け合ってチームとして頑張ってるのが良いですよね。

マリクには家族がいるけど、ブリュノは独り者で、周りが誰かとお見合いさせようとやっきになってるけど、仕事が忙しすぎてそれどころじゃない。これは仕事をまっとうにやろうとすれば、自分の家庭や家族がおろそかになって上手く行かないだろうなあ・・・。
マリクのお家は大丈夫なんだろうか?と心配に。

前に何かの映画で、ある教師が生徒に一生懸命に向き合い仕事ぶりが大変立派なんだけど、家族をないがしろにせざろう得ない時がままあって、、、、っていうのをやってました。昔の町医者さんとかも同様かなあ・・・。難しいですよね・・・。

フランスでも、やっぱりこういった事に関して、国はアレだし、、キチンと手厚い対応とかしてもらえないのね・・・。
老人施設や、病院の対応などは、日本より優れてるみたい・・って映画で幾つか見た限りは感じてたのだけれど・・・

いずれにせよ、ブリュノ達みたいな人の善意と日常生活の犠牲があって、こういう団体が運営している、っていうのは、切ないです・・・。

★以下ネタバレ★
その後・・・。電車の停止ボタンを押してしまう青年が、押さずに下車することが出来たみたいで、やった! と思ったら、電車外の処のボタンを・・・。映画冒頭で逃げ回っていた少女も、ずいぶん安定していたし、ヘッドマスクをつけた少年も外せて過ごせていたみたい。以上

スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~ /フランス(2019)
原題 Hors normes
監督・脚本:エリック・トレダノ オリヴィエ・ナカシュ
出演:ヴァンサン・カッセル レダ・カテブ

(内容、あらすじ)ブリュノは今日も朝から大忙し。自閉症の青少年を支援する団体<正義の声>を運営しているのだが、どんな問題を抱えていても断らないために、各所で見放された子供たちで施設はいつもいっぱいだ。<正義の声>で働くのは、ブリュノの友人のマリクが運営する団体<寄港>で教育されたドロップアウトした若者たち。黙っていればコワモテのふたりだが、「何とかする」の口癖と大きく包み込む笑顔で、社会からはじかれた子供たちを、まとめて救おうとしているのだ。その成果は現れ、最悪の問題児だったディランと、最も重症のヴァランタンの間に、絆が芽生えようとしていた。だが、無認可・赤字経営の<正義の声>に監査が入ることになり、閉鎖の危機に迫られる。さらに、ディランが目を離した隙にヴァランタンが失踪するという事件が起きてしまい…。
【2021/02/20 09:41】  コメント(0) | トラックバック(0) | フランス・ベルギー カナダ
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