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ネタバレ感想「エンドレス・ポエトリー」「レニーゼと光のアトリエ」
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南米映画2本。
エンドレス・ポエトリー

ホドロフスキーの自伝的作品『リアリティのダンス』の続編
まだ続編、作るのかな・・・?
監督さん、ご高齢になってもお元気で、すごいなあ。

リアリティのダンスを見ていて、この作風に慣れたせいか、そこまで衝撃とかは感じなかったかな。
オペラを歌うような喋り方の豊満なお母さんが印象に残ってましたが、本作でも登場。
ちなみに初恋の女性と母役の女優さんは同じ人が二役を演じていたんですね。言われないと全然解らなかったわー。
ちょっと一目ぼれする相手にしては、おばちゃんっぽいなあ・・・って思ったのだけれど、そういう訳だったのか。

若きホドロフスキーを演じるのは『リアリティのダンス』にも出演した末の息子、アダン・ホドロフスキー。
若いアーティスト仲間で、ワイワイ楽しく青春時代を過ごせて良かったね、って思ったかな。
つい1か月前に見たのに、もう結構忘れていることに驚き・・・。普通に面白く見たんだけど・・・。

エンドレス・ポエトリー
2016/チリ
監督 脚本 アレハンドロ・ホドロフスキー
出演 アダン・ホドロフスキー, パメラ・フローレス, ブロンティス・ホドロフスキー, レアンドロ・ターブ, イェレミアス・ハースコヴィッツ, アレハンドロ・ホドロフスキー
内容  ホドロフスキー一家は、故郷トコピージャから首都サンティアゴへ移住。青年に成長したアレハンドロは、抑圧的な両親から逃れ、自分の道を表現したいともがいていた。ある日、芸術家姉妹の家を訪れたアレハンドロは自由なアーティストたちを目の当たりにする。

・・・・・・・
ニーゼと光のアトリエ
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ブラジル映画って、ギャングだったりスラムみたいなのは見た事があるけど、それ以外のは見るチャンスが無いので見てみました。実話なんですってね・・・。

昔の精神病院の治療法って、びっくりするような怖い事やってたのよね・・・ロボトミーとか・・
しかもビックリするのは、あんな野蛮な手術法がノーベル賞に選ばれていたとは、恐ろしいです。
(ロボトミー 1949年、ノーベル生理学・医学賞を受賞したのは、ポルトガルのエガス・モニス)

ニーゼを演じた女優さんが見るからに信頼できる良いお医者さんって感じでいいわー。
彼女は辛抱強く患者たちに向き合って頭が下がる。
バスで自然溢れる場所に外出させたり、絵を描く事で精神的に落ち着かせる様にしたり、とても頑張っていて・・・。
でも、最初の頃なんて、患者から飛びつかれたり、怖い目にも遭ったり・・・ 命がけよね・・。

ラスト、老人になってからの実際の彼女が写る。声はまだまだハリハリして力強かった!

ニーゼと光のアトリエ (2015/ブラジル)
Nise - O Coracao Da Loucura
監督 ホベルト・ベリネール
脚本 ホベルト・ベリネール
撮影 アンドレ・オルタ
出演 グロリア・ピレス / シモーネ・マゼール / ジュリオ・アドリアォン / クラウディオ・ジャボランディ / ファブリシオ・ボリヴェイラ
【2021/10/26 10:16】  コメント(0) | トラックバック(0) | 南米・ブラジル映画
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