良い映画でしたが、アカデミー賞を取る程かな・・・?

よくありそうなお話です。大げさなシーンも無く、映像も綺麗で、音楽も盛り上げようとか出過ぎた処が無くて、自然な映画だなという印象。好感持てる作品でした。
役者さんは全員良かったです。子役の男の子が特に私は良かった。
時はレーガンが大統領だった1980年代。
見終わった後、この家族は今はどうなっているんだろう?と思いをはせました。
子供達、今彼らは当時の自分の親よりも年上になっているはずです。
こういう作品にありがちな、差別的な現地人とか、悪意を持つ人物が全然出て来なかったですね。
昔は、そうだったのかしら・・・
信心深い近所のおじさん、教会で知り合った息子君の友達・・・etc..
お父さんは自分の成功したところを息子に見せたいとかって、ここで成功するまで頑張ると強い意志があって、お母さんは心臓にネックがある息子を心配し、色々不便で将来が見えない今のここでの暮らしより、カリフォルニアで生活したいと願っています。解るなあー、こういう夫婦の考え方の差異って。私は断然お母さんに同意派。
お母さんの母であるおばあちゃんがやって来ますが、あんまり家庭的な人ではないのがミソ。
子供らに「料理出来ない」って、、、びっくり。
韓国の主婦って、めっちゃ料理作るの上手いってイメージあるんだけど・・・それともアメリカ風の料理は全然出来ないって意味だったのかな?
アカデミー助演女優賞に選ばれた、ユン・ヨジョンさん。
何度も言いますが、昔、韓国ドラマで下町のオバチャン役だったあの人が、まさかアカデミー賞を取る日が来るとは・・・・。壇上等での堂々たるスピーチやインタビューのエピソードも立派で・・・凄い人だったんですね・・・。
尚、本作は、映画会社「A24」とブラッド・ピットの会社「PLAN B」が提供しているアメリカ映画だそうです。
★以下ネタバレ★息子君の心臓の穴はだいぶ塞がって来ていて、自然治癒の期待が持てそう(ちなみに私の弟も小さい頃、同じだったんですけど、問題無くなりました) 医者に今の環境が合ってるみたいだから、このままの暮らしを続けるように言われる。離婚話が出てた夫婦だけど・・・・・
で、夫の作った野菜は、この病院のある場所(なんと5時間かかるって・・・)の店屋で置いてもらえるって事になったんだけど、家に戻って来たら、おばあちゃんがゴミを空き缶で焼いてるのが乾いた草に引火し、食物倉庫が焼けちゃってた。私てっきり家も全焼したかと思ってたら、トレーラーハウスの茶の間、一部無事だったようで、良かった・・・。家族全員ごろ寝しており、おばあちゃんも椅子に座っていた 以上
ミナリ (2020/米)
Minari
監督 脚本 リー・アイザック・チョン
出演 スティーヴン・ユァン / ハン・イェリ / アラン・キム / ノエル・ケイト・チョー / ユン・ヨジョン / ウィル・パットン