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「私をくいとめて」「おらおらでひとりいぐも」「ホテルローヤル」ネタバレ感想
原作小説⇒映画鑑賞した3作
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私をくいとめて

原作も面白く読んでいますが、映画も面白く見せてもらいました。3つ★半
なんといっても、主役ののんが凄くカワイイ!お顔が可愛い!
この役にピッタリ。服装も黒髪も清楚で良い感じ。
相手役に林遣都。控え目で律儀な青年で、こちらも好印象。
2人がとても微笑ましくて可愛い。

なかなか接近しない処とか、後半の告白からのホテルお泊り・・等も、とっても良かったです。
こういう恋愛映画は好きだなあ。すぐベットインとか、なんかドロドロとかじゃなくて。

★以下ネタバレ★
Aが最後登場、え?中年男性だったの?という驚きの流れは小説と同じ。ただ、それまでの声は中村倫也が担当していました。
小説でも、ホテルの製氷所でのタイトルの「くいとめて」の処はピンと来なくて・・・。それは映画でも同じでした。山場だと思うのだけれど・・。
以上

小説版でも中盤に結構長くローマ旅行・親友宅にお邪魔するシーンがあったのですが、そこがあんまり・・・で、映画でも同じに思ってしまったかも。
あと、ノゾミ先輩とカーターの部分は、さすがに2時間では描き切れなかったのはしょうがないけれど、さらっとだけでした。
小説では凄く面白かったので、ちょっと残念。

小説の感想は、こちら

私をくいとめて (2020/日)
監督 脚本 大九明子
原作 綿矢りさ
出演 のん / 林遣都 / 臼田あさ美 / 若林拓也 / 前野朋哉 / 山田真歩 / 片桐はいり / 橋本愛 / 中村倫也

あらすじ OLみつ子(のん )の脳内には、彼女の行動の方向を指し示す男性型別人格・A(前野朋哉)がいる。彼女が他社の若き営業マン・多田(林遣都)と偶然家の近所で遭遇し・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
おらおらでひとりいぐも
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「おらおらでひとりいぐも」と「わたしをくいとめて」は少し似た処がある作品。自分の頭の中で自分と会話するって部分が。ただ、こちらは70代の女性が主役です。

沖田修一監督作らしい映画になっていました。よくある穏やかなな日常の一コマを、くすっと笑えたり、時に物悲しく見せてくれました。3つ★

原作は数年前に読んだものの、結構忘れてる状態で映画を鑑賞。
文章で難解な方言の文章だけを読むより、映像でおおよそ解る中での方言の方が、ずっと解りやすかったし、個人的により面白かったです。桃子の頭の中に、3人の男(配役が良い!)がいてワイワイと勝手な事を喋っているという設定は、ユニークでした。

田中裕子さんは演技上手なのだけれど、74才より若く見えちゃったかなー。
若い時代を演じたのが、蒼井優ちゃんと東出さん。

本を読んだ時にも思ったのだけれど、こんな気に入った男性と恋仲になれて結婚も出来て、以後ずっと長い間その良い関係を続けられたモモコさんは幸せな人生を送れたよなあーって。

自由を求めて黙って田舎の実家を飛び出した桃子は、都会で自由を満喫するも、その後結婚して子供が出来た事によって自由がなくなる。そして、子供が成人し、夫が亡くなった後、自由を手にする! 
が、孤独と寂しさも一緒にやって来た。
桃子の一人で気ままに生きているものの、たまの淋さ・・・を感じる処とかは、凄い共感しましたよ・・・。

息子とは長年疎遠になっているが故に、ついオレオレ詐欺に引っかかってしまったんでしょうね。
子供が2人育てたが、無意識に長男に甘くしてしまっていたえのでしょう、長女はそれを今でも少し根に持っている・・・。
遠くの子供より近くのホンダだったかな? 笑ったわー。 
久しぶりに娘がやって来たかと思えば、お金の無心・・・。

それでも孫からこっそり聞いた「お母さんがたまに方言になる」で、なんだか嬉しい気持ちになる桃子なのでした。

おらおらでひとりいぐも (2020/日)
監督 脚本 沖田修一
原作 若竹千佐子
出演 田中裕子 / 蒼井優 / 東出昌大 / 濱田岳 / 青木崇高 / 宮藤官九郎 / 田畑智子 / 黒田大輔 / 山中崇 / 岡山天音 / 三浦透子 / 六角精児 / 大方斐紗子 / 鷲尾真知子

あらすじ 故郷から抜け出して東京暮らしを始めた女・桃子(蒼井優 )。気が合った男・周造(東出昌大 )と所帯をもち、ふたりの子をもうけた。夫亡き後、彼女は図書館で本を借り、病院で持病の薬をもらう毎日。
頭の中には3人の男(濱田岳 /青木崇高/宮藤官九郎)が姿を現し、本音を騒ぎ立てる。

小説の感想おらおらでひとりいぐも

・・・・・・・・・・・
ホテルローヤル

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だいぶ前に原作の「ホテルローヤル」は読んでいて、忘れかけたころに映画鑑賞しました。3つ★

この映画といえば、TVの映画宣伝CMで、懐かしい曲「白いページの中に」がかかって、うおーー!!って思ったのだけれど、歌い手さんは別の人だったみたいで、ちょっと残念。

映画は原作と少し違っていたけれど、イメージは結構再現されていたんじゃないかな・・・。作家である桜木さんの父親が経営していたラブホテルが元あった場所(以前ネットで見た)と、ロケ地のホテルとか。
でも、確かホテルの部屋の音を、こっそり聞くなんてシーンは無かったと思うのだけれど・・・。

若かった父と母・・・、そして現在の寂れかけている釧路の町の映像が流れ、物哀しい気持ちになりました。

私が釧路に旅行で立ち寄ったのは1990年でしたが、その頃の釧路は海に洒落た複合施設みたいのが出来たばかりで、華やかで活気がありました。それ以後30年以上再訪していないんですよね・・・。
なので、桜木紫乃さんの書く釧路を舞台にした小説を読むと、30年の年月を感じます・・・。

監督 武正晴
原作 桜木紫乃
脚本 清水友佳子
出演:波瑠 、 松山ケンイチ 、 安田顕 夏川結衣 余貴美子 、 原扶貴子 、 伊藤沙莉 、 岡山天音 、 正名僕蔵 、 内田慈 、 冨手麻妙 、 丞威
あらすじ ラブホテル“ホテルローヤル”。経営者の一人娘・雅代は美大受験に失敗し、渋々ながらも家業を手伝うことに。そんなホテルローヤルには生活に疲れ果てた夫婦や居場所のない女子高生と高校教師など、事情を抱えた男女がやって来る。雅代はアダルトグッズの営業マン宮川への恋心を秘めつつ・・・・

小説の感想
【2021/06/09 14:32】  コメント(4) | トラックバック(2) | 日本映画
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コメント

こんにちは。
「私をくいとめて」は尺の長さを感じさせない面白さでした。
ですが、タイトルコールの怒涛の展開が私には少し厳しかったかも。
それを言ったらこの作品を理解していない、ということになってしまうのかもしれませんが。
ここなつ  【 編集】  URL |   2021/06/10 09:31   |  TOP ▲ |


こんにちは、ここなつさん

そうそう、前作とは「勝手にふるえてろ」の事でした。
私は「勝手に」の方が映画としてはより面白く感じたかもしれません。
でも比較するのは何ですが、のんの方が見ていて目の保養?になるので、そういう点では、こちらの映画の方が良かったかもしれません。
latifa  【 編集】  URL |   2021/06/11 08:15   |  TOP ▲ |


綿矢さんは読んだことがなかったですが、これは読んでみたくなりました。

>後半の告白からのホテルお泊り
「君とはゆっくりでいいから」の台詞が2人の年齢にしては初々しくて、こちらまで赤面しそうでした。
のん&林遣都の配役が成功してますね。
こに  【 編集】  URL |   2021/08/01 10:48   |  TOP ▲ |


こにさん、こんにちは!
綿矢さん、あっという間に読めちゃいます。とても読みやすいですが、人によっては、なんか合わない・・・苦手・・・って思う人も私の周りには、ぼちぼちいる感じ・・・
映画化された作品2つしか見てないのだけれど、確かに小説では、ん??って展開があったりしました。

いやぁー、ゆっくりでいいから~は、私大好きです!!
初々しいカップルいいなあ!!
latifa  【 編集】  URL |   2021/08/02 12:02   |  TOP ▲ |


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