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「天国にちがいない」「サーミの血」「鉄くず拾いの物語」感想
いろんなお国の映画
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天国にちがいない
パレスチナの映画で、ブラックコメディってことで、見てみました。
有名な監督さんらしいのですが、私は初見。
うーん・・・私は、まずまず・・・な感じでした。

監督・主演の男性のルックスが、松尾スズキさんにオーラとか雰囲気が似ていてびっくり。
自宅の柑橘を隣人が勝手に庭に入って取ってる・・・って、え!って思ったら、このエピソードも国の背景(パレスチナとイスラエル)を
暗に表してるとか。他にも、断片的ですが、そういう要素があったみたいです。
テンポはゆっくりで、たまにおっ!と思ったり、ハッとする映像とかもありましたが、2か月前に見たばかりなのに、もう結構忘れているという状態・・・。

あと、久しぶりに、ちょっとだけですがガエル君を見ました。

2019年/フランス/カタール/ドイツ/カナダ/トルコ/パレスチナ
原題 IT MUST BE HEAVEN
監督 脚本 エリア・スレイマン
出演 タリク・コプティ 、 エリア・スレイマン 、 ガエル・ガルシア・ベルナル 、 アリ・スリマン 、 ヴァンサン・マルヴァル 、 ナンシー・グラン


サーミの血
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冒頭、老女が妹の葬儀に行く事になるも、とても冷淡な態度を取っている。故郷の妹はじめ、同族との付き合いは無く、無関係でいたいと思っているのがありあり。何かあったんだろうか・・・と見ているこちらは気になる。

時代変わって、小学生時代。サーミ人学校での様子や、周りから差別を受けている様子が描かれる。
お勉強が出来て、好奇心旺盛なヒロイン。
この狭い世界から出て行って、スエーデンの世界の中で生きてみたいと思っていて、実際に行動に移すのよね。
凄く勇気あるし、アグレッシブ。洗濯物を勝手に拝借、それを着てダンスパーティーに行って、セレブなスエーデン人の男の子と仲良くなる。彼の自宅にいきなり行って暫く滞在させてもらうなんて・・・びっくり。学校にも入り込むし。明らかにすらっと背が高い他の子たちとは違って彼女は小さくて違和感があるけど、でもめげない。

★以下ネタバレ★
一旦は実家に戻るも、そこから出て行って、教師になり、スエーデン人の結婚し息子や孫にも恵まれる人生だった様で、それまで凄く苦労や努力もしてきたんだろうなあ・・・。でも自分のやりたい事をやった後悔の少ない人生だったはず。以上

そういえば、10年位前に「ククーシュカ」っていう映画を見たっけ。あれもサーミ人だったそうです。同じサーミ族でもフィンランド―ロシア海岸地方で生活してるお話で、こちらはトナカイ放牧を生業にしている山岳部族だそうです。

現代は、ヘリコプターやバイクを用いて近代的に暮らしている様ですね。アイヌの唄に何故かちょっと似た“ヨイク”という唄も効果的に使われていました。

サーミの血 (2016/スウェーデン=デンマーク=ノルウェー)
Sami Blood
監督 脚本 アマンダ・シェーネル
出演 レーネ=セシリア・スパルロク / ミーア=エリーカ・スパルロク / マイ=ドリス・リンピ / ユリウス・フレイシャンデル / ウッレ・サッリ / ハンナ・アルストロム

・・・・・・・・・・
鉄くず拾いの物語
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これは・・・キツイ・・・・。
実際に体験したご本人たちが演じているとのこと。
貧困のとあるロマ族の家族。
夫は戦争に行ったのに何の保証もないそうで、鉄くず集めをしてやっと生活している。

★以下ネタバレ★
妻は妊娠中だったが(この貧困暮らしの中、また妊娠しちゃうってのが・・・  避妊しないのか、避妊具が買えないのか・・)
ある日、お腹で赤ちゃんが死んでしまい、その手術を受けなくては危険なのに、お金や保険証が無いから病院で断られる。妹の保険証を借りてやっと処置してもらえた・・・。家に帰ると電気が止められて寒い。。

いやあ・・・どん底です・・。でも子供2人は明るく元気だし、家族仲も良い。最後は薬代を作るために、車をつぶして鉄くず屋にもっていく・・・というところで終わってます。
以上
かっぷくのいい妻、美味しそうなお料理を作ってましたね。
ちなみに、この映画公開の後、彼らにも保険証がもらえたそうで、良かった・・・。

鉄くず拾いの物語 (2013/ボスニア・ヘルツェゴビナ=仏=スロベニア=伊)
監督 脚本 ダニス・タノヴィッチ
出演 セナダ・アリマノヴィッチ / ナジフ・ムジチ / セムサ・ムジチ / サンドラ・ムジチ
【2021/09/25 08:19】  コメント(2) | トラックバック(1) | 国籍微妙・他国
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コメント

こんにちは。
あまり映画で描かれることが少ない土地と民族の作品だったので、興味深かったです。
同化政策って本当に悲劇しか生みませんよねぇ…
ここなつ  【 編集】  URL |   2021/09/27 14:39   |  TOP ▲ |


ここなつさん、こんにちは!
この映画を見なかったら、サーミ族のこととか、全然知らないままだったと思います。

同じサーミ人の姉妹でも、妹は金髪で色白で細身、お姉さんとは外見が
違っていましたよね。同じ両親から産まれた姉妹だろうに。
もちろん、考え方も全然違っていて、
それぞれ生きたい様に生きられるのが良いですね。
latifa  【 編集】  URL |   2021/09/27 21:27   |  TOP ▲ |


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「サーミ・ブラッド」(邦題「サーミの血」)第29回東京国際映画祭
ここなつ映画レビュー (2021/09/27 14:37)
コンペ作品。作品は審査委員特別賞を受賞し、主演のレーネ=セシリア・スパルロクは主演女優賞を受賞した。スウェーデン映画。監督はサーミ民族の血を引くアマンダ・ケンネル。素晴らしい作品であったのは間違いない。力強く問題点をえぐり出す。女優レーネ=セシリア・スパルロウも素晴らしかった。受賞も納得である。ただ…観て良かったと思える作品であるのは間違いないのだが、どういう訳か私の中に違和感が残ってしまっ...


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