前半は兄のパート。
「ルース・エドガー 」の時と似た感じの役で、ケルヴィン・ハリソン・Jrが演じています。
お家は豪邸、レスリングで優秀な高校生で、綺麗な彼女もいて、ちょっと父親が厳しいのだけがガンだけど、かなり恵まれた生活を送っていたものの、肩を壊してしまい運動が続けられなくなり、なんと彼女もこのタイミングで妊娠。喧嘩した末にはずみで殺してしまう・・・ まさかあの転倒で、、打ちどころが悪かったのか彼女が死んでしまうとは・・・。
後半は妹のパート。
犯罪者の兄を持つ妹と言う事で学校ではポツン・・と過ごしている。元々陽気なキャラではなかったけれど。
そんな時に、話しかけて来てモーションをかけてきた白人男性ルーカス・ヘッジズ。色々な映画で見かけるけど、今回はとっても優しくて良い人役。あっという間に恋仲に。こんな良い男の子いるのかな?と、ちょっといぶかしく思っちゃった位。
彼には幼い頃、彼のお母さんにDVをして出て行ったトンデモ父親がいて、ガンで命残り僅かで遠い場所で入院していることが解る。
父親に悪い思いしかない彼は面会に行くつもりがなかったけれど、彼女の妹君が薦めるので、2人でロングドライブして面会に行く。
そこから泊まり込みで父親に接するんだけど、彼の気持ちがだんだん変わって行くのを側で見ているうちに、自分が兄を憎いと思っている気持ちにも変化が・・・
兄しか眼中になかった父が、今更ですが娘に詫びを入れ、事件以来険悪になっていた夫婦の関係も、これからなんとか修復できそうかなあ・・・というラストで終わっていました。
この映画を見て思ったのは、
兄の刑が、そんなに重いんだ!って事・・・。故意ではなかった様なんだけど・・・。
あと、アメリカのハイスクールライフは前から感じていたけど、改めてすごいな・・・・。
ドラッグはもちろんのこと、一軒家での大勢の乱痴気パーティとか・・・ こういうのが普通なのかしら・・・。
アメリカに住んでなくて良かったーとか思っちゃいましたよ。
あと、この映画って豪華アーティストの曲が沢山使われていて、っていうのが宣伝文句になっていたけれど、私が好きな曲とか馴染みのある曲が特に無かったので、そういう効果は私にはありませんでした。
でもこれらのサントラが好きな人なら相乗効果もあったんでしょうね。
WAVES/ウェイブス
2019年/アメリカ
監督: トレイ・エドワード・シュルツ
出演者: ケルビン・ハリソン・ジュニア テイラー・ラッセル スターリング・K・ブラウン レネー・エリス・ゴールズベリー
傷ついた若者たちが再び愛を信じて生きる物語を、豪華アーティストによる31曲で綴る青春ドラマ。高校生のタイラーは恵まれた家庭に育ち、レスリング部のエリート選手として活躍していた。ある日、肩を負傷し医師から選手生命の危機を告げられる。