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「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」ネタバレ感想
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10年前5つ★をつけた「ヤコブへの手紙」の監督、同じおじいさん俳優が出演。
本作も、かなーり好みの映画でした。4つ★半

まずは場所が素敵! 秋のヘルシンキ。路面電車が行き来する石畳に面した画廊とカフェがメインのロケ地。
実は13年前に全く同じ時期、徒歩すぐの場所に行った事があって、それだけでぐっと来ちゃいました。

孫君といい、爺ちゃんといい、かなりつっけんどんで愛想が無い。
後半、まだ小学生低学年くらいの頃の孫君の写真が一杯あって、その頃は祖母も健在で頻繁に遊びに来ていたことが解ります。
祖母はきっと気のいい社交的な人だったんだろうなあ。お店も買い付けは爺ちゃん、接客は彼女が担当して繁盛していたのかも。
孫君の商才は、ばあちゃんの遺伝なのかもしれん(って勝手な想像し過ぎ・・)

確かに主役である爺ちゃん、ダメだよなあーって思う処は多々ある。
娘さんの立場になったら、ユルセンおやじではある。

見終わった後調べたら、あのカフェは、フィンランド最古のカフェ「エクベリ Ekberg 1852」だそうです。
素敵だなあ~ こういうカフェ大好きですよ。お持ち帰りも出来るデニッシュみたいな菓子パンも素晴らしいしー。

孫君は、やる気がない割には、最初の店番で爺ちゃんが裏につけていた値段表よりも更に高い値段で絵を売るわ、キリストの絵を探す時も、亡くなった方の住所を突き止め、ホームに突撃訪問し、あの絵が載っている本を見つけ出す。

★以下ネタバレ★
そしてサインが無い理由をダメ元で、スエーデンの美術館にメールで問い合わせしていたのよね。
レーピンがサインしなかった理由、「絵は元々聖画にするつもりだったため"誇示より謙虚を選んだのでは"」っていうのも、素敵ー!って思っちゃったなあ。
ただなあ、確かに娘への扱いはかなり酷い。昔も酷いが、現在もお金の無心って・・・ 娘の立場になるとホントキツイわ・・・。
娘から縁切りされ、画廊も多くの絵画も全て処分して自宅にいたところ、オットーの受け入れてくれた職場側の評価シートが届いていました(受けた側からの評価も届くのね?)
オットーは5点満点中6点で!!というマークもつけてくれてました。そっけない態度取ってたけど、そんな風に評価してくれていたんだね・・泣
で、爺ちゃんお亡くなりに・・・。その後例の意地悪そうなオークション元の男性が、爺ちゃんのあの貴重な絵を返品させようとしますが、孫君やご近所の画廊のおじちゃん(この人も良い人だったよなあ)が阻止し、絵の裏には遺言書の封筒があって、そこには孫に渡す事が書かれていました。あの孫君なら近い将来、高値で売買してくれるはず。
以上

孫君が窃盗罪と言われた事(安く買った洗剤を定価で売った)ですが、もしかしたら、ヘルシンキからフェリーで海渡ってすぐの場所がエストニアで物価がフィンランドより、凄く安いんですよ。同じ商品が全然違う値段で売られているので、それを利用したのかも・・・なんて思いました。

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 (2018/フィンランド)
Tuntematon Mestari
One Last Deal
監督 クラウス・ハロ
脚本 アナ・ヘイナマー
出演 ヘイッキ・ノウシアイネン / ピルヨ・ロンカ / アモス・ブロテルス / ステファン・サウク

あらすじ フィンランドで画商を営むオラヴィは高齢で店を畳む事も考えつつ「最後に名画にかかわりたい」と願っていた。あるオークションの下見でサインが無い作者不明だが、名画に違いないと直感する絵に目が止まる。
その頃、疎遠だった娘レアから窃盗の補導歴のある息子オットーを「職場体験授業」で預かってほしいと頼まれ・・・
【2021/09/30 13:47】  コメント(2) | トラックバック(1) | 国籍微妙・他国
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コメント

こんにちは。

latifaさんの感想、楽しく拝見しました。私もこの作品大好きです。

芸術のこと以外はダメじゃん!なお爺ちゃんだけど、孫とのコンビ良かったよね。
ふふ、孫ちゃん、なかなかやるよね(笑)

おおっ!あのカフェ、そうだったのね、お持ち帰りのあの箱も可愛かったなぁ。
というか、latifaさんは、舞台になった場所の近くまで行ったことがあるのね!すごーーい。
同じ季節だったら、なおさら、映画の雰囲気にぐっときちゃったでしょうね。

最後、意地悪なあの男性にやられちゃってどうなるかと思ったけれど、ヨカッターー!!って、スッキリしましたよね。
ラストシーンの風景もまるで一枚の絵のようでとっても印象的でした。

  【 編集】  URL |   2021/09/30 15:52   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!
コメントありがとうー。

やっぱりヨーロッパのこういう路面電車とか石畳とか古い建物とか好きだなあー
最近はコロナで全然カフェとかも行ってないので、なおのこと、こういう処で美味しいお菓子や
菓子パンとお茶したいなぁーって思っちゃったわー。

そうそう、あの意地悪な男性に、かっさわれたらどうしよう・・って思ったけど
お孫ちゃんや、仕事仲間のおっちゃんがストップかけてくれてよかった。

13年前に家族旅行で、ヘルシンキとエストニアのタリンに行ったのよ。(フェリーで海渡るとすぐなの)
でも私ったらヘルシンキで1日具合悪くて寝込んじゃって、あんまり思う存分観光出来なかったの。悲しいー。
latifa  【 編集】  URL |   2021/10/01 13:49   |  TOP ▲ |


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「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」
Slow Dream (2021/09/30 15:54)
年老いた美術商オラヴィは、商売も思うようにいかずそろそろ店を閉めようかと思いながらも・・・・最後に名画にめぐり合いもうひと花咲かせたいと願っていた。 そんな彼のもとに、音信不通だった娘から電話がかかってくる。問題を起こしたため、どこも職業体験に雇ってくれない孫のオットーをオラヴィの店で使ってくれないかという。 ある日、オークションハウスで1枚の肖像画に目を奪われたオラヴィは、署名は無いが名...


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