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「はちどり」「82年生まれ、キム・ジヨン」ネタバレ感想
2年前に本の「82年生まれ、キム・ジヨン 」チョ・ナムジュを読んで、その後映画の「はちどり」→「82年生まれ、キム・ジヨン」を見た、という順番です。
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はちどり
14歳の少女を丁寧に描いた映画。日本に置き換えても、こういう事ってあるよなあ・・・という、ありがちで身近なエピソードが色々ありました。
この少女が後に「82年生まれ、キム・ジヨン」につながる感じという話も・・・。

あらすじは、1994年の韓国、姉と兄と3人兄弟の主人公。昔ながらの封建的な感じの家族で、両親はトック(餅)屋。
父は出来の良い兄に期待し、勉強していい大学に入る事をいつも口うるさく言っている。口うるさく厳しい父だが、実は隠れて不倫?してる気配も。
母は店で働きながら家の家事もやっていて、いつも疲れている様子。
母は学生時代の頃勉強が出来たが、兄が進学する為諦めた過去がある。

兄は鬱憤が溜まってるせいか、元々DV気質なのか、主人公のウニに暴力をふるうことも度々ある。ウニが親に訴えても、あんまり取り合えってもらえない。姉は親にかくれて遊び歩いたりしている。

中二のウニは小柄だけどお顔が綺麗だ。大勢の同年代が集まるシーンになると、彼女が美しい事がハッキリ解る。彼氏もいて、ラブラブだと思っていたら、なんと他の女の子に心変わりした様子(びっくり)  まあ、この年代なら、ありがちなんだろうけど・・・それなのに後半で、その彼がまた戻って来て、ウニは受け入れてあげるんですよねえ。
120日記念っていう自作のテープも作ってたのに(交際期間短かったのですね・・・4か月の間に心変わりして、一旦去ってまた戻って来てを含んでトータル4か月って・・・。この男ダメじゃない?)
デート現場に彼の母が現れ、上から目線で「あなたが餅屋の娘ね」とか言って、息子を連れて帰ってしまう。

ウニも、年下の後輩ユリから好きって言われて、じゃあ会おうか?みたいにカラオケ行ったりデートっぽいこともしたりしていたのに、その後輩ったら、新学期になったら、心変わりしちゃってる・・・。
その上、親友だと思っていた友達が、万引きで捕まった時に、ウニの父親の店の事とかバラしたり、謝りもせずに帰っちゃったりと、酷い事されちゃうのよね。 のちに仲直りするけど・・・

そんなウニだったけど、漢文塾だったかな?の先生が素敵な人で、その人が心の支えになってくれたというか、あの年代って、ちょっと年上のお姉さん的な人って重要な存在だったりするのよね。

★以下ネタバレ★
それなのに、橋陥落事故で、先生が亡くなってしまったことを知りショック。先生はいきなり塾を止めて連絡がつかなくてがっかりしていた処、漫画が好きというウニにスケッチブックを送ってくれて、嬉しくてウニが先生のお家を訪問してみたら、その事実を知ることになるんですよね・・・。それでもラストシーンは、明るい表情で、また一皮むけた感じのウニが。がんばれー! 以上

あと撮影が太陽の光がキラキラして夕陽なのか朝日なのか・・・とても綺麗な映像が結構ありました。

はちどり 原題:벌새
2018/韓国、アメリカ
監督・製作・脚本:キム・ボラ
出演:パク・ジフ、キム・セビョク、チョン・インギ、イ・スンヨン、パク・スヨン、キル・ヘヨン、ソン・サンヨン、パク・ソユン、チョン・ユンソ、ソル・ヘイン、ヒョン・ヨンソン、パク・ユニ、チョン・ギョンソプ

94年、14歳の少女ウニは、両親や姉兄とソウルの集合団地で暮らしている。別の学校に通う親友と悪さをしたり、男子生徒や後輩の女子とデートをしたりして過ごしていた。ある日、ウニが通う漢文塾に、不思議な雰囲気の女性教師ヨンジがやって来る。
・・・・・・・・・・

82年生まれ、キム・ジヨン
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2年位前に原作を読んでいますが、結構忘れちゃった状態で映画を見ました。
映画版では、夫が凄く優しくて良い感じなのが救いでした。
これは韓国だけじゃなくて、日本でも似たりよったりの処が多々あるから、見て共感する女性も多いのではないかな・・・。

小説版と違った部分は、映画では専業主婦の辛さとか親戚付き合いでの大変さとか、専業主婦の閉塞感、そういうのは描かれていたと思うのですが、学生時代の男女交際のうんぬんに関しては触れられてなかった感じでした。
でも、2時間で全部は無理だから、充分まとまっていたと思いました。
最初から最後まで引き込まれて見せてもらいました。主演の女優さんが、とても綺麗で、かつ雰囲気も良くて見ていて好感を持てたし。

昔も今も、優秀な女性であればあるほど、男女差別的なことに敏感になるんじゃないかな?と思います。男女の実力の境が無いジャンルで優秀な女子だったら特に。男女差別に腹が立つ機会も凄く多いと思います。
今まで頑張って来たのに、結婚して子供が出来て、その力を発揮できなくなったら、、相当辛いと思うんですよ。

私は幼少時代からずっと平々凡々で生きて来ており、学歴も無く、特に夢も無く、仕事もバリバリやりたいとか、そういう事のない人生でした。男女差別的な事に対して、身をもって不公平だ!と思う事が少ない人生だったかもしれません。今ならとんでもないって事も、昭和の時代に産まれ、こういうのが普通って風に育って来たからってのも・・・。
私の頭の中自体も無意識に古い考えが巣くっており、近年ちょっと意識を変えようとしている渦中でもあります。

話がそれました。
この作品のジヨンは小説版で確かお勉強が出来て、良い大学に合格して、一流企業に入社出来た人生だった記憶があるのだけれど(記憶があいまいですいません)
 あと、父親が娘が好きなのはアンパンと勘違いするエピソードは映画だけだったような・・・。
お母さんが財テク能力にたけていて、なかなかのやり手って点も映画ではありませんでした。

あと原作を読んだ時に私が特に印象に残った部分が映画ではありませんでした。
就職した会社で、尖鋭部隊的なバリバリ仕事をする部署にジヨンが働いているのだけれど、そもそもそこに配属されるってことが、仕事が出来るからとか期待されて、という訳ではなく、ずっと長く働いて欲しいから会社が大切に思ってる社員ではない、という事だというのにショックを受けたんですよね。同期の男子社員が、のんびりまったり働ける処に行かされてるんですよ・・・。

★以下 映画と小説のラスト ネタバレ★
ラストは、夫が子供を遊ばせてあげてる時間、ジヨンがライターっぽい仕事をしている?小説家の卵みたいな感じの様子が写って、綺麗に気持ちよく暮らしている様子が描かれて、ハッピーエンド感があって、ほっとしました。
小説版では曖昧ではありますが、あまりいい感じになっておらず、ホラー感があるので、ずいぶん違っています
 以上

82年生まれ、キム・ジヨン (2019/韓国)
監督 キム・ドヨン
脚本 ユ・ヨンア
原作 チョ・ナムジュ
出演 チョン・ユミ / コン・ユ / キム・ミギョン / キム・ソンチョル / イ・オル / イ・ボンリョン
あらすじ ジヨン(チョン・ユミ)は一児の母。夫のデヒョン(コン・ユ)は優しく、一見すると幸せな生活を送っているようにみえたが、彼女は少しずつ追い詰められていたのを、夫も、そしてジヨン本人も気づいていなかった。

小説「82年生まれ、キム・ジヨン 」感想 チョ・ナムジュ
【2021/05/12 12:57】  コメント(2) | トラックバック(0) | 韓国映画
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コメント

お邪魔します~映画全然みてなくって
コメントできなくて肩見狭いけど
今回はこれにコメント
<82年生まれ、キム・ジヨン>
これ、見たかったのよ。latifaさんは原作も読んでいるのね。話題になった本だったよね。私もこの作品は映画になったらみたいな~っておもっていて、いつか見るわ。私、コン・ユ好きなのよ(笑)
<夫が凄く優しくて良い感じなのが救いでしたあ>いや~みたい(笑)
あ、私も平々凡々に生きてきたわ。
今は、男女という区分けではない時代よね。子供にもそれは古いよと言われる感じ。<近年ちょっと意識を変えようとしている渦中でもあります。>
そうなのね。そうよね~~
私も変えていこうと、
なかなかに、自分、古いな~~と思うからねえ
またね★
みみこ  【 編集】  URL |   2021/05/19 13:56   |  TOP ▲ |


みみこさん、こんにちは!
コメントありがとうー♪

そうだったよね、コン・ユ好きって前に言ってたの覚えているよ。
優しい旦那様役だったよー。

ところで、後半、共感してもらえる人が身近にいて、すっごく嬉しくて、安心しちゃったよー
>男女という区分けではない時代よね。子供にもそれは古いよと言われる感じ。

私も近年、娘と話していて、自分の考えが古い事を認識させられた事が色々あってね・・・
子がいてもいなくても、ずっと長い事バリバリ働いていたら、自然と自分の古い考えの意識改革が出来ていたのかもしれない。
私がやってたお気楽なパートとかちょっとしたバイトでは、その辺りの意識改革が私はなされなくて、成人になった子供と会話したことで、気が付かされた、って感じ・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2021/05/19 14:59   |  TOP ▲ |


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