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「MISS ミス・フランスになりたい!」「マティアス&マキシム」「レ・ミゼラブル」「イゴールの約束」ネタバレ感想
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このところ見たフランス映画4本
MISS ミス・フランスになりたい!
勝手に実話だと思い込んで見たら、なんと実話じゃなかったことに見終わった後知り、ガッカリ・・・。

「幼い頃からの夢を叶えるために“男性であることを隠しながらミスコンに臨む」
主人公アレックスを演じたのは、パリでユニセックスモデルとして活躍しているアレクサンドル・ヴェテール。

主人公の子が綺麗で、その人の魅力だけで2時間持ったって感じかなー
他のエピソードは特に・・・。 一緒に住んでいるマダムとか移民とかのメンバーや、ボクサー仲間の話も、なんかどれもイマイチ・・・。

近年、ミスコンについての意義とかが問われる様になって、そのあたりの事も当然沢山触れられていました。
ミスコンにノミネートされた女性達の旅行かねての研修?みたいのとか、色々大変そうですね・・・。

そういえば昔は日曜の夕方とかに、今年のミスワールドに選ばれた人達の様子みたいのが特番でやっていて、へーって見てたものですが、大学のミスコンも縮小して行ったり、様変わりしていますね。

MISS ミス・フランスになりたい!2020/フランス
出演:アレクサンドル・ヴェテール、イザベル・ナンティ、パスカル・アルビロ、ステフィ・セルマ
監督・原案・共同脚本:ルーベン・アウヴェス

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マティアス&マキシム
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見ながら雰囲気や音楽とか色々「君の名前で僕を呼んで」に少しだけ雰囲気が似てるなーと思っていたら、見終わった後に、その映画に触発されてドラン君が作ったと知って納得。オゾン監督も最近そういう新作を発表されたそうで、そちらも楽しみ。

前半は仲間とのパーティシーンが多いし、おばちゃん軍団とか、ドラン君おなじみのママとのバトルとか、騒々しいシーンが多くてちょっと疲れた・・・。

でも、なんといっても
★以下ネタバレ★
後半で一晩だけのキスシーンが凄いですねー。窓にペンキ除け?薄いビニールシートを貼ってあるお部屋で、情熱的で名演技でしたよー。
オーストラリアへ行って仕事を紹介してもらうのに絶対必要な書類を、なかなかマティアス父が送ってくれなくて困り果ててたら、なんと・・・わざと止めてたのね。
ラストは出発の為にドアを開けたら、友達、マティアスがいました。この後、彼らの人生はいかに・・・
私の予想では、多分、この後25年程は、あれは一晩だけのこととして、それぞれ別のごく普通の生活を送る気がするなあ。マティアスは子供が2人位出来て、仕事も多忙で・・・。そして60才位になって子供も成人し、人生ひと段落してからはどうなんだろう? 
この仲間は細く長くずっと縁が切れずに続いて行くだろうね。
以上

どうして本作は顔の半分にあざがある設定にしたのかしら?

マティアス&マキシム (2019/カナダ=仏)
Matthias et Maxime
監督 脚本 グザヴィエ・ドラン
出演 ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス / グザヴィエ・ドラン / ピア・リュック・ファンク / サミュエル・ゴチエ / アントワーヌ・オリヴィエ・ピロン / アディブ・アルクハリデイ / ハリス・ディキンソン / アンヌ・ドルヴァル / ミシュリーヌ・ベルナール / マリリン・キャストンゲ / カトリーヌ・ブリュネ / カミーユ・フェルトン

あらすじ マティアス(ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス)とマキシム(グザヴィエ・ドラン)は30歳の幼馴染。彼らはパーティーの席上で、友人エリカ(カミーユ・フェルトン)の撮る短編映画で男同士のキスを演じる羽目になり、そのときより友情を超えた感情をお互いに感じ始める。マティアスには婚約者がいて、マキシムもオーストラリアに旅立とうとしていた。

・・・・・・・・・
レ・ミゼラブル
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治安の悪い地区の様子が中盤までドキュメンタリー風に描かれる。
こんなところに育ったら、まともに育つのは厳しいだろうなあ・・・。
そして後半。最後の20分間位、すごい迫力だった・・・。

★以下ネタバレ★
警察3人組の内のアフリカ系の人がイッサの顔にゴム弾銃を放ってしまう。それをメガネの少年がドローンで撮影していた。それを隠蔽しようとする警察。ステファンだけは病院へ!とか正義の行動を取ろうとするんだけど・・・。結局ライオンの子供は無事戻されるし、イッサの怪我も軽くて済んだんだけど、その後、イッサを頭とした大勢の少年たちが暴徒化し、警察3人組を襲う。
最後のシーンは、ステファンが今火炎瓶?を投げようとしているイッサを止め、拳銃を向けてるシーンで終わります。
あの後、どうなったんだろう・・・ 
以上

レ・ミゼラブル (2019/仏)
Les Misérables
監督 脚本 ラディ・リー
出演 ダミアン・ボナール / アレクシ・マナンティ / ジブリル・ゾンガ / ジャンヌ・バリバール / イッサ・ペリカ / アル・ハッサン・リ / スティーヴ・ティアンチュー / アルマミ・カヌーテ / ニザール・ベン・ファトゥマ

あらすじ パリの郊外、モンフェルメイユの街に、新たに赴任した警官ステファン(ダミアン・ボナール)は、犯罪防止班の先輩警官らと街のパトロールへ出かけるが、移民たちや低所得者などが多く暮らす街は治安が悪かった。
ある時、イッサという少年がサーカス団ライオンの子供を盗んだ事がきっかけとなって、大きなトラブルに・・・

・・・・
イゴールの約束
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ダルデンヌ監督の初期の作品。
今になって初めて見ました。96年作品ということもあって、色々懐かしい。
今ならスマホですぐ検索する処を書物で探すシーンとかね、その他色々。
15才だったレニエ君、結構美少年系だったんだね・・・。あと、オリヴィエ・グルメおじさんが、まだ若い!

不法移民を扱うヤバ目の仕事を請け負っている親子。
父親がアレだから、息子もそれに従ってるっぽい・・・

★以下ネタバレ★
でも、アフリカから来たご夫婦と赤ちゃん一家の大黒柱である父親が作業中高い処から落ちてしまい、その時点では即死ではなかったのに、救急車も呼ばず、表沙汰になるとやっかいだから・・と、そのまま見殺しにして、なんとコンクリートで埋めて隠蔽しちゃう。
元々イゴールはその若妻さんに好感を持ってるみたいだったし、その事件以来、父親の言う通りではなく、自分で思ったように勝手に動く様になる。
ラストは、若妻さんを親類がいるというイタリアの町に連れて行くのかな・・・って処で終わっていました。
あのダメ父とは縁を切った方がいいよ。お母さんがいないイゴールは、赤ちゃんに優しく接するあの女性に少しそれを重ねていたりしたのかな・・・。
 以上

イゴールの約束 (1996/仏=ベルギー)
La Promesse
監督 脚本 リュック・ダルデンヌ / ジャン・ピエール・ダルデンヌ
出演 ジェレミー・レニエ / オリヴィエ・グルメ / アシタ・ウエドラオゴ / フレデリック・ボドソン / ラスマネ・ウエドラオゴ

あらすじ 15歳の少年イゴールは、外国人不法就労者の売買を営んでいる父を手伝いながら自動車修理工場で働いていた。
ある日、父が斡旋した黒人労働者アミドゥが現場で事故にあい重傷を負ってしまう。(1996年カンヌ国際映画祭国際芸術映画評論連盟賞、1997年LA批評家協会賞 外国映画賞
【2021/10/02 09:54】  コメント(9) | トラックバック(3) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

>latifaさん

こんばんは。
フランス映画、たくさんご覧になったのね♡
「イゴールの約束」が気になるぅ~。

「マティアス&マキシム」
あの窓から見えるキスシーンは情熱的でドキドキしたよねぇ。
自分の気持ちに気づいてからはちょっと距離をとってるみたいで、二人きりのシーンが少なかったから、よけいに情熱的に感じたわ。

痣のこと、監督が説明してる記事によると、“彼が友人たちといかにリラックスして幸せな時間を過ごせているか”を強調するためですって。「とても目立つのに、友人たちは誰もあざのことに触れない。それは彼らがマキシムを受け入れている証拠なんだ・・・ということらしいですよーー。

彼らの将来、latifaさんの想像楽しく読んだわ。どんな未来が彼らを待っているか、想像させるラストシーンだったよね。
  【 編集】  URL |   2021/10/02 19:04   |  TOP ▲ |


『レ・ミゼラブル』はラストの小説の一小節が全てを物語っていましたね。

友よ、よく覚えておけ。
世の中には悪い草も悪い人間もいない。
ただ育てる者が悪いだけだ。

大人が子供の手本にならないと!
改めて一人の大人として思いましたよ。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2021/10/02 23:54   |  TOP ▲ |


そうなの、無料配信1か月会員になったから、この機会に見ちゃえって思ってね。
でも、どれでも(見放題の中なら)見れるってなると、なーんか段々お腹いっぱいになってきちゃって、このところ食傷気味に(わがまま)

イゴール
若い時のオリヴィエ・グルメさんはアレだけど、むしろ現在の方がカッコよくなってる気がしたよ。

マティアス~
あざの事、教えてくれて、ありがとう!凄く嬉しいです。気になっていたんだー。
そうかぁ、そういう事だったのね。
友達の息子さんがお顔に生まれつきアザがあったんだけど(20数年前) 大きい病院でレーザーだったか、、なんだかをあてる方法を取ったら、綺麗に無くなったよ。
latifa  【 編集】  URL |   2021/10/03 11:12   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。

そうそう、そうなんです。
あの最後の一節が画面に浮かび上がって、凄い〆だなあと感心しました。
どうやって締めくくるんだろう・・・と思いきや、こうきたか、と。
latifa  【 編集】  URL |   2021/10/03 11:14   |  TOP ▲ |


どれも観たくなりました( ..)φメモメモ。
いつも素敵な映画の紹介ありがとうございます!
こに  【 編集】  URL |   2021/10/04 09:16   |  TOP ▲ |


こんにちは。
「マティアス~」の方ですが、ドラン監督のいい所が出た作品だったと思います。
切なくて、ちょっと苦くて、でも希望は忘れない…
若い男の子たちのああいう雰囲気はとても良かったですよね。
マキシムが主役ですが、私はマティアスの心の襞を丹念に描いている(湖での遠泳とか)ところもとても良かったと思います。
ここなつ  【 編集】  URL |   2021/10/04 17:59   |  TOP ▲ |


すみません、一度に書けば良かったのですが、「レ・ミゼラブル」…
私はこの作品とてもとても好きなんですね。
フランスの郊外の問題を抱えた町の描写がすごく真に迫っていて、それがまた良くて…
この年に鑑賞した作品の中でも上位な作品でした。
ここなつ  【 編集】  URL |   2021/10/04 18:03   |  TOP ▲ |


こにさん、こんにちは!
いえいえ、こちらこそ、いつもこにさんのブログを参考にさせてもらっています♪

うーん、、、でもなあ、、、これらの中で、こにさんにオススメ!って胸を張って言える映画
あんまり無いかもなあ・・・
latifa  【 編集】  URL |   2021/10/05 08:03   |  TOP ▲ |


ここなつさん、こんにちは!
2つコメント、お手数おかけしちゃって・・でも嬉しいです、ありがとうございました♪


>マキシムが主役ですが、私はマティアスの心の襞を丹念に描いている(湖での遠泳とか)
そうそう。私はマティアスの方が揺れる気持ちや、普段の生活の中でも、大丈夫かしら・・って位に動揺しているのが解ったのですが、むしろマキシム側の動揺描写はマイルドだった印象です。

「レ・ミゼラブル」
ここなつさんちで、その年のベスト10にランクインしていましたね。
私は昔モロッコにハマってた時があって、その時の友人が20年位前からパリ近郊に住んでるんですね(子持ちの主婦になってます)なので、こういう作品は真剣に見てしまいます・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2021/10/05 09:10   |  TOP ▲ |


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「マティアス&マキシム」
Slow Dream (2021/10/02 19:06)
マティアスとマキシムは、友人のパーティである短編映画の撮影に参加することになり、そこでキスシーンを演じることになってしまう。 幼なじみである二人、婚約者のいるマティアスは、自分の中に目覚めた親友へのこれまでとは違う感情に戸惑いを隠しきれない。 一方、マキシムも思いを告げぬままオーストラリアへ旅立つ準備をしていた。 別れが目前に迫る中、本当の思いを確かめようとするマティアスとマキシムだったが……。


「マティアス&マキシム」
ここなつ映画レビュー (2021/10/04 17:59)
これは珠玉の青春譚だ。監督がグザヴィエ・ドランであることがバイヤスをかけてくる可能性はある。だが、それとても母子関係や性同一性の問題が要所をまとめるに過ぎない。「過ぎない」と書いてしまえる位に、単純に青春譚なのだ。誰でも背負う家族関係や、自分では制御の効かない恋心を描いた青春譚なのである。学生時代の仲間たちが別荘に集まってわちゃわちゃやるのも素敵だし、パーティーの風景やその中でのメンバーの立...


「レ・ミゼラブル」
ここなつ映画レビュー (2021/10/04 18:00)
私はこの手の作品が大変好きなのである。この手のってじゃあどんな手?と聞かれるとすぐに明確には答えられないのだけれど、かつては繁栄していたけれど時と共に寂れてしまった街(最初から寂れていても可)、それに伴いならず者が肩をいからせ通りを闊歩する街で、市井の人々が現状に抗いながらしかし為す術もなく生きて行く話。特に若者がそのやるせなさや諦観に身を委ねつつ、それでも日常が回って行く、そんな様を描いた...


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